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健康のための日光浴は必要?太陽の光を浴びない生活をしていると病気になる?



日焼け

 

日差しの強い時期になると気になってくる紫外線。
紫外線は、1801年にドイツの科学者であるリッター博士が発見したものです。
太陽光線は可視光線と赤外線、そして紫外線があり、紫外線はその中でも、波長が短くエネルギーが高い光線のことを指しています。
紫外線は見る事も感じる事もできません。

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UV=ultraviolet

紫外線を英語ではultravioletといい、これをUVと略しています。
その紫外線は波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cに分かれています。
3種の波長の長さはそれぞれ、UV-Aは320~400nm、UV-Bは280~320nm、UV-Cは100~280nmです。
この中で、UV-Cは大気層で吸収されてしまうので、地表には到達しません。
危険と言われているのは、UV-AとUV-Bです。
UV-Bは日焼けや皮膚がんの原因に、UV-Aは健康被害までは引き起こさないものの、真皮まで到達し、しわやたるみの原因になります。

 

 

焼けすぎは皮膚がんの可能性を増やす

以前は、日焼けは健康に良いと言われ、赤ちゃんから大人まで日光浴を行っていました。
しかし、今や世界的に紫外線は人体に害があるということが分かり、紫外線対策が大事だという声が上がっています。
さらに、人類が放出したフロンガスによって、オゾン層が破壊され穴が開いたことが、地球上の生物の生存さえも脅かしています。

 
近年では、世界保健機構(WHO)により、こどもの紫外線対策の必要性が叫ばれています。
こどもは外で遊ぶ時間が大人よりも多く、細胞分裂も盛んで、紫外線によるダメージを受けやすいからという理由からです。
こどもの頃に紫外線を多く浴びた人は、大人になると皮膚がんの発症率が増えるという事も証明されています。

 
日本でも、環境庁から紫外線に対するマニュアルが出ており、特にこども達に対する日焼け対策の必要性を述べています。
気象庁も、毎日の紫外線量を時間毎に予測しており、私たちが紫外線に配慮できるよう情報を公表しています。

 

 

適度な日光浴は必要

ただ、紫外線は害があり、怖いと思いますが、必要なものでもあります。
地球の周りを囲い、私たちを守るオゾン層は、地球からの酸素と紫外線が混じってできる物です。

 
そして、体内で必要なビタミンDを作るために、UV-Bの紫外線を適度に浴びる必要があります。
乳幼児の場合、全く外に出ずに日光に当たらないと、ビタミンD不足で「くる病」になったりすることもあり、紫外線を一切浴びない生活をしていると病気になる事もあるのです。
また、アトピー性皮膚炎や乾癬などの治りにくい皮膚炎の治療に紫外線が使われていたりもします。

 
正しい知識を持って紫外線と向き合う事が私たちには必要なのです。

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