代謝・血行を促進するアロマレシピ~デトックスやダイエットに!
最近はデスクワークをする人が多いので、どうしても体の中にいらない老廃物がたまってしまいがちです。栄養バランスが悪かったり、運動不足や睡眠不足といった問題から、代謝が落ちる上、排泄されなければいけないものが体内から出て行かないと体にも悪いですし、心にも不調が出てきたりしまう。運動や食事改善などが必要ですが、代謝を促したり、血行促進作用があるアロマを使って、上手に体内の循環をよくしていくことをオススメします。
汗をかいてデトックス!バスソルトにおすすめのレシピ
まずは、汗をしっかりかくことでデトックス効果が高まります。体温調節のためにも、汗をかくのは大事なことです。最近は冷房がきいた部屋で上手く汗をかけなくなっている人も多いです。環境の変化に上手く対応できないために、体調をくずす人も多いです。不要なものをしっかり出すために、全身浴にアロマ入りバスソルトを入れてみましょう。それでも汗をなかなかかけない人は、じっくり半身浴をしてみるのが良いですよ。入浴では水分が出ていくので、水分補給をしっかりするのも忘れないでください。
バスソルト用のアロマレシピとしては、ジンジャー×オレンジ・スイートやジュニパーベリー×ゼラニウム、ブラックペッパー×パルマローザ等です。ソルトは天然塩を使うのが最適ですが、溶けにくいので、手軽にやりたいときは、粒の小さな塩を活用するのが向いています。
ジュニパーベリーは、北アメリカや北アフリカ等を原産地とするヒノキ科の植物です。古くはネズミ除けとして使われていました。葉が鋭いためにネズミ刺しと言われることもあります。アロマは果実から抽出されますが、緑色の果実が熟すまでには、2年ほどかかります。針葉樹らしいシャープな香りと甘みも感じるのがジュニパーとジュニパーベリーの違いです。魔除けのちからがあるとされ中世ヨーロッパでは、戸口に飾り付けたりしていました。
代謝アップのためのトリートメントオイル向きアロマ
また、血液循環を促すためには、代謝アップのためのトリートメントオイルが使えます。代謝が上がれば、肌もイキイキとよみがえり、太りにくい体を作ることもできます。オイルに向いているアロマレシピが、サンショウ×ユズです。その他に、マージョラム・スイート×バジルやローズマリーカンファー×カルダモン等があります。
バジルは、アフリカや太平洋諸島を原産地とするシソ科の植物です。日本ではその種子を水に浸して、メボウキとして目の洗浄に使ってきた経緯があります。ヨーロッパでは料理の定番で、アロマの香りも強いのが特徴です。イタリアでは、バジルの枝を手渡された若者はその娘を永久に愛してしまうという迷信があるほどです。
セルライト対策トリートメントオイル向きアロマ
それと、脂肪細胞の周りに老廃物が増えて表面の皮膚がでこぼこしているのがセルライトです。セルライトを消すためにも、血行促進を促すほかありません。毎日のお手入れにジェルを使うのがオススメです。ジェルはひんやりとするので夏場のケアに向いています。冬は、アルガンオイル等を使ったトリートメントオイルを使う方が向いています。オススメのアロマレシピは、グレープフルーツ×ブラックペッパーや、オレンジ・スイート×ローズマリー・カンファー、シダーウッド×レモンがあります。
グレープフルーツは、楽園のようなミカンという学名を持っています。その名のとおり、気持ちをワクワクさせてくれるすっきりとした香りです。とある研究では、グレープフルーツのアロマで売上が上がったという成果が出たりしています。また、とある化粧品企業の研究で、交感神経を刺激し、脂肪燃焼を促進するタンパク質を生み出す力があることが判明しています。ただ、劣化が早い精油なので少量サイズを購入するのがオススメです。3mlから5mlあたりが市販されています。
食欲を抑制するアロマ
ダイエットのためには、余計なところから出てくる食欲を止める必要があります。過剰な食欲が出てくるのは、ストレスが原因だったりします。それゆえ、上手く芳香浴で気分転換するようにしましょう。マウスウォッシュをするのも効果がありますよ。
芳香浴に向いているのは、交感神経を刺激するものや脂肪燃焼を促進する作用があるアロマが向いています。グレープフルーツやジャスミン、ブラックペッパーといったアロマを自分が楽しめる方法で嗅ぐだけでOKです。
ブラックペッパーは、インド原産のコショウ科の植物です。茎はつる性になっていて、その先に房状の実がなります。この実が熟して私達がよく知っているブラックペッパーになります。産地によってアロマにも違いがあり、マダガスカル産は暖かさを感じる人が多いです。インド・スリランカ産はさわやかな香りが特徴です。古くから肉を保存する時に重宝されてきました。大航海時代には、銀貨と同等の価値があったと言われています。また、ブラックペッパーは、緑色の未熟な実を乾燥させて黒くさせたものです。これに対して、ホワイトペッパーは赤く熟したペッパーの外皮をはがしたものになっています。ピリッとしたアロマの香りはリフレッシュ効果も高いです。