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腹部膨満感を解消するには?便秘が引き起こす「ぽっこりお腹」



悩む女性
 
便秘になると、頭痛・倦怠感、食欲不振、めまい・イライラ、注意力散漫、吹出物・肌あれ、痔などいろいろな症状があらわれてきますが、腹部膨満感といった症状もあらわれてきます。


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特に左下腹部に膨満感や痛みを覚えたりすることもあります。

 

ポッコリお腹になる便秘の原因とは

便秘でポッコリお腹になり腹部膨満感がでてくるのには、大腸で水分の吸収量が増加し、便の中の水分が減っても便が硬くなり、排泄しにくくなるという理由と、大腸のぜん動運動が低下してしまって便の大腸内での動きが悪くなってしまうといった理由が考えられます。
さらに排便を何度も我慢しているうちに排便反射が弱くなってしまっているということも考えられます。

女性に多いポッコリお腹は、腹筋などの筋力が弱いため、大腸のぜん動運動がうまくいかないことが原因となっている場合も多くあります。
繊維質のものが多い食事等を摂ることがお奨めで、適度な運動も効果があります。

 

ポッコリお腹は、腸にガスがたまっている

ポッコリお腹は大腸内に滞留してしまった便自体による膨満感と、その滞留便が異常発酵するガスで大腸が膨張している状態が重なり、それが外から見るとお腹がポッコリ出ているような状態になっています。
便を出せずにいると、より滞留便が長い間異常発酵を繰り返すので、なおさら症状が悪化してしまいます。

特にオナラが恥ずかしいからと我慢していると、大腸に余分な圧力がかかりますし、ガスにより腸内環境はますます悪化していってしまいます。

 

適度な運動や食生活・生活リズムの改善を

異常発酵のガスが出ている場合は、運動も大切な治療法になります。また、腸内環境が乱れているので、腸内環境を整えることも大切です。腸内環境を整え、腸運動を刺激して解消していきます。

腸は自律神経の影響を受けやすい所なので、睡眠時間等、日常の規則正しい生活リズムの乱れも悪影響を及ぼしてしまいます。睡眠をきっちりとり、バランスがよい食事を心がけることも重要で、寒天や昆布などの水溶性食物繊維を多めに摂るとよいでしょう。

なお、便秘が改善しているのにお腹がぽっこりしたままという場合には、骨盤のゆがみからくる腸下垂など別の原因も考えられますので、医療機関を受診するようにしましょう。

 

ポッコリお腹で特に膨満感を感じる左下腹部

人間の消化器は、食道・胃・十二指腸・小腸を通って、大腸に至り、その間に消化され老廃物が肛門より排出されます。大腸は、大きく分けると小腸から出たばかりの盲腸、その後の結腸、そして肛門手前の直腸に分けることができます。

小腸で栄養成分が吸収された後、小腸の最後の部分である回腸からでてきた流動物は、大腸の一番最初の部分である盲腸に入ってきます。盲腸には消化されていないものや胆汁や膵液、小腸粘液、水分が入ってきますが、水分が多く取り除かれて、便になる前段階まで進みます。その後、盲腸を出て結腸に入ると時計回りに上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸と経て、直腸に至り、便として排泄されます。

 

膨満感のある場所は便が詰まりやすい場所

この過程で便は粥状からどんどん硬くなっていき、直腸では排泄される時のような硬さになっていますが、便秘になると動きが悪いために、直腸の前のS状結腸や下行く結腸でも硬い便がつまったりしてきます。さらに大腸にはねじれて細くなりやすかったりして便がつまりやすい箇所がいくつかあります。

便が詰まりやすい場所としては、肛門から上手く便が排泄できないために直腸、さらに直腸の手前で曲がっているS状結腸、その前の下行結腸、横行結腸から下行結腸にうつるカーブの部分等となっています。つまり体内で便は時計回りで運ばれていきますが、特に便がつまりやすい部分は、左下腹部になります。そしてここに膨満感を感じることが多くなります。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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