> >

とことん知りたいスクラブ洗顔のメリットデメリット



スキンケア
 
粒子の力でスッキリとお肌の汚れを落とすことができるといわれている、スクラブ洗顔。
現在ではいろいろな種類のスクラブ洗顔料が販売されていますが、それらに使用されているスクラブの原材料は実にさまざまです。


スポンサードリンク



 

スクラブ洗顔のメリットとは?

スクラブ洗顔料の中には、比較的粒子の荒い(大きい)スクラブと、微粒子のスクラブが混在しており、粒子の荒いスクラブはお肌の表面の研磨を行う働きを、微粒子のスクラブは毛穴の奥の汚れをかき出して洗浄する働きをそれぞれ持っています。
つまり、表皮に蓄積された古くなった角質を無理なく剥がして落とす働きにより、お肌のターンオーバーの活性化に役立ち、毛穴汚れを解消させることにより、毛穴詰まりを防ぎ、ニキビや吹き出物の予防につなげることができるというメリットを持っているということですね。

また、定期的にスクラブ洗顔を行うことにより角質が溜まりにくくなるため、お肌の色を明るくする効果も期待することができます。
さらに、スクラブのマッサージ効果によりお肌の新陳代謝がよくなり、シミやシワなど、お肌の老化が原因となって起こるトラブルを遅らせる効果も見込めます。

 

スクラブ洗顔のデメリットとは?

スクラブにより、お肌への負担が大きくなるというデメリットを持っています。こまめにスクラブ洗顔を行い過ぎると、お肌に残しておきたい皮脂まで取り去ってしまうことになり、乾燥肌が起こることがあります。つまり、バリア機能が壊されてしまう恐れがあるということです。

そして、スクラブ洗顔により皮脂が頻繁に取り去られるようになったお肌は、バリア機能を取り戻そうとするようになり、必要以上の皮脂分泌を行うようになります。
これは、皮脂ばかりでなく水分まで取り去られてしまったお肌を守るための防衛機能が働くことにより起こるものであり、それでもまだ過剰なスクラブ洗顔を続けていると、やがては脂性肌となり、毛穴に皮脂や汚れが溜まりやすいお肌へと変わっていきます。

また、スクラブ洗顔時に余分な力が入り過ぎると、お肌を傷つけてしまうこともあります。
それでは次に、スクラブ洗顔料に含まれているスクラブの原材料ごとのメリットとデメリットについて、考えてみることにしましょう。

 

植物の種子

スクラブ洗顔料が出始めの頃に多く使用されていたといわれている原材料で、現在ではピーリング剤の中にも配合されていることが多いようです。
このスクラブのメリットは、古くなった角質層の除去に大きな効果を発揮するという点にありますが、一方で粒子がやや大きいため、お肌を傷つけやすいというデメリットを持っています。
また、植物の種子は不水溶性であるため、誤って目の中に入ってしまった場合には角膜を傷つけたり、瞼の内側の皮膚を傷つけて炎症を起こさせたりすることがあります。

 

ソルトスクラブ

塩にはミネラル分がたっぷりと含まれているため、表皮の角質を取り除くだけではなく、お肌を若々しく保つための栄養分を取り込むことができるというメリットを持っています。また、殺菌力が高いという部分も見逃すことのできないメリットです。

その反面、粒子が比較的荒いという特徴を持っているため、少しの力でもお肌への負担が大きくなってしまう可能性が大。
ソルトスクラブは、どちらかというとボディケア用に適しているといえるでしょう。

 

シュガースクラブ

粒子が細かく、お肌への刺激が少ないというメリットを持っています。また、砂糖には保水や保湿効果を期待することができるため、古くなった角質を剥がしつつ、お肌にうるおいを与えることができます。

ところが、ほかの種類のスクラブよりも美肌効果が現れにくいというデメリットを持っています。
効果の現れ方は遅くても、お肌への刺激を極力減らしてスキンケアを行いのであれば、オススメすることのできるスクラブです。

 

コンニャクスクラブ

コンニャク原材料とし、粉末状に加工したものを洗顔料に配合したものがコンニャクスクラブ洗顔料です。コンニャクスクラブの特徴は、ソルトスクラブやシュガースクラブのようなザラザラとした使用感がなく、お肌への刺激が最も少ないという点にあります。
さらに、コンニャクは物質を吸着する性質を持っているため、毛穴の黒ずみの原因となっている皮脂や角質などの老廃物を無理なく吸着し、ツルツルのお肌をつくり出す効果に優れています。

コンニャクスクラブに関しては特にデメリットが見当たりませんが、やはりスクラブである以上、過剰な使用は避けるべきでしょう。

 

スクラブ洗顔でのトラブルからお肌を守りましょう

もう一度、スクラブ洗顔のメリット、デメリットについて考えてみることにしましょう。
スクラブ洗顔は、古くなった角質を除去し、お肌のターンオーバーの促進に役立つというメリットを持っています。
ところが、角質や皮脂を必要以上に取り去ってしまう危険性を秘めているというデメリットも持っています。
つまり、使用方法を誤ってしまうと逆効果をもたらす可能性があるのが、スクラブ洗顔であるということですね。

お肌のトラブルを回避しつつスクラブ洗顔の効果を最大限に実感したいのであれば、スクラブ洗顔を行う頻度は、週2回に留めましょう。
また、角質が取り除かれたお肌は非常に敏感になっていますので、スクラブ洗顔を行ったのであれば、いつも以上の保湿を心がけ、お肌を保護してあげることが大切です。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ:
この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

Comments are closed.