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腸内フローラを徹底解説。善玉菌、悪玉菌、日和見菌の働き



腸内フローラ

体調がいまいちな時はお腹の調子もいまいちだったり、お腹の調子が崩れると肌の状態も芳しく無かったりするなど、お腹の調子は健康や美容に大きな影響を及ぼす体のバロメーターと言っても過言ではありません。
そのため便通改善、美容のために毎日ヨーグルトや乳酸菌のサプリメントを摂取している人もたくさんいることと思います。

 
理想的な腸内環境にとって欠かせないのが、腸内フローラの状態です。
まるでお花畑の様とも言われている美しい腸の証である腸内フローラとは何なのか、ご説明していきたいと思います。

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腸内フローラは腸内細菌のお花畑

テレビや健康雑誌でもお馴染みの「腸内フローラ」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
フローラとは元々「お花畑」の意味で、何だか可愛らしい雰囲気の言葉です。
人間の腸内には、約600兆個以上の腸内細菌が生息していると言われていますが、様々な腸内細菌が多種多様に存在していることから、その様子を顕微鏡で見ると、まるでお花畑のようだったことから、腸内細菌の生息の様子が「腸内フローラ」と言われるようになりました。
腸内フローラのバランスが整っているとお腹の調子だけでなくダイエットしやすくなったり、肌の調子も良くなります。免疫力もアップするので風邪をひきにくくなったり、ガンなどの怖い病気にもかかりにくくなると言われています。

 

 

腸内フローラを整えるには?

美しい腸内フローラを作るために必要なのは、規則正しい生活習慣とバランスの良い食生活です。
仕事や遊びで夜遅くまで起きて十分な睡眠が取れない毎日や、電車や車ばかりの移動で運動不足が続くと生活リズムも乱れますし、コンビニや外食で簡単に食事が手に入る今日では、カロリーはたっぷり取っているけれど、ミネラルやたんぱく質、食物繊維などの必要な栄養素が不足しがちです。
このような生活習慣を日常的に続けていると、知らず知らずのうちに腸内フローラのバランスも乱れていってしまいます。
ヨーグルトや乳酸菌飲料は勿論のこと、食物繊維やビタミン、ミネラルもしっかり取れるバランスの良い食生活を心がけるとともに、できるだけ睡眠時間を十分に確保したり、通勤時間や休み時間、帰宅後の時間に気分転換を兼ねて、少しずつ体を動かす習慣を続けることで、腸内フローラを良い状態へと変えていくことができます。
肌の調子や体調がいまいちな人は、腸内フローラを意識した健康的な生活習慣ができているか、毎日の行動を見直してみましょう。

 

 

腸内には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の三種類がいる

腸内フローラには、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の三種類の腸内細菌がいます。
まず、善玉菌はその名の通り、体にとって良い働きをする腸内細菌で、ヨーグルトでもお馴染みのビフィズス菌もこれにあたります。

 

善玉菌の働き

善玉菌が腸内にしっかり生息していると、体にとって良くない働きをする悪玉菌の侵入や増殖を抑えることができるので、腸内フローラを良いバランスで維持していくことができ、お通じも理想的な状態になります。

 

悪玉菌の働き

これに対して体にとって良くない働きをする悪玉菌は、様々な病気の原因となる病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌がこれにあたります。下痢や便秘の原因となったり、腸内の環境を悪化させるので、増殖しないよう善玉菌でコントロールしていく必要があります。

 

日和見菌の働き

日和見菌は善玉菌でも悪玉菌でもない菌ですが、その時の腸内の状態によっては、どちらか力の増している方へと変化すると言われています。

 

 

腸内フローラの理想的なバランス

腸内フローラの理想的なバランスは、善玉菌:日和見菌:悪玉菌の割合が、それぞれ2:7:1であることです。
善玉菌の元となる乳酸菌が生きて腸内へ届くヨーグルトや乳酸飲料、サプリメントもたくさん販売されています。
このような食品を上手に取り入れながら、バランスの良い食生活や、規則正しい生活習慣を心がけて、理想の腸内バランスを維持していきたいものです。

 

 

腸内フローラは加齢やストレスでも変化していく

アイスクリームなど冷たいものを食べ過ぎてお腹を壊したり、野菜不足の食生活を続けているうちに便秘になって辛い思いをした経験のある人は多いのではないでしょうか?
腸内フローラのバランスは、生活習慣だけでなく、加齢やストレスなどでも変化してしまいます。強いストレスを感じた時にお通じが緩くなったり、下痢になるのもこれにあたります。

 
また、病院などで処方される抗生物質を飲み続けていると、善玉菌が死滅して悪玉菌が活発になってしまい、お腹の調子が悪くなることもありますし、食中毒で胃腸炎になるのも、悪玉菌が急激に増殖することで起こる病気です。

 
これらは年齢を問わず、どのような世代の人にも起こりうる腸内フローラのバランスの乱れですが、これ以外にも年齢を重ねた人は善玉菌の数が減少してしまうので、自ずと悪玉菌が増えてしまい気が付けば便通が悪くなっていたという人も少なくないようです。
このような状態になりやすい人は特に善玉菌を増やす食生活や生活習慣を意識して行うことが大切になっていきます。

 
腸内フローラが理想のバランスを保つということは、お腹の調子を整えるだけでなく、健康や美容にとってもとても大切なことです。腸内フローラを理想の「お花畑」としていつまでも維持して、健康で美しい理想の自分を手に入れていきましょう。

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