医薬品にも使われるセンナの効果。便秘解消に強力な作用が

便秘解消の飲み物は水から始まって牛乳や乳酸菌飲料など様々ですが、お茶で解消する方法もさまざまあります。
中でも便秘解消におすすめなお茶がセンナ茶です。

センナ茶の効果とは？

まず、センナとは中東が原産のマメ科の植物であり、果実や葉っぱの部分などを医薬品として用いたり、茎の部分をお茶として用いられています。
また、センナ茶は煎じて飲むと非常に苦くマズいものなのですが、「妙薬口苦し」で便秘解消には医学的にも効果が認められているのです。

 
そんなセンナ茶に含まれている便秘解消に有効な成分はセンノシドやアントラキノン誘導体などです。
中でも葉と実に多く含まれるセンノシドという成分は強力な排便作用があり、便秘時の瀉下剤としてはもちろん胃のバリウム検査で用いた硫酸バリウム溶液を排泄する時にも用いられるのです。

 
また、茎の部分に含まれるアントラキノン誘導体は腸の蠕動運動を促す作用があり、より排便しやすい腸の状態を整えてくれます。
しかし、センノシドは医薬品として指定されている上、センナの葉や実も同様の扱いを受けていますので医師や薬剤師の指導がなければ服用することができません。
ですが「センナ茶」として販売されているものに関しては強力な瀉下効果のない茎の部分に含まれるアントラキノン誘導体を中心に便秘を解消しようというお茶であるうえ、薬事法上の「効果・効能」として便秘と記して無い場合は「健康食品」としてみなされますので法令などを気にせずに安心して購入することができます。

センナ茶の副作用

ちなみに、センナ茶の副作用としては下痢や腹痛、吐き気などがあります。
特に長期間にわたって飲み続けていくと下痢や腹痛などの諸症状だけではなく、有効成分によって無理やり起こされた蠕動運動によって正しい蠕動運動が行われなくなりかえって便秘を悪化させてしまうという危険性も潜んでいますし、妊婦さんの場合は流産などを引き起こす危険性も潜んでいるのです。

 
ですから、センナ茶を購入するときは出来るだけ薬に関しての知識や資格を持っている薬剤師さんがいる薬局やドラッグストアで購入された方が自分の体調に合った便秘解消に有効な下剤や整腸薬との組み合わせなども相談できますので出来る限り薬剤師さんの指導のもとセンナ茶を飲むようにしましょう。

 
また、センナ茶を飲むだけではなく、日ごろから暴飲暴食を控えたり食物繊維の多めの食事を意識して腸内の環境を変えていくということも大切ですので生活習慣の見直しも同時に行っていけたら便秘解消をより効果的に行うことができるのです。

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