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腸内環境を改善する方法とは?~腸内ガスが溜まる便秘とポッコリお腹



トロフィックス
 
市販の便秘薬の効能をみると、「便秘、便秘に伴う次の症状の緩和」として腹部膨満・腸内異常発酵があります。この便秘に伴う症状として腹部膨満や腸内異常発酵が強く出ているのが、ポッコリお腹便秘です。


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腸内での異常発酵により便だけでなくガスもたまり腹部膨満が強く現れます。そしてこのタイプの便秘は比較的忙しい人にも多いと言われています。

 

腸内ガスが引き起こすポッコリお腹便秘

仕事や家事で忙しくストレスが溜まっていると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。その結果、副交感神経の働きが弱まり大腸のぜん動運動が上手くいかず、滞留便により腸内環境が悪化し腐敗菌による発酵が起こります。そして腸内にガスがたまることによりお腹が張った感じがして、見た目にもポッコリしてきているというのが、ストレスから来る典型的なポッコリお腹便秘になります。

ポッコリお腹便秘は、食べ過ぎによっても起こりやすく、一度にたくさんのものを食べると、消化能力を超えた量が腸に送られてくるので食べ物が詰まりやすくなり、便の滞留時間が長くなることで腸内環境が悪化し大腸内にガスが溜まりやすくなってしまいます。

 

腸内にガスが発生する原因は

体の中には300種類以上、100兆個もの腸内細菌がいるとされていますが、このうち約2割が乳酸菌をはじめとした善玉菌で、約1割が悪玉菌、そして残りの約7割が日和見菌と呼ばれ、腸内環境で善玉菌か悪玉菌か有利な方の働きを助けるといった形になっています。そして加齢とともに善玉菌の比率は減り続け、だんだんと腸内環境が乱れやすくなっていきます。

私達が食べた食べ物は腸内で発酵していますが、発酵全てが悪いというわけではありません。食べ物を置いておくと腐敗菌によって腐敗してしまいますが、ヨーグルトや納豆・酵素ドリンク等のように乳酸菌等を用いた発酵食品は古くより口にされてきています。これと同じように腸内においても腐敗を引き起こす悪玉菌の働きが強まってしまうことが問題です。

 

腸内のガスの正体は?

便の滞留により悪玉菌の力が強まってくると腸内で腐敗が起こりアンモニア、インドール、スカトール、硫化水素等、体にとってあまり好ましくないガスができてしまいます。これらは腸を傷つけたり、腸のぜん動運動を抑えたりしてさらなる症状の悪化をもたらしてしまいます。おならとなって出ることもありますが臭く、また便秘で出口付近がつまっている場合だと外に出れずに大腸内にたまり腹部のガスになってしまいます。

 

苦しいお腹の張り、腹部にガスが溜まらないようにする方法

腹部のガスは腸内環境の乱れから来るので、食事では食物繊維の多い食事をとり、善玉菌である乳酸菌を多く含む食事をすることを心がけます。異常発酵の原因となる悪玉菌はたんぱく質を好むので、たんぱく質は控えめにします。
さらに腹筋をしたり、仰向けになって寝た上体からひざを抱え上げるようにして便がたまりやすい下腹部を刺激してガスを出やすくします。

食べ方についても、一気にかき込んだり、急いで食べると食べ物と一緒に空気も飲んでしまうことから腸内にガスがたまる原因になります。口から入ってきた空気も大腸ガスの原因になるので、十分注意することが大切です。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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