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市販便秘薬の効果的な使い方。飲み方を間違うと副作用が出たり効果が弱まることも



便秘解消

 

市販の便秘薬を服用する前に知っておいたほうがよいことは結構あります。便秘薬の選び方や飲み方の他、便秘薬と併用することにより効き目が弱くなったりする薬がありますので注意が必要です。

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市販の便秘薬が効く時間と飲む時間

市販の便秘薬の多くは大腸刺激性成分を配合したもので、服用してから6~15時間ぐらいで効いてくるものが多くなっています。
従って、翌朝効果といって、便秘薬を夜寝る前に飲んで、翌朝起きた時の排便反射が起こる時間に合うようになっていています。
つまり夜飲んで朝に効いてくることにより、朝の排便を助けるようになっています。

 

12時間~24時間後に効果が出る便秘薬もある

ところがブランタゴ・オバタ種皮等の食物繊維により便のカサを増して出すものは、12~24時間と少し効き目が遅くなっていて、寝る前か空腹時に多めの水で飲むことになっています。
さらに塩類下剤は比較的効き目が早く、酸化マグネシウムで4~8時間、硫酸マグネシウムになると1~2時間で効果がでてきます。効いてくるまでの時間を頭に入れ、効いてきたころにトイレに自由にいける状況かどうかというのも考え逆算しておくことも大切です。

 

 

便秘薬は弱いものから使い、少量から調節していく

便秘薬はいろいろな種類がありますが、特に運動不足や筋力低下による弛緩性便秘の場合は生活改善が効果的です。
そして大腸刺激性成分の場合は、効果が強くクセになりやすいという面もあるので、まずは刺激の弱い酸化マグネシウム等の塩類下剤を用いるという方法があります。

 

 

1回につき1錠~3錠と書いてあったら?

また便秘薬の中には1回に服用する量が1~3錠というように幅記載になっているものもあります。
これは大腸に対する刺激作用が個人や環境によって違ってくるためです。
最初から最大量を飲んでしまうのではなく、まずはパッケージや添付文書に記載されている最少量を飲んで様子を見るようにしてください。
効果が弱いと思った場合は量を増やし、少し強いかなと思ったら減らすといったように調製することが必要です。

 

 

他に薬を飲んでいる人で特に注意が必要な人

まずは他の便秘薬の併用使用は禁止です。下痢等の副作用を起こしやすくなります。
例えば大腸刺激薬の薬を飲んでいながら、膨潤性便秘薬とか漢方便秘薬も一緒に飲むというようなことはしないでください。
塩類下剤として酸化マグネシウムや硫酸マグネシウムを使っている場合、抗生物質や鉄剤・ジゴキシンといった薬の吸収阻害が起こり、抗生物質等の効き目が弱くなってしまいます。

 

 

気にすべき便の色、気にしなくていい便の色

便秘薬を飲むと便の色が変わることがあります。大腸刺激性成分のダイオウ・センナ等が配合されていると、便の色が橙~赤色になる場合があります。
しかしこれは薬による一時的なもので心配いりません。ただし黒い便が続くような場合は、消化管からの出血の可能性が考えられますので、医師に相談するようにしましょう。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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