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美と健康の柱となる背骨~ヨガで知る、背骨・仙骨の重要性



ヨガ
 
座っているときも、立っているときも、背骨を意識していますか? たとえば、電車に乗っているときや、飲食店で、座っている人の姿勢を観察してみてください。どうでしょうか? スッと背筋の伸びている人を見ると気持ちがよいですね。


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ヨガでも背骨を意識してポーズをとることが多いです。きれいなポーズには背骨の構造を知り、どんな影響力を持っているかを知る必要があります。
背骨の存在は、それだけではありません。呼吸や瞑想にも多大な影響を及ぼしています。背骨を知ることは、ヨガを知ることに繋がるので、今回は背骨について詳しくご紹介していきます。

 

背骨の正しい位置を知りましょう

あまり気にしていないと、どの位置が背骨の一番正しい位置なのか分からないと思います。確かめ方は、まず鏡の前に立ってみてください。そして、次のポイントが直線で結べたら、背骨の位置はばっちりです。

 
1 耳の穴
2 肩関節
3 お尻の横にある出っ張った股関節の骨
4 膝関節の前の部分
5 くるぶし

 
この5つのポイントが直線で結べたら、背骨は自然なS字を描いており、正しい状態です。
正面からも確認して、肩の高さもチェックしましょうね。

 

背骨は「安定」「快適」の鍵

ヨガから得られる感覚は「安定」として動かないこと、揺るがないことです。もう一つは「快適」として自由であること、柔軟であることです。
一見相反する意味合いが、ヨガではバランスを保ち得ることができます。

その鍵となるのが背骨の存在です。
正しいポーズを取るために、姿勢を安定させようと思いますよね。その時、過剰に緊張してしまっては、背骨全体が硬くなってしまいます。
そうなってしまった時はゆったりとした呼吸を繰り返すことで、緩和させていきます。呼吸がなめらかに流れるということは、背骨がリラックスしている状態だといえます。

 

背骨の土台である仙骨の役割

背骨の土台である仙骨を意識することで、柔軟な背骨を保つことができます。ヨガのポーズを取りながら、体の中心にとても近い仙骨の周りを安定させると、背骨がしっかりと正しい位置に立ち、呼吸も行いやすくなります。
背骨がしっかりと正しい位置に立つと、体から余計な力が抜け、バランスの良い状態でなめらかにポーズを続けていくこともできるようになります。

今、気持ち良く立てているなと感じる時、膝に力が入っていない状態だと思います。前のめりでもなく、後ろに反ってもいない、真っ直ぐな状態をしっかりと覚えておくことが大切ですよ。

 

背骨に集約されている管

ヨガの世界では、体には7万2千本の管や気道があるとされています。その全てに気が流れているのです。背骨の中心にある気道を「スシュムナー」と呼ばれており、その底(尾骨の辺り)には「クンダリーニ」と呼ばれる、生命を維持する根源的なエネルギーが宿ると言われています。
そのスシュムナーの周りにも多くの気道や管が交差しているので、まさに背骨を中心にエネルギーは流れていると言えますね。

 

チャクラもスシュムナーで結ばれている

ヨガでよく耳にする「チャクラ」については、何度か触れてきましたが、このチャクラも全てスシュムナーで結ばれています。しかも、臓器とチャクラは神経で繋がっているのです。脳と繋がっている背骨の中を通る中枢神経から枝分かれした先に臓器があるからです。
こうして見ていくと、いかに背骨が体と心にとって要であるかが分かってきますね。

 

背骨と美容

ヨガによって、背骨を動かすことは美容にとても効果的なのです。背骨を動かすことで、血液やリンパなど体液の流れを潤滑にしていくことができます。
つまり、運動や感覚をつかさどる神経系に栄養が行き届くことになり、代謝を良くしてくれます。

大切なことは、一つのポーズだけではありません。背骨の屈伸や伸展を行う方がより効果的です。
腰痛で苦しんでいる人は、椎間板の潤滑が悪くなっている場合が多いので、ヘルニアになる前に、しっかりとヨガで背骨を鍛えてあげましょう!

 

椎間板の弾性はヨガには必要不可欠!

私も腰痛持ちなので、いつ椎間板ヘルニアですと言われるか、日々ハラハラドキドキなのですが、ヨガを始めてから進行はしていないと思います。
椎間板は現代の医療では取り替えることができません。背骨をしなやかにすることで、柔軟性を高めて、長持ちさせるようにするしかありません!
背骨を動かす時に、椎骨の一つ一つ動く感覚を覚え、丁寧に動かすようにしましょう。起き上がるときや、体を倒すときなど、常に意識することで変わってきます。

 

ヨガで背骨の調整が可能になる?

ヨガで姿勢が良くなるということは、よく言われますが、それは呼吸によって調整できるようになるからです。
穏やかな深い呼吸は、背骨が曲がっていてはできません。逆に焦っていたり不安、怒りの感情がある時は浅く早い呼吸になっていて背骨に力が入っています。
そう考えると、穏やかな呼吸を心がけるだけで、背骨は正しい位置にリラックスした状態で立ち続けてくれると言えるのです。

 

ヨガで背骨の重要性を再認識して

背骨だけに意識を向けるのではなく、背骨の意味を知ることで、全てにどれだけ連動しているかを感じていただけたらと思います。
呼吸、背骨、意識。これらがバランス良く調和することが可能なのは、ヨガだけです。ぜひ、日々の生活でも自分の姿勢、背骨の状態を確認してみてくださいね。

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この記事は当ブログのライター「りく」が書きました。

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