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【保存版】徹底解説!厚生労働省に認可されている美白有効成分9種類



日本国内で、化粧品を薬用(医薬部外品)として販売するには厚生労働省の認可が必要になります。

 
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薬用美白化粧品という明記がされているものには、美白効果が認められることが証明されたということになります。


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それでは、美白有効成分として認可されている成分をご説明しましょう。

 

アルブチン

アルブチンには、α-アルブチンとβ-アルブチンの2種類があります。
アルブチンが化粧品に使用されたのは、かなり前からのことです。
一般的にアルブチンといえば、β-アルブチンのことでしたが、新たにα-アルブチンという成分になりました。

これは、ハイドロキノンを安定化させた成分で、β-アルブチンの10倍の美白効果があります。
これからできるシミを予防するために、期待の持てる美白成分です。

 

エラグ酸

エラグ酸は、イチゴやブルーベリーなどに含まれるポリフェノールの一種です。
もともと、美白成分として注目されていたわけじゃないのですが、抗酸化力が高いので老化防止に役立つとして注目されました。

このエラグ酸には、メラニン色素の黒化の原因になるチロシナーゼの働きを抑える効果があります。
この美白効果が注目され、化粧品に利用されることになりました。
植物由来の成分なので、化学的な美白成分と比べて安全性が高いことでも評価されています。

 

ルシノール

ルシノールは、ある化粧品メーカーが開発をした美白成分です。
この美白成分のもとになっている原料は、シベリアのモミの木に含まれる成分です。
これを改良することで、チロシナーゼとチロシンが合成してメラニンが黒化するのを防ぐ働きがあります。

アルブチンにも同じような効果がありますが、ルシノールは肌に浸透しやすいというメリットがあります。
これからできるシミを防ぐことができる、予防美白成分です。

 

ビタミンC誘導体

美肌に欠かせないビタミンとして、一番有名なものがビタミンCです。
メラニンの生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促進する効果があります。
肌の美しさの土台を作るためには、ビタミンCは欠かせないものですが、そのビタミンCを浸透力と安定性を高めたのがビタミンC誘導体です。

ビタミンCは、果物や野菜などから摂取することができますが、身体の中に吸収されたビタミンCが肌の届くのはかなり困難なことです。
化粧品にはビタミンCを配合したものが沢山ありますが、ビタミンCは酸化して変質しやすいことや、肌に浸透しにくいという欠点があります。
ビタミンC誘導体は、その欠点をカバーできる成分です。

 

プラセンタエキス

哺乳類の胎盤から抽出されたのがプラセンタエキスです。
プラセンタには、実に多くの美容効果がありますが、その中でも細胞を活性化するということが注目されます。
細胞を活性化することで、老化を防ぐという効果があります。

細胞を活性化することで、肌に新陳代謝が高まります。
角質層に含まれたシミのもとになるメラニンを排出させるためにも、肌の新陳代謝が大切なことです。
年齢を重ねてターンオーバーの低下の改善に役立ちます。
プラセンタは美白に特化しているわけじゃないのですが、美白効果が認められています。

 

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、止血の目的で医療機関で使用されてきた成分です。
これが肝斑という種類のシミに効果があるとして、内服薬として処方されます。
市販の医薬品としても販売されているので、医師の処方がなくても入手可能です。

肝斑というのは、シミの中でも一般的なシミとは違います。
女性ホルモンと深い関係があり、妊娠や更年期など女性ホルモンのバランスが左右される時にあわられます。
頬にモヤッとした左右対称な色素沈着が肝斑です。
これには、トラネキサム酸以外の美白成分は効果がありません。

 

リノール酸

リノール酸とは、植物オイルに含まれる不飽和脂肪酸の一種です。
必須脂肪酸としても注目される成分です。
健康油などでお馴染の、このリノール酸が美白に効果があることは、意外と知られていません。

美白効果としては、メラニンのもとになるチロシナーゼという酵素の量を減少させる効果があります。
これによって、チロシナーゼとチロシンが合体してメラニンが生成されるのを防ぐことができます。

 

カモミラET

ある化粧品メーカーが開発した美白成分です。
カモミール(カミツレ)というキク科の花から抽出される成分には、炎症を抑える効果や、保湿効果などがあります。
多くの化粧品にカモミールエキスが使用されてきました。

このカモミールに美白に効果があるとして開発されました。
多くの美白成分が、メラニンの生成にかかわるチロシナーゼの抑制によってシミを予防するのに対して、カモミラETは他の方面からアプローチする美白成分です。

その働きとは、紫外線を浴びてしまうと、メラニンのもとになる成分を生み出すメラノサイトという部分がありますが、そこにメラニン生成のサインの伝達をストップするというものです。
メラノサイトに指令を出す物質を抑えることができる、他にはない成分なのです。

 

t-AMCA(t-シクロアミン酸誘導体)

t-AMCAは、カモミラETとよく似た働きをする美白成分です。
肌は強い紫外線を浴びると、紫外線に含まれる刺激から肌を守るためにメラニンを生成しようとします。
その際に、情報伝達物質としてプロスタグランジンという物質が大量に分泌します。

t-AMCAは、このプロスタグランジンの分泌を抑える効果があるので、伝達をストップできてメラニン生成を抑える効果があるのです。

 

認可された美白成分は以上の9種類

以上の9種類の成分が、厚生労働省から認可されている美白成分です。
これらの他にも、独自に開発した美白成分を各メーカーが認可を受けているものがありますが、
それらは現在認められている美白成分を独自の配合バランスなどで開発したものです。

薬用美白化粧品には、きちんとした臨床に基づいた有効性があるので、選ぶ時の参考にしてください。

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この記事は当ブログのライター「さくまま」が書きました。

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