> >

こんな時OK?日焼けやニキビのある時のスクラブ洗顔




 
どうもメイクのノリが悪い。お肌がなんとなくくすんで見える。
メイクをする女性であれば、一度はこのようなお肌のコンディションを経験しているのではないでしょうか?

このような肌トラブルの原因は、身体の内部の問題が大きく関係していることもありますが、外部からの刺激が原因となってお肌がデリケートな状態となっているために起こることもあります。
たとえば、日焼けの直後など。
では、このようなお肌のコンディションのときに、スクラブ洗顔を行っても大丈夫なのでしょうか?


スポンサードリンク



 
スクラブ洗顔を行う目的は、お肌に残っている古くなった角質を取り除いたり、毛穴に入り込んでしまった汚れや皮脂を取り除いたりすることですが、これは、あくまでもお肌が健康な状態のときに行うものです。

ということは?
日焼け直後のお肌に関しては、スクラブ洗顔を行うとお肌のコンディションを一層悪くしてしまう可能性があるということです。
また、ニキビや吹き出物ができているときのお肌も非常にデリケートな状態となっているため、スクラブ洗顔は行わないことがベストです。

 

日焼け後のスクラブ洗顔はなぜいけない?

まず、日焼け後のお肌がどのような状態になっているのか考えてみることにしましょう。
私たちのお肌の表面(表皮)は角質層で覆われており、さらにその奥の基底層という部分には色素をつくり出す元であるメラノサイトが存在しています。
通常であれば、メラノサイトは角質層に守られているため、よほどのことがない限り刺激を受けて活性化することはありません。
ところが、お肌に向けて大量に紫外線が放射されると、それは角質層を通りぬけてメラノサイトにまで到達します。つまり、紫外線が表皮の細胞を破壊してメラノサイトにまで到達し、メラニン色素をつくり出すということです。
さらに、皮下でつくられたメラニン色素はどんどん表皮に押し上げられて行き、やがてはお肌が黒色に変化する日焼けの状態となるということです。

と、ここまで文章を読んでいるだけでは実感が湧かないかもしれませんが、実は、紫外線が角質層を通りぬけてメラノサイトに到達するまでの間、私たちの皮下では大変なことが起こっています。
前述の通り、紫外線は私たちの皮下の細胞を破壊し続けますが、これにより私たちの皮下の細胞はヤケドを起こした状態となっており、表皮には炎症という形でヤケドの症状が現れてきます。

皆さんは、身体のどこかにヤケドを負った場合、まずどのような処置を行うでしょうか?
水や氷で冷やしたり軟膏をつけたりして、なんとか炎症を抑えようとすることでしょう。そしてこのときには、間違ってもヤケドを負った部分に刺激を与えたりすることはしないはずです。
もう、おわかりですよね?
スクラブ洗顔は多かれ少なかれお肌を刺激する洗顔方法であるため、日焼け直後のお肌に対しては行ってはいけないということです。

日焼け後にスクラブ洗顔を行いたいのであれば、とりあえず表皮の炎症が治まるまで待ちましょう。
炎症が治まったら、スクラブ洗顔やピーリングをゆっくりペースで行ってみて下さい。
徐々にお肌が元の状態に戻りますよ。

 

ニキビ肌や吹き出物肌のスクラブ洗顔がなぜいけない?

絶対にいけないということではありませんが、次から次へとニキビや吹き出物ができ続けていたり、炎症がひどくなっていたりするときには、お肌のバリア機能が壊れている可能性があります。
このようなときには、スクラブ洗顔はひとまず忘れて、いったん皮膚科で専門的な治療を受けて下さい。素人判断でスクラブ洗顔を行ってしまうと、お肌が防衛機能を働かせて皮脂分泌を増やしたり、角質層が剥がれにくくなったりすることがあります。

また、ニキビや吹き出物ができる原因は外部からの刺激だけではなく、ストレスや体調が影響している場合もあります。
ニキビや吹き出物を根本的に治したいのであれば、スクラブ洗顔よりもまず病院です。

 

スクラブ洗顔を行えるのはこんなとき

ニキビや吹き出物のできはじめの頃や、治りかけ、あるいは症状が悪化しないようであれば、週1回程度のスクラブ洗顔を行うことができます。
ただし、お肌のコンディションが正常な状態ではなくやや弱っているということを考慮した上で、優しく慎重に行って下さいね。

また、スクラブ洗顔によりニキビや吹き出物の症状が悪化してしまった場合には、ひとまずご自身で処置を施すよりも先に、皮膚科で診察を受けましょう。
その際には、使用したスクラブ洗顔料を皮膚科へ持参して下さい。スクラブ洗顔の粒子が原因であることもあれば、配合されているなんらかの成分が原因であることもあり、これらは素人では判断することができません。
なによりも怖いのは、自己判断であれやこれやと処置を行うことです。

 

逆効果を導き出さないために

お肌の新陳代謝を促して美肌へと導いてくれるスクラブ洗顔ではありますが、日焼け、ニキビ、吹き出物といったお肌のトラブルに見舞われている最中には、とりあえずスクラブ洗顔は行わずに、お肌の状態の変化を観察しておきましょう。

お肌のコンディションが悪い状態でスクラブ洗顔を行っても、本来のスクラブ洗顔効果を得ることは難しいでしょうし、逆効果を導き出してしまう可能性もあります。
お肌のコンディションが戻ったら、お肌の状態に合わせて慎重にスクラブ洗顔を開始しましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ:
この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

Comments are closed.