ストレスから来る不眠に…すこやかな眠りへ誘うアロマレシピ集

 
いつも同じように過ごしている人でも、全くストレスが無いという人はいません。ストレスから無縁になることはほぼ不可能です。しかし、気持ちの問題として放置していくのは危険です。ストレスによっていろんな疾患が起きるのは医療の現場でも知られている事実です。ストレスによって自律神経が狂うと、全身の不調で日常生活に支障をきたすことがあります。鎮静作用のあるアロマを上手に活用すれば、ストレスを解消していくのはそんなに難しいことではありません。

硬直した身体をほぐすアロマブレンド

まず、ストレスが慢性的に続くと身体や心は硬直していきます。そこで上手く身体をほぐすためにトリートメントをおススメします。全身をトリートメントすると最も効果的ですが、そこまでできないというときは、自分でハンドトリートメントするだけでも良いでしょう。オススメのアロマブレンドはラベンダー×マージョラム・スイート。オイルはホホバオイルが向いています。両手で温めるようにしながら、力を入れずに行うことでこわばりをしっかり取ることができます。

ホホバオイルは、ツゲ科の植物殻とれるオイルです。北アメリカの先住民が、強い日差しから肌を守るために使っていました。低温になると固まる性質を持っていますが、そのまま常温にしても品質劣化しない便利なオイルです。どんな肌質の人でも使えるので、フェイシャルケアやヘアケアまで何にでも活用できる万能オイルです。

心の緊張をとくアロマブレンド

緊張しているときはオレンジスイートといった柑橘系とリラックス効果が高いアロマの組み合わせが効果的です。香りの濃度に気をつけて、部屋全体にディフューザーなどで香りを拡散させるのがオススメです。外出するときは、ハンカチやティッシュに精油を落とすだけでかなりストレスを軽減させることができます。アロマポットなら、炎の明かりでも気持ちをリラックスさせることができますよ。おすすめのアロマブレンドは、オレンジスイート×ゼラニウム×イランイランです。

ゼラニウムは、古くから悪霊を退ける力があると信じられていたアロマです。それゆえ、ヨーロッパの家では庭先にゼラニウムを植えるところが多かったりします。虫除けの効果も高いアロマです。

気持を落ち着かせる温湿布向きアロマブレンド

また、気持ちが高ぶりすぎて落ち着かない時、気持ちをゆったりとさせる処置として温湿布を有効活用してみてください。お湯の中にアロマを落とし、タオルにしっかりと染み込ませます。おなかにあてれば、全身の温めにも効果があります。おすすめのアロマブレンドは、ラベンダー×クラリセージです。ただ、温湿布は長時間肌にあてると精油によって肌トラブルが起こることもあるので、時間や温度に気をつけて使用してみてください。

ラベンダーは、ヨーロッパの山地に生育するハーブとして名高いものです、作用が穏やかで使いやすく、安眠効果も高いアロマとして知られています。

寝付きが悪いときにおすすめのアロマブレンド

そして、ストレスを感じていると、やはり身体は疲れているのに、気分が高揚して眠れないということが起こりえます。今や睡眠について悩まさせる人は、日本人の三人の一人と言われるほどです。不眠の悩みを解決するためには、とにかく毎日規則正しい生活を送ることです。寝付きが悪いときは、精油を枕元に置いておくというのも一つの方法です。

まずは、眠気を上手く促すアロマブレンドをご紹介します。ラベンダー×プチグレイン×レモンのさわやかな香りのアロマブレンドです。鎮静作用があるラベンダーとプチグレインが穏やかな睡眠へと誘ってくれます。睡眠の一時間前くらいから寝室に香らせておくのが効果的。夜中に目覚めてしまった時にも使えます。

プチグレインは、オレンジビターの枝や葉から抽出されるアロマです。もともとプチグレインとは小さな実という意味です。未熟な実のことをさし、そこからアロマが精製されたのでこの名がつきました。甘さと爽やかさの両方を兼ね備えた香りで安眠をサポートしてくれます。

一日の疲れを癒やすバスソルト用アロマブレンド

入浴時にアロマ入りバスソルトを使うのもオススメです。ぬるめのお湯にしっかりと浸かることで身体を温めることができます。一日の疲れがしっかりとれれば、ベッドの中に入って気持ちよく熟睡することができます。おすすめのアロマブレンドは、オレンジスイート×プチグレインです。

オレンジ・スイートは、インドや中国を原産とするアロマです。十字軍遠征の頃に戦利品としてヨーロッパに持ち込まれ、南の地方で栽培が盛んになりました。食用で有名なオレンジからもアロマを抽出することができます。

筋肉をほぐすマッサージ向けアロマブレンド

時間があるなら、長めに湯船に浸かる半身浴も適したアロマ活用法です。そして、筋肉をほぐすためにぜひやってもらいたいのが、トリートメントです。ベッドに入る前に首筋や肩のあたりをトリートメントすることで身体のこわばりをとることができます。嗅覚からだけでなく、皮膚からもアロマの効能を浸透させることができます。おすすめのアロマブレンドは、ネロリ×ラベンダー×ラベンサラです。

ラベンサラは、熱帯雨林に自生しているクスノキ科の植物です、マダガスカル島を原産地とし、清涼感のある香りが心身のバランスを整えてくれます。

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