「モーツァルトは冷え予防に効果」「重い布団は寒い」って本当?
これまでは、食べ物や衣服、入浴や湯たんぽの温めるものなどの冷え予防対策をお伝えしてきましたが、今回はちょっと違った視点から冷え予防をしてみたいと思います。
モーツァルトには冷えを予防する力がある?!
音楽がお好きな方も多いと思います。家事や育児の合間、仕事の合間などに好きな曲を聴くとリフレッシュできますね。
食事やお茶を楽しむときにかけても、雰囲気が変わって、ご自宅でもちょっとしたカフェ気分が味わえることもあります。
今回は、音楽の中でもクラッシック曲の多くを作曲された、「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」について見ていきましょう。
クラッシックは普段聞かないわという方でも、学生時代に音楽の授業でモーツァルトのことは習ったことがあると思います。
なんと5歳くらいから作曲を行っていた天才で、ベートーヴェンやハイドンと並ぶ素晴らしい作曲家です。
テレビのCMなどでもモーツァルトの曲はたくさん使われていますので、一度聞いたらああ聞いたことがあると思うものも多いと思います。
モーツァルトの曲が冷え緩和に効果的な理由
クラッシックの中でも特にモーツァルトの曲をおススメしたいのはなぜかと言いますと、モーツァルトの曲には、3500ヘルツ以上の高周波が含まれることが多いからです。
これらの高周波は、耳から脳に伝わり、程よく脳を刺激してくれます。
交感神経に傾いてしまった自律神経を整えリラックスさせてくれるでしょう。
冷え性などでお悩みの方も、リラックスしてゆったりとした気分になることによって毛細血管の流れも良くなり知らず知らずのうちに気持ち良くなりながら体を温かくすることができるはずです。
そして、血流や体温アップの効果も期待できますので、同時に免疫力などを高める効果もありそうです。
冷え性改善にオススメのモーツァルトの曲は?
筆者も100曲ほどモーツァルトの曲が入ったCDを持っているのですが、その中でもある教授が冷え性を改善する音楽療法としておススメしている曲は下記のものです。
ディヴェルティメント ニ長調 K.334 第5楽章
弦楽四重奏曲 変ホ長調 K.428 第3楽章
ホルン協奏曲 変ホ長調 K.417 第2楽章
ディヴェルティメント ヘ長調 K.247 第2楽章
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 第2楽章
セレナード 第9番 ニ長調 K.320 第3楽章
これらが入っているCDを買うのも良いですし、ご自分でよりリラックスできる曲を探してみるのも楽しそうですね。
音楽の好みは人それぞれですから、気に入った曲をよく聞くことが大切です。
是非モーツァルトの音楽を聞いて冷え予防をしてみてはいかがでしょうか。
重い布団は冷えを招く?!
みなさんは、寝るときにどのような布団を使われていますか。
多くの方が6~8時間ほどを、人生の何分の一かを寝室で過ごされるわけです。
たかが睡眠、されど睡眠。その環境によってあなたの人生も変わってくることもあるかもしれません。
寝具が快適か、そうではないかで、冷えにも関係があることをご存知ですか。
特に、寒い時期や季節の変わり目などは、冷え性の方は何枚もの掛布団を重ねてきておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一見普通に見える、布団や掛布団を何枚もかける行為。しかし、これはあまりおススメできません。
重い布団が身体を冷やす理由
なぜかと言うと、重い布団や掛布団を何枚も重ねることによって、体にその重みが知らず知らずの間に伝わり、体が息苦しく感じがちです。
体は敏感ですから、場合によっては、押しつぶされそうになるなどの変な夢を見ることもあるかもしれません。
またそれだけではなく、同時に、寝返りもしにくくなってしまいがちです。
寝返りをせず固定されたように同じ姿勢で眠ることになると、どうしても血液の循環が滞り、血行が悪くなって冷えを招いてしまいます。
布団や枕なども含め、寝具は寝返りなどもスムーズに気持ちよくできるような、眠りを妨げないような重さ、形状のものを選ぶことが大切です。
冷え改善に良いのは羽毛布団
同じ毛布でも、羽毛布団などは、軽く温かいのでオススメです。
鳥の羽ですから、寒さにも強いというわけです。鳥は寒いときにはよく見ると、羽をぷっくりと膨らませていませんか。羽毛は空気を含むととても温かいのです。
羽毛布団を使う場合には、まず、羽毛布団を肌に一番近い部分にかけて、毛布などはその上に重ねる方がより温かく、保温力も高く、むれることも少なく、寝返りもうちやすくなるようです。
毛布の使い方にも注意が必要
一見、フワフワと毛がついている毛布を肌の近くにした方が温かそうですが、羽毛の方が空気を含みますので、熱を逃さず、毛布のようにひっかかりが少ないため寝返りもうちやすいようです。
毛布を一番体に近い部分にかけておられるかたは変えてみると良いでしょう。
ただ、これは羽毛布団の場合で、綿やポリエステルなどの布団であれば、毛布を肌の近くにする方が温かいようです。
布団の中に冷気が侵入しない工夫を
また、重い布団や毛布類を重ねるよりは、敷布団を多くした方が良いようです。
なぜかと言うと、冷気は低い所にあるので、できるだけ布団を増やすのであれば、体よりも下にある敷布団を多くした方が冷気を感じなくて済むので良いようですね。
スポンジや敷布団を増やすなどして眠りやすいように、できるだけ冷えが入ってこないように工夫すると良いでしょう。
眠っている間に、肩口などが冷えるかたは、羽毛が入った肩当てなどもありますので利用すると良いでしょう。