美肌成分満載レシピ「ごぼうと牛肉の煮物」で旬のごぼうの風味を楽しむ
ごぼうは冬の初めが旬です。土付きの太くてしっかりとしたごぼうを見つけたら、是非買ってみましょう。ごぼうは1年中出回っていますが、旬のごぼうを食べるとその香りの違いに驚くはず。おいしいごぼうは、定番の味でいただきたいですね。
ごぼうと牛肉の煮物
材料(4人分) (1人分約210kcal)
ごぼう 2本
にんじん 1本
長ネギ 2本
糸こんにゃく 1袋
牛肉 200g
胡麻油 適量
A 砂糖 大さじ2
醤油 大さじ2
酒 大さじ1
だしの素 大さじ1/2
作り方
1. ごぼうは皮をたわしで軽くこすり、斜め薄切りにし、酢水につける。にんじんは乱切りにし、長ネギは5㎝の長さに切る。糸こんにゃくは3等分に包丁を入れ、ひたひたの水とともに鍋に入れ、一煮立ちさせてザルにあける。牛肉は食べやすい大きさに切る。
2. 鍋にごま油を引き、材料をすべて入れて軽く炒める。
3. ひたひたの水を注ぎ、Aを入れる。強火にかけ、沸騰したら火を弱めて蓋をして、20分煮る。
美容効果抜群のごぼうをおいしくいただく!
ごぼうと牛肉は相性が良いですね。パンチの利いたもの同士ですが、お互いをひきたて合っています。糸こんにゃくがごぼうのうま味を含み、食感も味も良いアクセントになっています。
ごぼうを食べる国は珍しく、外国人に「日本人は木の枝を食べる」と誤解されたこともあるそうです。見た目はあまりおいしそうでも、栄養がありそうにも見えないごぼうですが、実は若返りや美肌やダイエット効果抜群の食品です。
ごぼうに含まれているサポニンという成分は、ごぼうの皮に多く含まれているポリフェノールの一種です。抗酸化作用が高く、細胞を若返らせてくれる効果があります。血液をサラサラにしたり、がん細胞の増殖を抑えたり、体温を上げる効果があり、健康にも大変良い成分です。ごぼうを洗うときは、泥だけを落とす気持ちで、皮はなるべくこすり落とさないようにすると、サポニンをしっかり摂取することができます。
ごぼうに含まれる成分には、イヌリンというものもあります。水溶性食物繊維の一種なのですが、分解されるとクラフトオリゴ糖という成分となり、腸内環境を整えてくれます。ごぼうは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれている食品です。水溶性食物繊維は糖質や脂質を包み込み、腸内での吸収を穏やかにしてくれ、急激な血糖値の上昇を抑え、体重が増えにくい状態にしてくれます。不溶性食物繊維は腸の中で水分を含んで膨らみ、便通の調子を整えてくれます。
また、ごぼうにはタンニンというポリフェノールも含まれています。タンニンは開いた毛穴や皮脂腺をひきしめ、肌トラブルから守ってくれる働きがあります。