ニキビの原因とは？思春期ニキビはどうして出来る？

たくさんの人が一度は通る、『思春期に出来てしまうやっかいなニキビ』。
男性でも女性でも、中学生や高校生のときに体験したことがあるのではないかと思います。では、どうしてたくさんの人に、『思春期ニキビ』が出来てしまうのでしょうか？

思春期はホルモンの分泌量が増える

思春期といえば、子供から大人に成長していく時期ですよね。これは、第二次性徴と呼ばれ、急に背がグっと伸び、髭が発生、筋肉が発達し、声変わりする。女性は、乳房が発達し、ウエストがくびれてヒップがふっくらしてきます。この、体が大人に変化していくタイミングで、男性にも女性にも、一時的に男性ホルモンの分泌が多くなることがあるのです。

男性ホルモンの働きが活発になりすぎると皮脂量が増える

男性ホルモンには、皮脂腺を刺激して働きを活発にし、皮脂を分泌させる働きがあります。
適量ならば良いのですが、過剰に分泌される男性ホルモンの働きにより、皮脂も過剰に分泌されてしまう・・・ニキビにとって皮脂の過剰分泌は大きな原因の一つですから、結果、思春期にニキビがたくさんできてしまう人が多いのです。

思春期に出るニキビは、二次性徴という人間にとって必要不可欠な成長が原因ですから、根本的な治療はなかなか難しいのが現状です。その代わり、その時期が過ぎると自然とニキビは改善し、ほとんどの場合で皮脂の過剰分泌も収まってきます。

思春期には肌を清潔に保つ努力を！

根本的な治療は難しいけれど、実は、思春期ニキビは正しくケアを行うことでニキビを大幅に軽減させることが出来ます。この種類のニキビに必要なのは、肌を清潔に保ち、水分と油分のバランスを保つことです。

洗顔のしすぎは逆効果

思春期のニキビケアというと、とにかく皮脂を取り除いて、さらさらのお肌を保つ！なんていうケアがありますが、これは逆効果。
そもそも皮脂の役割は、お肌を乾燥から守ること。きれいさっぱり皮脂を取り除いた肌は、乾燥を防ぐために更に皮脂を出し、お肌を守ろうとするのです。ですから、皮脂を取れば取るほど、肌は皮脂を分泌するのです。

思春期にきびをケアする方法をご紹介します

まず、きめ細かな泡で肌を擦らない様に丁寧に洗顔した後、化粧水を使って肌を保湿します。水分を補うことで、肌を乾燥から守ってあげましょう。
肌が手に吸い付くようにもっちりとしてきたら、十分に潤いを補給できた証拠。

次に、乳液かクリームを使って、先ほど肌に入れた水分が蒸発しないようにフタをします。
まずは手の平に伸ばして暖めてから、肌を押さえるように馴染ませていきましょう。
乳液もクリームも使わないでいると、せっかく化粧水で保湿しても、すぐに乾燥してしまい、結局皮脂の分泌を促してしまいますので注意！

ニキビ改善のためには、自分のニキビの原因を知ることがとても大切です。原因に応じた対処法で、肌に優しいニキビケアをしていきましょうね♪

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