枝毛を防ぐための4つの対策とできてしまった枝毛をケアする方法
キレイにヘアセットできたと思っても、枝毛や切れ毛があっては台無しになってしまいます。
美しい髪を作るためには、ヘアケアは欠かせません。
髪が健康であれば、カラーリングもヘアセットも思いのままなのです。
枝毛の原因
髪はケラチンというタンパク質で構成されています。
髪のダメージは、髪を海苔巻状に包んでいるキューティクルが剥がれている状態です。
キューティクルへのダメージが、枝毛や切れ毛の原因になるのです。
では、キューティクルのダメージはどういった時に起こるのでしょうか。
髪が傷む原因を大雑把に分けると、摩擦、熱、化学物質に分けられます。
毎日のブラッシングによる摩擦や、洗髪後のドライヤー、カラーリングなどによって髪はダメージを受けているのです。
そうは言っても毎日のヘアケアを怠ることはできません。
どのようにしたらダメージを受けない健康的な美しい髪を作ることができるのでしょうか。
髪を傷めないための対処法
毎日のブラッシングでは…
髪の絡みを取り去ったり、ほこりを取り除くためにも毎日のブラッシングは欠かせません。
通りにくい髪を解く時に、力任せにひっぱたりしていないでしょうか。
髪は一本で150gのものを支えることができると言われていますが、力任せにブラッシングをすると枝毛を作ることになります。
特に髪が乾燥している時はキューティクルが剥がれやすい状態になっているので、力任せにブラッシングをしてはいけません。
髪のためには適度の湿度が必要になります。
髪が傷んでいると感じたら髪用の化粧水などを使って、ブラッシング前にキューティクルを整えるようにしましょう。
シャンプー後に髪を乾かすときには…
ドライヤーの熱も髪にダメージを与えるものの一つです。
そうは言っても洗髪後の濡れた髪を自然に任せて乾かしていると、より髪にダメージを与えてしまうことになります。
ダメージヘアを気にしているときは特に、髪が濡れたまま眠るなどしないようにしましょう。
ヘアドライヤーの熱は髪に良い影響を与えません。
ドライヤーを使って髪を乾かす時は、髪からドライヤーを10~15㎝くらい離して使うようにしましょう。
温度もあまり熱くないようにして、根元から乾かしていきます。
8割がた乾いたところでドライヤーの使用をやめて、自然に乾かしてください。
カラーリングはできるだけ避けて
カラーリングと言われている永久染色剤は、髪のキューティクルをはがした後に髪の内部に染料を浸透させて髪を染めるのです。
キューティクルをはがすのですから、髪にダメージがないわけがありません。
髪を美しく保ちたいと思っているのならば、なるべくカラーリングを避けるようにしましょう。
それでもどうしてもカラーリングをしたいというときには、髪に影響を与えにくいヘナ染料を原材料にしたカラーリング剤を使用するか、永久染色剤ではないヘアマニュキアを使ったり、カラーバターによる染色をするなど工夫することが大切になります。
カラーリング自体はさまざまな種類で行うことができますので、髪にダメージのない方法を選ぶように心がけましょう。
シャンプーの際には髪の摩擦に気をつけて
髪は摩擦に弱いものです。
洗髪だからといって必要以上に髪をこすり合わせていては、洗髪の度に髪にダメージを与えてしまいます。
髪にダメージを与えないシャンプーの方法としては、髪を洗う前にあらかじめブラッシングしておくのが良いでしょう。
あらかじめブラッシングしておくことで髪の通りが良くなり、頭皮の汚れも浮き立たせてくれます。
シャンプーの時はシャンプー剤を髪につける前に手のひらで良く泡立ててください。
泡立たせることで髪と髪の間に泡が入り込み、より細かく汚れを落としてくれます。
髪を摩擦しなくても汚れが落ち、泡状態のためにすすぎ残しも少なくて済みます。
もちろんシャンプーが残らないようにしっかりとしたすすぎが大切になります。
コンディショナーは毛先からつけるようにして、地肌にはなるべく付けないようにします。
トリートメントも同様に毛先からつけるようにして、時間をかけて髪の内部に浸透させて下さい。
洗髪後はタオルでごしごしこすらないようにして下さい。
頭をタオルでこするのもNGです。
できてしまった後の枝毛ケア方法
枝毛は一度できてしまうともう元には戻りません。
よく切れるハサミを使って、枝毛の上部2~3㎝上からカットして下さい。
ハサミが切れないと髪をはさみ込んで、その部分から再び枝毛ができてしまうことになりかねません。
手で引きちぎったり引っ張ったりすることも同様に、そこからさらに枝毛を作ることになりますので注意が必要です。
枝毛を切り落とす時は垂直に切って下さい。
斜めに切り落としてしまうと、その部分から再び枝毛ができてしまう可能性もあります。
目に見える枝毛があるということは、髪にダメージがあるという証拠です。
トリートメントをするなどヘアケアに気を遣うようにしましょう。