> >

アンチエイジングにはフラーレン!他のケア成分とはここが違う!




 
エイジングケアに効果が高いとされる成分は数多く存在しており、特に有名なものではビタミンCやビタミンC誘導体、アスタキサンチンなどがあります。
これらの成分は、外部からの刺激を受けて体内で発生する活性酸素を除去する働きを持つことで知られており、これらの成分が高濃度で配合されている化粧品も登場してきています。


スポンサードリンク



 
そしてもうひとつ、エイジングケアを行うのであれば、ぜひ知っておいていただきたい成分があります。
その成分とは? それは、フラーレンです。

 

フラーレンって、どんな成分?

フラーレンは、1985年に英米の混成チーム(英国サセックス大学のハロルド・クロトー教授、米国ライス大学のリチャード・スモーリー教授、同大学ロバート・カール教授の3名)によって発見され、ノーベル化学賞を受賞した成分です。
フラーレンは炭素のみで構成されており、ビタミンCの約172倍の抗酸化力を持っているといわれており、抗酸化力を持つ成分の中で最も優れた効果を発揮するといわれています。

じゃあ、ビタミンCやビタミンC誘導体、アスタキサンチンとはどういう違いがあるの?という疑問が湧いてきますよね?
それでは、これらの成分とフラーレンの違いを簡単にご説明することにしましょう。

 

フラーレンが酸化をもたらす物質に働きかけるメカニズム

私たちの身体に酸化(サビ)をもたらす真犯人は、活性酸素であるといわれており、活性酸素の発生を防いだり消去したりする美容成分を配合した化粧品などが数多く登場してきています。
それでは、そのような抗酸化力を持つ成分には、どのような違いがあるのでしょうか?

ビタミンCをはじめとする抗酸化成分は、活性酸素を発生させる原因となる紫外線などに対して働きかけ、活性酸素の発生を防いだり消去したりする働きを持っています。
ところが、それらの成分の多くは分解が早く、持続時間が長時間継続させることができないという難点を持っています。
また、これらの成分は自らがバリアとなって酸化することにより、お肌の酸化を防止するという特性を持っています。

では、フラーレンではどうなのでしょうか?
フラーレンは、自らが酸化してお肌を守るのではなく、発生した活性酸素そのものを吸着してお肌を守るという特徴を持っています。
また、その効果の持続時間は11時間と長く、安定した効果が持続するといわれています。
このことから、フラーレンがいかに強力な抗酸化力を持っているのかわかりますね。

 

フラーレンの種類はふたつ

水溶性フラーレン(ラジカルスポンジ)

スポンジのように活性酸素を吸着する役目を持ったフラーレンで、水に溶かして化粧品として加工しやすくしたものを、こう呼んでいます。現在では、このタイプのフラーレンを含有した化粧水などが販売されるようになりました。

 

脂溶性フラーレン(リポフラーレン)

フラーレンにスクワランオイルを混ぜ合わせたものをこう呼びます。このタイプのフラーレンは水に溶けにくい性質を持っているため、高濃度で配合されている化粧水はほとんどなく、おもにクリームに配合されています。
スクワランオイルは非常に低刺激性で、お肌への馴染みもよいことから、乾燥肌や年齢肌が気になる方には、こちらのタイプのフラーレンが適しています。

 
上記では、ふたつのフラーレンの特徴を簡単にご説明させていただきましたが、実際に化粧品を選ぶ際には、ふたつの種類のフラーレンをバランスよく配合したものがおススメできます。
というのは、私たちのお肌には水分と皮脂が存在しているため、そのどちらに対しても活性酸素の発生率の軽減や消去を行う必要があるからです。

 

フラーレンを配合している化粧品の選び方

フラーレンが配合されている化粧品には、「ふたつのフラーレン含有」、「水溶性フラーレン含有」、「脂溶性フラーレン含有」のどれかのマークがつけられています。
このマークは、ビタミンC60バイオリサーチ社が定める規定の配合量をクリアしている製品にのみ与えられるものであり、このマークがついていない製品の場合では、配合量が定かではありませんので、注意して下さいね。

また、現在までにフラーレンが原因となって起こるアレルギーなどの報告は挙がっていないようですが、もともと敏感肌、あるいはアトピー性皮膚炎などの場合には、フラーレン配合の化粧品を顔に使用する前に、二の腕の内側などの皮膚の柔らかい部分でパッチテストを行ってみるとよいでしょう。

 

美容成分の配合量に注目を

美容成分にも流行りがあって、その時代にもてはやされる成分が配合されている化粧品は雨後のタケノコのように次々と登場してきます。
そしてその中には、化学成分が多く配合されていたり、実際の美容成分がほとんど配合されていなかったりする製品も混じっています。

このような化粧品の見分け方はとても簡単。
化粧品の販売サイトや美容情報などで価格調査し、明らかにそれを下回る価格で販売されている場合には、肝心な美容成分がほとんど配合されていないと考えるのが無難です。

安ければそれでいいという考え方もありますが、せっかく美容に効果のある製品を選ぶのであれば、その場の価格だけを見て購入するのではなく、どのような成分がどの程度の割合で配合されているのかという点にも、注意を払いましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ:
この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

Comments are closed.