ニキビ跡が気になる肌のための化粧品やクレンジング剤の選び方

 
ニキビ跡が気になる肌はターンオーバーの周期が乱れているので、同時にニキビや毛穴の開きが気になる場合が殆どです。
このような状態の肌は、肌のバリア機能も弱くなっているので、毎日行うメイクやクレンジング剤も慎重に選ばなければいけません。

 
ニキビ跡や毛穴の改善には肌のバリア機能を守り、ターンオーバーを正常に整えることが最も大切です。ニキビ跡を改善するためにもせめて普段使いのメイクは肌の負担になりにくいメイクやクレンジング剤を選びましょう。

 

洗顔料で落とせるメイクを選ぶ

ウォータープルーフなどの落ちにくいメイクと比べて持ちは少々悪いかもしれませんが、デイリーユースには洗顔料で落とせるメイクを選ぶと肌への負担が少なく済みます。
ミネラル100パーセントで作られたミネラルファンデや、ジメチコンやシクロメチコンなどのシリコンこと合成ポリマーがあまり配合されていないファンデーションなら、洗顔料や固形石鹸で落とせるものが多く、肌に負担をかけずメイクをすることができます。

見分け方のポイントとしては「洗顔料で落とせる」と明記してあること、また全成分表示の最初の方にこれらの成分が配合されていないことが一つの目安です。配合成分は最初に書いてあるものから多く配合されているので、全成分表示が義務付けられている今日では自分で確認することもできます。

ドラッグストアなどで入手できるお手軽なプチプラコスメでは、キャンメイクのプレスドナチュラルファンデーションやエリザベスのピュアミネラルパウダーシリーズがシリコンフリーです。
しかし同じ成分配合でも各商品の仕様によって異なるので、気になる場合はメーカーへ問い合わせてみましょう。

 

クレンジングに植物オイルやクレイを使用する

クレンジングが必要なメイクでも、成分に配慮された優しい使用感のものや、シンプルなものなら、オリーブオイルやホホバオイルなどの植物オイルや、クレイによるクレンジングで落とすことができます。

クレンジングの仕方としては、オイルの場合はメイクに直接オイルを馴染ませ、軽くティッシュや蒸しタオルでオフしてから、洗顔料で丁寧に洗顔します。
クレイは固形や粉末で販売されているので、使う分だけを水でマヨネーズ状に溶き、顔にパックをするようにして乗せていきます。
指の腹でメイクと馴染ませたら、そのままぬるま湯ですすぎ、洗顔をして完了です。

クレイは顔に長時間乗せていると乾いて肌の水分を奪ってしまうので、水分がある間に馴染ませて洗い流すのがポイントです。

 

手持ちの保湿乳液やクリームでクレンジングを

毎日保湿の蓋として使用している乳液やクリーム、ワセリンもクレンジングに代用できます。
使用方法はオイルと同じで、顔に馴染ませてティッシュや蒸しタオルでオフしてから洗顔すると肌に負担が少なくメイクを落とすことができます。

これらの成分に配慮されたメイクを普段使いに使用し、クレンジング剤を肌に優しいものに変えると、肌のバリア機能へのダメージが少なくて済むので、ニキビ跡改善に必要な肌のターンオーバーが整いやすくなります。
しかし何事も体調や肌との相性もあるので、少しずつ様子を見ながら試していきましょう。