ほうれい線を消して防ぐ!肌ケア&生活習慣の改善のための4本の柱
女性を悩ませるほうれい線は、お肌の老化も大きな原因です。
肌のハリが失われ、潤いがなくなり、弾力がなくなってたるんだ皮膚が重力に従って小鼻から口もと・顎にかけて線のようにできるほうれい線。それがあることで、見た目年齢が実年齢よりも上に見られてしまうことが悩みの女性も多いですね。
そんな気になるほうれい線を防ぐために肌の内側からできる方法をご紹介します。
1.ほうれい線を改善するスキンケア
ほうれい線ができるのは、肌の状態が悪くなっていることも大きな要因です。
それは乾燥と肌のハリ・弾力の低下です。
膨らんだふうせんの中の空気が減り、シワシワになった状態をイメージするとわかりやすいことでしょう。
それを防ぐために、まずは保湿を第一に考えるのがポイント。
美白やシミ対策も大事ですが、まずは肌のターンオーバーを整え、必要な水分量をしっかり保持できる肌にすることが大事です。
ほうれい線対策に効果的な成分は?
そのためには、ハリと弾力のある肌を維持するために、コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸など保湿成分がたっぷり入ったスキンケアアイテムを選びましょう。
この3種類の成分が重要な理由は、肌の弾力を担う真皮層がこれらの成分で形成されているからです。
年齢を重ねるにつれ、この3種類の成分が減少することで、肌が衰えていきます。足りないものは食事やスキンケアで体の内側・外側から取り入れることで補わなければいけません。
肌質によって合うものは人それぞれなので、まずはサンプルなどを使って自分の肌に合うスキンケアアイテムをライン使いすることがおすすめです。
さらに取り入れたいのがビタミンCです。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を促進するという働きとコラーゲンの分解を抑制するという働きがあります。同時にメラニン生成阻害作用やメラニン色素還元作用もあるため、そのほかのエイジングサインの改善にも役立ちます。
また肌の老化を促進させる活性酸素を除去する働きもあるなど、ほうれい線対策には欠かせない存在です。
ほかにも取り入れたい成分がありますが、最低でも上記の成分だけは必ず毎日のスキンケアで保湿しながら肌に与えたい成分なので、ぜひこれらの成分が入ったスキンケアアイテムをご利用ください。
2.生活環境の改善
空気の乾燥は肌にじわりとダメージを及ぼす
寒い時期には暖房を、暑い時期には冷房を、など過ごしやすい状況で過ごすことは大事ですが、そのときに気を付けたいのが、直接、風に当たらない、そして湿度を適度に保つことです。
風に当たり続けたり、乾燥した室内に居続けることで、肌が乾燥し、ダメージを受けやすくなります。
オフィスなどは自分の一存で空調を変えることは難しいので、スプレータイプのミストを使ったり、パーソナルタイプの加湿器をデスクに置くなどして、肌が乾燥しないように気を付けましょう。
コラーゲンを破壊する紫外線
また紫外線対策も重要です。
紫外線によって肌は深刻なダメージを受けます。日焼けやシミだけでなく、紫外線を受けるとハリや弾力の元となるコラーゲンやエラスチンなどが破壊されてしまいます。
夏だけでなく一年中、晴れの日だけでなく曇りの日もしっかりと紫外線対策を行いましょう。
良質の睡眠をしっかり取って
さらに肌のターンオーバーを促進するために、しっかりとした睡眠をとることが大事です。
そこで気になるのが肌のゴールデンタイムというもの。
以前は肌のゴールデンタイムは夜の10時から深夜2時までと言われていましたが、最近の研究では、寝てから3時間というのが定説になっています。
なぜこの時間をゴールデンタイムというのかというと、この時間帯に成長ホルモンの分泌が活発に行われるのが理由です。
だから、仕事やいろんな事情で夜10時に寝るのが難しいという女性も、何時に寝るのでも良いので眠りはじめの3時間を熟睡できるような体調・環境を整えることで、肌のターンオーバーを正常に維持し続けることができますよ。
また寝るときに横を向いて寝る癖がある方は、それもほうれい線ができる原因となるので気を付けましょう。
3.ストレスの改善
1でもご紹介したように、活性酸素は肌を老化させ、ほうれい線ができやすい状態を作り出します。
この活性酸素はストレスで増えると言われています。
というのも、何らかの原因でストレスを受けると、それに対抗するために副腎皮質ホルモンを分泌するときに大量の活性酸素が発生するからです。 さらに悪いことに、ストレスによって大量に抗酸化ビタミンといわれるビタミンCを消費してしまいます。ビタミンCはコラーゲンの生成促進と分解抑制の働きもあるため、ビタミンCが失われるとさらに老化を早めてしまうので、ストレスを感じるだけで多大な悪影響を受けてしまうのです。
ですが、この現代社会で一切のストレスを受けずに生きていくことは困難ですね。
そのため、ストレスを受けてもストレスを溜めずに小出しに発散したり、ストレスを感じないよう鈍感になるなど自衛が必要です。
趣味やスポーツなど、ストレスと上手に付き合っていく方法を見つけるのが、ほうれい線予防にも大事ですよ。
4.食事を改善
ほうれい線を作らないようにするためには、毎日のバランスの取れた食事を摂ることが重要なのは明らかですが、そのほかにも顎を使って口のまわりの筋肉を鍛えるためにも固めの食事を摂ることが大事です。良く噛んで鍛えることでほうれい線の予防になるだけでなく、脳も活性化することがわかっているので一石二鳥ですね。
また、ビタミンCやコラーゲンなど1のスキンケアでも紹介した成分を含む食材も積極的に取り入れて、肌の内側から抗酸化・アンチエイジングを心がけるようにしましょう。
左右両側で噛むよう習慣づけて
このとき注意したいのが、片方だけで噛む癖がある方です。
左右のバランスが取れていないと、片方だけに自然とほうれい線ができてしまうということもあります。
右で〇回噛んだら左でも同じ回数噛むなど自分で気を付けて食事を摂りましょう。
以上、手軽にできるほうれい線対策についてご紹介しましたが参考になったでしょうか。
ひとつひとつは小さなことですが、積み重なれば大きな予防になります。ほうれい線が気になる!という方は、ぜひ今すぐにでも上記の方法をお試しください。