大切な髪を傷める前に!正しい髪のとかし方・ヘアブラシの選び方
毎日なにげなく行っているブラッシング。でも、とかしている途中で髪がブツブツと切れるなど、ダメージヘアの原因になってしまうことも少なくありません。そこで今回は、髪を傷めずにツヤを出す、上手なとかし方について調べてみました。
とかす順番は、まず毛先から
ブラッシングをするとき、根元のほうから一気に毛先までブラシを動かしてはいませんか? 地肌の汚れを取り、油分を髪全体に行き渡らせるには確かにこの方法が一番なのですが、毛先がからまった状態のままとかしてしまうと、枝毛や切れ毛の原因になります。
髪をとかすときは、まず優しく毛先のもつれをほぐしてからにしましょう。次に耳のあたりから毛先に向かってとかし、最後に地肌から毛先までという順番でとかせば、髪にダメージを与えずブラッシングすることができます。
濡れた髪にブラシはNG
濡れた髪は、キューティクルが開いてとても無防備な状態になっています。そのため、濡れた髪をブラシでとかしてしまうと、キューティクルが剥がれてパサパサになってしまうのです。ドライヤーできちんと乾かしてからブラッシングしましょう。
また、トリートメントやヘアパックを髪全体に行き渡らせるときには、普通のブラシではなく目の粗いコームを使うとダメージを最小限に抑えることができます。
ブラシはゆっくりと動かす
髪をとかすとき、ブラシをせかせかと早く動かしてしまうとキューティクルが剥がれやすくなります。ブラッシングそのものが髪にとっては脅威なので、よほど丁寧にしてあげないとあっという間にダメージヘアの出来上がりです。時間のある時に、ゆっくりと行うようにしましょう。
髪と地肌に優しいブラシを選ぶ
ドラッグストアに行くとたくさんの種類のブラシが売られていますが、おすすめは獣毛を使った天然毛のブラシ。地肌に余計な負担をかけず、髪に自然なツヤを与えてくれます。ただし、毛が密集していて汚れがたまりやすいので、週に一度の定期的なクリーニングは必須です。
ちなみに、どこの家庭にもたいてい1本は置いてあるデンマンブラシは、ブロー用としてのみ使うことをおすすめします。髪がからまらず、とかしやすいのでブラッシングに使う人も多いのですが、角度によっては地肌を傷つけてしまう恐れがあります。
ブラッシングは優しく丁寧に
髪を傷めずブラッシングするには、地肌に優しいブラシを使い、毛先からゆっくりと丁寧にとかしていくことが大切です。また、濡れた髪は刺激に弱くなっているので、目の粗いコームを使うようにしましょう。