顔のむくみがほうれい線に!顔スッキリのリンパマッサージの方法とは?
皆さんは「夕方くらいになってくると、ほうれい線が目立つなあ」と思ったことはありませんか? 朝メイクするときはそんなに気にならなかったほうれい線が、夕方や夜になるとやけに気になるってことありますよね。
ということは、そのシワは年齢によるものではないということです。だって、半日で急に年をとることはありませんし、翌日の朝には戻っているわけですから。
夕方にほうれい線が目立つ理由は?
では、そのシワの原因は何でしょうか? 答えは「むくみ」です。頬の「むくみ」が時間とともに垂れ下がってきて、ほうれい線が刻まれるのです。
「むくみ」の正体は顔の水分です。寝ている間は顔は重力に対して水平になっていますから、顔の水分は全体にまんべんなく行き渡っています。朝ほうれい線が目立たないのはそのせいです。しかし頭を起こして日中活動を始めると、顔はずっと垂直に立っているので水分がどんどん下に溜まってくるのです。夕方目立つほうれい線の原因はこれだったのです。
むくみが起こる原因
むくみの原因は、だいたい塩分の取り過ぎ。血液中の塩分濃度が上がると、人間の体は濃度を下げようとして、水分を溜め込んでしまうのです。お酒を飲んだ翌日よく顔がむくんでいるのは、アルコールのせいというよりおつまみなどの塩分の影響が大きかったりします。日頃の食事から塩分に気をつける、そして寝る前にはあまり水分をとらないようにすると、あまりむくみに悩まされることはなくなります。
むくみに有効なリンパマッサージの方法
それでも顔がむくんでいる時は、朝のうちにリンパマッサージをしましょう。そのままにしていると、そのむくみが夕方に垂れ下がってきてほうれい線を刻むことになります。
できればリンパマッサージの前にホットタオルを顔に乗せ30秒ほど温めてから、すぐに冷水で洗顔します。この温度差で血流をよくしてから、マッサージを行いましょう。
まずオイルかクリームですべりをよくしたら、5本の指の腹を使って顎からほうれい線を通って、こめかみに向かって引き上げます。これを10回くらい繰り返し、今度はこめかみから耳の後ろ、首を通って鎖骨まで引き下げます。これも10回程度。顔の下半身にたまったむくみを耳の後ろを通って、鎖骨まで流すイメージです。
これで顔がすっきりしますし、顔がポカポカしていきて顔色も良くなりますよ。
むくみ予防に気をつけたいこと
日中に気をつけて欲しいことは、目線を下に下げる時間を少なくすることです。目線を下げるとつられて顔の筋肉全体も下がり、これもほうれい線につながるのです。本を読んだり携帯電話を見たりする時は、本や携帯電話を顔の前まで手で持ってきて、まっすぐな目線で見るようにしましょう。仕事でパソコン作業の多い方は、椅子の高さを調整し目線とディスプレイの高さを揃えましょう。
ほうれい線を「年齢のせい」と思ってあきらめる必要はありません。きちんとむくみケアをすれば、夕方までほうれい線を目立たせずにいることは可能です。