手作り卵白パックの成分と効果
みなさんこんにちは。
身近で簡単に美肌に近づく食材をご存知ですか?
今回はエスティーローダのモデルを務めるケンダル・ジェンナーやキャサリン妃も取り入れている美容法としても注目されている卵白を使った美容法(卵白パック)の成分と効果について解説」します。
日本では美容家の白河三來さんがアンチエイジング効果を紹介して話題になりました。全ての年齢・全ての肌質の方が取り入れやすいお手軽美容方なので、ぜひ試してみてください。
卵白パックの成分と効果
ニキビ対策
ニキビの原因は色々ありますが、細菌の繁殖によるニキビの場合、卵白パックはとても効果的です。卵白に含まれるリゾチームという酵素は細菌の細胞を壊す働きを持っているため、肌表面で増えてしまった細菌の繁殖を抑えることができます。
※クレーターのあるニキビ跡にも効く?
クレーターのあるニキビ肌をきれいにするためには、肌のターンオーバーを正常化し、下からできてくる肌をなめらかで凹凸のない状態にしなくてはいけません。卵白パックには低刺激ながらピーリング効果があり、ターンオーバーの周期が長くなり、厚く硬くなった本来は剥がれているべき古い肌を取りのぞき、新しい肌ができてくるのを活性化してくれます。大きいクレーターやニキビ跡は頑固で、少し時間はかかりますが、根気良くお手入れを続けましょう。
美白・シミ解消
卵白に含まれるオボアルブミンという成分は、メラニンの生成を抑制する働きがあります。そのため、シミや色素沈着を防ぐことができます。顔以外にも黒ずみや色素沈着が出やすい部分に使用するのもオススメです。
たるみ・しわ対策
オボアルブミンにはメラニンの生成を抑制する他に、肌の弾力をアップさせる作用があります。そのため、しわやたるみにも効果的です。
毛穴の黒ずみ・角栓除去効果
卵白のpH 7.5~8ほどの弱アルカリ性で、健康的な肌のpHが5.5~6と比べると少しアルカリ性に傾いています。皮脂汚れや角栓は健康的な肌よりも酸性なので、弱アルカリ性の卵白でパックすることで、酸化した皮脂汚れや角栓を中和し、健康的なpHに戻してくれます。
ヘアケア効果
毛穴の黒ずみや角栓と同じように、頭皮の毛穴の汚れを分解することもできるので、スキャルプケアにも効果的です。また、卵白にはたくさんのアミノ酸が含まれているため、ヘアカラーやパーマなどで傷んだ髪の毛を補修することができます。
卵白パックの成分
卵白パックの成分の特徴は大きく3つあります。
オボアルブミン
卵白に含まれるタンパク質で、メラニンの生成を抑える働きがあります。シミや色素沈着を防ぐことができるので、美白効果が期待できます。
リゾチーム
リゾチームはタンパク質を分解する加水分解酵素です。正常な肌の上にはたくさんの細菌がいますが、何かしらの原因によって細菌が増えすぎるとニキビなどの炎症につながります。リゾチームは細菌の細胞壁を壊す働きがあるため、殺菌効果があります。細菌性のニキビにはとても効果的な成分です。
弱アルカリ性
卵白のpH 7.5~8ほどの弱アルカリ性で、健康的な肌のpHが5.5~6と比べると少しアルカリ性に傾いています。肌の汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の卵白は汚れを中和することができます。一般的に美肌の湯と言われる温泉は卵白と同じぐらいの弱アルカリ性を示します。この弱アルカリ性の性質によって、卵白は弱いピーリング効果と、クレンジング効果を持ちます。
卵アレルギーの方は卵白パックを使えません
アレルギーがある場合はオススメできません。また、今まで気づいていなくても体調がすぐれない時などアレルギー反応が出やすくなる場合があります。
必ず二の腕の内側など皮膚の柔らかい、炎症が出ても目立たない場所でパッチテストをしましょう。
パッチテストをする際は卵白を綿棒に取り、腕の内側に塗った後、上から絆創膏を貼って2時間ほど放置し、洗い流した後の状態を見ます。痒みや痛みを感じる場合や、洗い流した後に赤みが出るなどの症状がある場合は中止しましょう。2時間経つ前に症状が出た場合はすぐに中止し、しばらくたっても症状が引かない場合は皮膚科など専門医を受診しましょう。