どくだみ茶の効果・効能と作り方

どくだみという植物をご存じでしょうか。
道路脇や公園など多くの場所に自生している小さくて白い花を咲かす植物で、雑草として除去したり、子供の頃おままごとに使用したことのある人も多いことと思います。
しかしそんなどくだみには、驚くべき効能がたくさんあるのです。
どくだみを使用した食品で最も摂取しやすくて身近などくだみ茶についてご説明していきます。

どくだみは日本三大薬草の一つ

どくだみ茶の原料であるどくだみは、ゲンノショウコ、センブリと並ぶ、日本三大薬草の一つとされています。
5月から7月に白い小さな花を咲かせますが、特に7月の土用の頃になるとその成分が最も濃くなることから、この頃に採取したどくだみが、主にお茶として流通しています。

乾燥させたどくだみは、お茶だけでなく薬や入浴剤、化粧品としても使用することがあることから、その用途は多岐に渡りますし効能もとても幅広いものです。

自宅でどくだみを育てようと道端のどくだみを引き抜いて庭に植え直すと、繁殖力が強いので、あっという間にどくだみが増えて、庭中がどくだみ畑のような状態になったことがある人もいるのではないでしょうか。庭先だけでなく、アスファルトのひび割れや、コンクリートと地面の隙間など、小さくて厳しい場所でも力強く繁殖する力のあるどくだみは、その逞しさに相応しい様々な効能を持っていることから、十薬とも呼ばれています。

古くから日本では薬やお茶としてだけでなく、山菜として天ぷらにして食べられてきた歴史もありますし、ベトナムや中国などでも食用として用いられてきたことから、食品としても親しまれてきた、とても生活に身近な体に良い植物と言えます。

どくだみ茶の作り方

どくだみ茶の作り方をご紹介します。

市販のものはこの工程を経て作られたどくだみ茶が、ティーバッグや茶葉として多数販売されています。
比較的安価で入手しやすいお茶なので、是非自分の続けやすいどくだみ茶を見つけてみましょう。

気になるどくだみ茶の効能は？

入手しやすい身近なお茶であるどくだみ茶が、健康に良いお茶だということを知っている人は多いことと思います。
では具体的に、どくだみ茶にはどんな効能があるのでしょうか？

血液サラサラ効果で動脈硬化を予防する

どくだみ茶には血液の流れを改善して、血流をサラサラにする効果が期待できるだけでなく、悪玉コレステロールを減少させる効果や、動脈硬化などの怖い病気を予防する効果もあります。
また、血流が改善されることで全身の隅々にまで血液が行き渡るようになることから、女性に多い冷え性を軽減し、辛い生理痛や生理不順を改善することにも繋がります。

女性に嬉しいカルシウムやカリウムも豊富

どくだみ茶には、女性が不足しがちなカルシウムや、デトックスに欠かせないカリウムも豊富に含まれています。更年期以降に不足しやすいカルシウムを、どくだみ茶を飲むことで補給することができますし、カリウムを摂取することで体内に蓄積してしまった余分な水分を効率よく排出して、ダイエット効果をアップさせることができます。

辛い花粉症を改善する効果も

春や秋になると、辛い症状に苦しんでいる人も多い花粉症も、どくだみ茶を飲むことで軽減していくことができます。

利尿作用や便秘解消でデトックス効果をアップ

どくだみ茶に含まれているクエルシトリンという成分は、利尿作用があることで知られています。そのためどくだみ茶を飲み続けることで、体内の毒素を効果的に尿と一緒に排出していくことが可能になりますし、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれているので、便通を改善する効果も期待できます。

殺菌効果で風邪を予防する

どくだみ茶には殺菌効果や消炎効果があるので、風邪などの感染症から体を守ったり、胃の炎症を改善する効果があります。
風邪が流行る季節や、食べ過ぎなどで胃の調子がいまいちな時は、どくだみ茶を飲んで体調を整えていきましょう。

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