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アトピー性皮膚炎の人はプラセンタは使えない?



ハイドロキノン
 
アンチエイジングに効く美容成分はたくさんありますが、老化の大敵である活性酸素を除去する抗酸化作用や、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーを整えるのに欠かせない細胞分裂を促進するグロースファクターといわれる効果など、あらゆるアンチエイジングの肌の悩みを解消する優れた美容効果を持つプラセンタは、肌の悩みを抱える多くの人にとって、とても魅力的な美容成分です。


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しかし中には敏感肌だったりアトピー性皮膚炎など、元々肌質が丈夫でないために、「アンチエイジングの美容成分はどうせ肌に合わないのだから」と最初からプラセンタをスキンケアに取り入れることを諦めてしまう人もいることと思います。

確かにこのような肌質の人は、肌のバリア機能がデリケートなので、美白成分やアンチエイジング成分などが肌の刺激となることもあるかもしれません。

しかしプラセンタは本当に、敏感肌やアトピー性皮膚炎の人は諦めなければならない成分なのでしょうか?
プラセンタの特徴を踏まえて、ご説明していきたいと思います。

 

敏感肌とアトピー性皮膚炎との違い

敏感肌とアトピー性皮膚炎の違いと言うと、病院で診断された病名が「アトピー性皮膚炎」ということが一番の目安です。

元々バリア機能が弱かったり、薄くて乾燥や合わない化粧品の成分でかぶれたり、赤く炎症を起こしやすい敏感肌の人の中には、「もしかしたらアトピーっぽいかもしれない」と思い込んでいる、自称アトピーの人も時々いますが、弱くてもバリア機能が一応正常に働いている敏感肌に対して、アトピー性皮膚炎はバリア機能が正常に機能しない敏感肌とは異なる皮膚の疾患です。

花粉やハウスダストなど、様々な原因で皮膚の痒みや炎症が起きるアトピー性皮膚炎は、医療機関を通院してステロイド剤などの薬を処方されている人も多く、生活に使う洗剤や毎日口にする食品を選ぶ際も、色々な制約があったり、安全に使用できる成分を意識している人が少なくありません。

また、敏感肌の人の肌は皮脂が正常に分泌されている場合が殆どですが、アトピー性皮膚炎の人は皮脂の分泌が極端に少なく、カサカサしているのも特徴です。

皮脂は肌を外界の刺激から守る第一の砦のようなものなので、それが十分に分泌していないアトピー性皮膚炎の人は、化粧品を選ぶ際も成分を吟味したり、医師から勧められた製品を使っている人が多いようです。

そんな敏感肌よりはるかにデリケートな状態のアトピー性皮膚炎だからこそ、プラセンタはとても魅力的だけれど、スキンケアに取り入れても大丈夫かどうか、敏感肌の人より慎重にならざるを得ないのが現実と言えます。

 

プラセンタにはアトピー性皮膚炎を改善する効果も

攻めの美容成分であるプラセンタは刺激も強そうだし、アトピー性皮膚炎には避けた方がいいのかも。と思われがちですが、実はプラセンタには、アトピー性皮膚炎を改善する嬉しい効果があるのです。

まず、プラセンタには、炎症を抑える効果や、アレルギー反応を抑える効果があります。
これらは、外界からの刺激で皮膚がアレルギー反応を起こして炎症した状態になりやすい、アトピー性皮膚炎の症状を緩和することが期待できます。

しかしアトピー性皮膚炎ではない敏感肌の人の中にも、プラセンタ配合の化粧品が合わないということが少なからずあるのも事実です。

何故、アトピー性皮膚炎よりもバリア機能が正常な状態の敏感肌の人が、肌荒れなどの炎症がおきてしまうのかというと、これはプラセンタが原因よりも、一緒に配合されている合成界面活性剤や、防腐剤が原因になっている場合が多いと考えられます。

実際筆者も合成界面活性剤が複数種類入ったプラセンタの美容液では肌荒れをしたことがありますが、比較的合成界面活性剤の配合量が少ないものでは、肌荒れすることなく、使用することができた記憶があります。

合成界面活性剤は、肌の皮脂を分解してバリア機能を弱めると言われているので、元々バリア機能があまり強くない敏感肌には、負担になるのかもしれません。

同じくアトピー性皮膚炎の人も肌のバリア機能が弱っているので、敏感肌同様になるべく合成界面活性剤の配合量が少ない、肌への負担が少ないアイテムを選ぶといいかもしれません。

プラセンタには、抗炎症作用や抗アレルギー作用の他にも、肌本来の保湿成分であるコラーゲンの生成能力をアップする効果もあるので、肌の潤いを根本から改善することでバリア機能を少しずつ改善していく効果も期待できます。

人気がある商品では、フラコラのWHITE‘stプラセンタ原液という美容液が、バリア機能が敏感な肌に負担となる合成界面活性剤が使用されていないので、安心して使用できお勧めです。

 

サプリメントならアトピーの方でも安心

また、どうしてもプラセンタ配合の化粧品が肌に合わない場合は、サプリメントで摂取するのも一つの方法です。
サプリメントを選ぶ際も、よく配合成分や原料を吟味して、アレルギー反応の起きる成分が入っていない、プラセンタの原料である豚や馬の生育環境が良好で安全なものを選ぶようにすると、アトピー性皮膚炎の人でも安心して連用することができ、その効果を実感しやすくなります。

どうしても選んだ商品が心配だったり、配合成分に疑問がある場合は、かかりつけの医師や製造元へ確認してから取り入れることをお勧めします。

辛いアトピー性皮膚炎の症状を緩和する効果のあるプラセンタを自分に合った方法で上手に生活に取り入れて、健康な状態の肌を目指す補助アイテムとしてぜひ活用していきたいものです。

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