スキンケアにもヘアケアにも!塗って使うココナッツオイル活用法
日常の中で起こる肌・皮膚のトラブルにも、できるだけ薬に頼らない生活を送ることができれば、それに越したことはありませんね。
実際にまたく薬を使わずに、というわけにはいかないかもしれませんが、ココナッツオイルなら少し薬に頼る回数を減らすことができるかもしれません。
皮膚トラブルに使えるココナッツオイル
日本などで、「ココナッツオイルが美容にいい」と言われ始めるずっと以前から、ココナッツオイルの原材料であるココヤシの原産国では、これを肌に直接塗ることによる様々な効果を生活と密着させ利用してきました。
例えば、虫に刺された後や、擦り傷・打ち身などの患部に塗るというような利用方法です。
これは、ココナッツオイルが非常に低刺激であることと、アレルギーなどを引き起こす心配も非常に少なく、抗菌作用や炎症を鎮める作用に優れているオイルであることを考えれば、とても理にかなった利用方法です。
きっと、原産国の人達からしてみれば『生活の知恵』といったところなのでしょうが。
日焼け止めとしては使える?
また、ココナッツオイルには紫外線を防止する効果があるといわれています。
ただし、ここで気をつけないといけないのは、そのUVカット率は20%程度なので、これ一つで日焼け止めとして使えるか?というと、それには少し役不足のようです。
実際、原産国では肌をムラなく焼くためのサンオイルとして、ココナッツオイルを利用しているということなので、やはり日焼け止めとしての効果は薄そうです。
しかし、うっかり日焼けをしてしまった後の炎症を抑える効果や、市販の紫外線防止剤を塗る前にベースとして塗ることで肌を紫外線防止剤の刺激から保護する効果は十分にありますので、ぜひ上手に利用してください。
ココナッツオイルを使った週に一度のスペシャルヘアケア
ココナッツオイルは、肌だけではなく髪や頭皮にとっても、とても優れた効果を持つオイルです。
髪や頭皮に使用する場合は、オリーブオイルなど植物性のオイルと混ぜ、少し薄めて使います。
混ぜ合わせたオイルで頭皮をマッサージしながら髪にも伸ばしたあと、蒸しタオルで包み20分程度おいたあと、普段通り丁寧にシャンプーで洗い流してください。
これを週に1度するだけで、乾燥や痒み、フケを防ぐだけでなく、薄毛や脱毛の予防もできるのです。
洗髪後タオルドライした髪に、トリートメントとして使用する場合はつけすぎるとベタッとしてしまいますので、セミロングでも数滴程度が適量です。
血行改善にココナッツオイルを
ココナッツオイルと相性がいいのは塩と砂糖です、といっても食べるのではありません。
肌のマッサージに使います。
塩、または砂糖がココナッツオイルで完全に浸るくらいの割合で、使う箇所に合わせ使用してください。
もちろん、顔だけではなく体全体に使うことができます。
入浴時に行うのがよいでしょう。
ビタミンEを豊富に含むココナッツオイルには、血行促進効果があります。
それに、抗菌や殺菌、古い角質の除去、ニキビの予防改善を望みたい場合は塩を、保湿効果に重点を置きたい場合は砂糖(グラニュー糖)を使用してみてください。
塩・砂糖が完全に溶けるまでマッサージしたあと、5~10分程度パックのように置いてからお湯で流してください。
顔の場合は、頬骨や目の周りは皮膚が薄いため、擦り過ぎると摩擦で負担が掛かってしまうので注意してください。
※ここでいうココナッツオイルの効果は『ヴァージンオイル』のものです。
精製されたオイルの場合、効果は異なります。