肌がピリピリ…これって敏感肌?肌質チェックで知る敏感肌の症状と原因
季節問わず、肌が乾燥している。
いつも使っていた化粧品で肌が荒れてしまった。
肌がピリピリする。すぐにかゆくなる。赤くなる。
その肌、もしかすると敏感肌の可能性がありますよ。
最近よく耳にする敏感肌。「敏感肌用」というフレーズの広告や商品もよく見かけますね。
ところで敏感肌とはどんな状態の肌なのでしょうか?
わたしたちの肌には乾燥や紫外線、細菌など外部の刺激から守るためのバリア機能がもともと備わっています。
それが何らかの原因により、肌が乾燥しバリア機能が正常に果されていない状態が敏感肌です。
刺激に弱く強い洗剤や化粧品で肌荒れを起こしやすくなります。
中には肌に触れるものすべてが刺激となり、自分の顔にかかる髪の毛すら刺激になるほど進行している方もいます。
医学的に敏感肌という言葉もないので、敏感肌の診断をする方法も基準も定まっていないのが現状ですが、若い人を中心に年々増えていっている傾向にあります。
あなたは敏感肌?肌質チェック
敏感肌がわかったところで肌チェックをしてみませんか?
・普段使っている化粧品で異変(かゆみ・痛み・赤く腫れる など)。
・洗顔後はつっぱりやすい。
・乾燥するとかゆくなる。ひどいときは痛みもある。
・汗をかいた部分がかゆくなる。
・季節の変わり目には肌荒れを起こす。
・強い日差しに当たると湿疹ができる。
・原因のわからない湿疹ができる。
・疲れやストレスで肌の調子が変わる。
・花粉の季節になると肌荒れを起こす。
・寒い季節は乾燥が特に激しい。
・睡眠不足。または睡眠時間がバラバラ。
・外食やインスタント食品を食べることが多い。
いくつ当てはまりましたか?
上記のチェックに8個以上当てはまるなら完全に敏感肌です。また、13項目中半数以上当てはまるのなら、敏感肌の可能性は高いです。
普段のスキンケアを見直してみる必要がありますよ。
敏感肌になる原因
ところでどうして敏感肌になってしまうのでしょうか?
大きく分けると2つの原因があります。それは外部からの原因によるものと身体の内側に起こる原因です。
外部からの原因
まず、外部からの原因ですが、もっとも多い原因は間違ったスキンケアによるものです。
ゴシゴシ洗いやマッサージのしすぎなど、過剰なお手入れからくるものです。
顔のテカリを気にするあまり皮脂を取りすぎることも問題です。
皮脂にも天然のクリームと言われるほど肌を保護する役割を持っています。
ですが皮脂は洗い過ぎや取り過ぎで簡単に奪われてしまいます。
また、肌に合っていない化粧品などの影響でも簡単にバランスを崩してしまいます。
このほかの原因として、空調の効いた室内の乾燥や、季節の変わり目による気温の差、乾燥なども影響を与えます。
紫外線によるダメージも原因のひとつです。日に焼けることでシミやソバカスができるというイメージが強いですが、この他にもバリア機能や肌サイクルに影響を与えるほど、大きなダメージを与えます。
紫外線は肌を老化させるもっとも大きな原因だと言われるほど。寒い季節でもしっかりとした日焼け対策は必要ですよ。
体の内側からの原因
そして身体の内側に起こる原因に関しては、外部からの原因ほど直接的に関わっていないので意外と見落としがちなのですが、正常な肌を保つには健康的な身体は不可欠です。
ストレスや不規則な生活、そして睡眠不足は肌が生まれ変わるサイクルを大きく乱します。
サイクルが乱れることは様々な肌トラブルを誘発し、バリア機能も低下させます。
偏った食生活では肌にも十分に栄養は行き渡りません。食事も十分影響しているのです。
肌を健康的に保つには血行を良くし、代謝を上げることも大切なので、運動など適度に身体を動かす必要があります。
ほかにもアレルギー性の疾患やアトピーの影響によるものもありますが、生活習慣を見直すことで補うことはできますよ。
敏感肌になるのは顔だけではない
敏感肌は顔に限って起こっている状況ではありません。
こちらも見落としがちなのですが、顔以外の部位でも敏感になってしまうことはあります。
しっかりヘアケアしているのに、頭皮がかゆい。カサカサしてフケが出たり、種類によってはシャンプーがしみるという状態も頭皮が敏感肌になっている可能性があります。
乾燥する季節にかかとやひざにひび割れが起きたり、手足が粉を吹いたようになる、いつも同じ部位ばかりかいてしまうというのも肌が敏感になっている証拠です。
敏感肌は悪化する傾向があるので、ケアを見直す必要がありますよ。
単独の原因で敏感肌になることは稀
こうしてみると、敏感肌になってしまう原因はたくさんあります。
そして全身に起こる可能性があります。
思い当たる原因がありすぎて悩まされてしまいますが、複数の要因が絡んでいる方が圧倒的に多いです。
そして、改善したいがためにあれこれお手入れをしすぎて、ますます悪化させてしまう方も多いです。
肌が刺激に敏感になりすぎて、どんなに評判の良い化粧品も合わなくてますます悪循環に……、と悩まされているのなら、スキンケアだけでなく食生活や生活習慣から見直してみることをおすすめします。
そしてメイクは少し控え、肌に優しく触れるなど刺激を与えないようにすることです。
ご自身の身体と一つ一つ向き合うことで、必ずヒントは見つかりますよ。