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肌のべたつきはどうして起こる?皮脂が過剰分泌されるメカニズム



洗顔
 
どんなにしっかり洗顔しても数時間後にはベタベタ、ファンデーションは数時間で崩れる、あぶらとり紙が手放せない、毛穴やニキビが頻繁にできる……そんな女性にとってはツライ症状の”脂質肌(オイリースキン)”。

また、皮脂の分泌を抑えるために洗顔回数を増やしたりスキンケアに力を入れているにもかかわらず長年症状が改善しない……そんな悩みを抱えている方も多いと思います。


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脂性肌の正しい知識を理解してスキンケアや生活習慣の見直しをすることで脂性肌の改善につながる場合があります。

脂性肌さんの肌の中ではどんな変化が起こっているのか、脂性肌のメカニズムを知りましょう。

 

皮脂が分泌されるしくみ

まず、皮脂とは皮膚の深部にある”皮脂腺”から分泌される、脂肪酸やコレステロールを原料としたべたっとしたオイル状の液体です。

皮脂が分泌される仕組みを簡単に説明すると、まず脂腺細胞と呼ばれる毛穴の奥に存在している細胞によって皮脂が生成されます。
そして一つ一つの細胞は皮脂を蓄えながらどんどん大きくなり皮脂腺に集まります。
やがて蓄えられた皮脂が増えすぎたとき、脂腺細胞は破裂し分泌された皮脂が毛穴を通じて体外に排出されるのです。

そして排出された皮脂は、肌の上で汗と混ざり合ってクリーム状になり、肌の表面に薄い膜を張って肌の中に蓄えられている水分の蒸発を防ぎ潤いを維持、冷たい風や紫外線、雑菌などの外部刺激から皮膚を守るバリアのような役割をしています。

健康な肌はこの皮脂の分泌量が肌のコンディションや状況によってコントロールされるため、いつでも水分と油のバランスを保つことができます。

しかし乾燥肌や脂性肌の場合、皮脂の生成量がきちんとコントロールされずに分泌が極端に減少したり増加したりするのです。

 

皮脂の過剰分泌はどうして起こるの?

そしてそんな皮脂の分泌には、人間の血液中に多く存在している”テストステロン”という男性ホルモンが重要な役割を果たしています。

この男性ホルモンは

●皮脂の分泌に必要な酵素を増やす
●皮脂腺を増やす
●皮脂の分泌を正常にコントロールする

などの作用を持ち、正常ならば皮脂の分泌を上手にコントロールしてくれています。

しかし、ストレスや生活習慣など何らかの原因によって体内のホルモンバランスが崩れテストステロンが増加すると作られる皮脂の量も増加。
そうなると肌のコンディションに関係なく常にたくさんの皮脂が分泌されるようになり脂性肌になってしまうのです。

脂性肌の原因は様々ですが、皮脂が分泌されるメカニズムはどの場合でも同じです。

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