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酵素洗顔料は泡立てる?泡立てない?



洗顔をする女の子
 
皆さんは、洗顔を行う際に必ず洗顔料を泡立てて、モコモコの泡でお肌を包んでいますか?
おそらく、大多数の方がモコモコの泡をつくって洗顔を行っているのではないかと思います。
では、そのモコモコの泡の正体って、いったいなんだと思いますか?

それは、界面活性剤です。
そう聞いてしまうと、ビックリしてしまう方もいらっしゃることでしょう。
だって、界面活性剤はお肌によくないというのが一般的な定説となっているわけですから。


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ですが、同じ界面活性剤であっても、配合量によってはお肌への影響を気にする必要がない場合もあります。また、”界面活性剤不使用”という表示がある製品であっても、合成界面活性剤は含まれていないものの、植物性でお肌への刺激が弱いといわれている植物性界面活性剤が配合されていることがあります。
つまり、なにがなんでも界面活性剤配合だけは許せない! と言ったところで、界面活性剤という直接的な表記ではなく、化学記号などで記された界面活性剤がちゃっかり配合されていることもあるということですね。

では、酵素洗顔料には界面活性剤が配合されているのでしょうか?

 

酵素洗顔料と界面活性剤

現在では、本当にさまざまな種類の酵素洗顔料が販売されるようになりましたが、私が独自に数種類の酵素洗顔料の配合成分を調べてみたところ、合成界面活性剤である”オクトキシノール”や”オレイル硫酸TEA”などをはじめとする表示のある製品は見当たりませんでした。
ただし、”ステアリン酸ポリグリセリル-10″という表示が記されている製品はいくつか存在していました。これがまさしく、植物性界面活性剤です。
ですが、この植物性界面活性剤は、お肌に優しい天然植物由来成分を主成分とした酵素洗顔料や洗顔フォームなどに多かれ少なかれ配合されていますので、まず気にする必要はないでしょう。

 

合成界面活性剤と泡立ちについて

酵素洗顔料の初経験のある方は、はじめてその製品で洗顔を行った際に「なんて泡立ちが悪い洗顔料なんだろう?」と感じたことがあるのではないかと思います。
それは、その製品に含まれている合成界面活性剤、あるいは植物性界面活性剤が極めて少ないことを意味します。
つまり、”当たり”の製品をつかんだということになります。
酵素は、それだけでタンパク質や皮脂を分解させる作用を持っているため、わざわざ界面活性剤を配合する必要はないということでしょう。

ですが、酵素洗顔料とはいえ、洗顔料であることには変わりなく、泡立ちがない、あるいは泡立ちが少ないと洗顔を行った気がしないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
酵素洗顔料を使用する際には無理に泡立てる必要はありませんが、どうしてもモコモコの泡が欲しいというのであれば、界面活性剤の配合量が少なめな洗顔フォームなどに酵素パウダーを混ぜて洗顔を行うという方法があります。
また、泡立てネットを使用すると、酵素洗顔料であっても意外と泡立つことがありますので、ぜひ試してみて下さいね。

 

なぜ泡にこだわる?泡洗顔のメリットとは?

正しい洗顔方法を調べてみると、そのほとんどは「たっぷり泡立てた泡で、優しくお肌を包み込むようにして洗顔を行いましょう」というようなことが書かれています。
そして、これは全く間違っていません。
では、泡洗顔を行うメリットはどのようなところにあるのでしょうか?

たとえば、一般的な洗顔フォームで洗顔を行うとします。
その際に、洗顔フォームを泡立てずにお肌に直接つけてしまうと、お肌の上で少量の泡が現れて、そのまま洗い流すという流れになりますね。
このときに、洗顔フォームを直接つけたお肌はどのような影響を受けるのでしょうか?
それは、摩擦です。
長期間に渡って摩擦を与えられ続けたお肌は、その摩擦によって色素沈着を起こしてしまうことがあります。また、余分な力が加わることにより、皮下の毛細血管が切れてしまうことも考えられます。

では、泡洗顔ではどうなのでしょうか?
泡洗顔を行う際の泡は、ほぼ方手いっぱいに乗るくらいが適正量の目安です。そしてその泡をお肌に乗せて洗顔を行うと、お肌には余分な刺激が加わらず、短時間で洗顔料を顔いっぱいに広げることができるというメリットを持っています。
つまり、この部分が泡洗顔にこだわる理由であると考えることができます。

 

酵素洗顔を行うコツとは?

上記の理由から、多少なりとも泡立てた洗顔料で行う洗顔が好ましいということがわかりましたね。
では、酵素洗顔料で洗顔を行うコツは、泡立て洗顔のほかにどのようなものがあるのでしょうか?
酵素洗顔料は非常に洗浄力に優れているため、短時間で洗い流してしまうことがおススメです。
泡立てた泡が少ない場合でも、30秒を目安に、サッと洗い流してしまうことがコツ。
そんなに短時間では隅々まで洗えない……という方は、皮脂が溜まりやすいTゾーンから泡を乗せ、すぐに顔全体に泡を伸ばしてみて下さい。
実際にこれを行ってみると、30秒という時間が案外長いことに気付くはずです。

お肌のターンオーバーを整え、美肌づくりに役立つ酵素洗顔。
正しい洗顔方法をマスターして、自信の持てる素肌を目指しましょう。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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