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イソフラボンが女性ホルモンに及ぼす作用とは?



フラバンジェノール
 
女性の体は約1か月毎に繰り返される生理周期によって、様々な体調の変化を感じます。
特に出産後や40代以降は、女性ホルモンの分泌量が大きく変化するので、心身の不調を感じたり、肌荒れやむくみなど見た目の症状に悩んだりしがちです。

このような不快な症状を、目に見えないホルモンが相手だけに、出産後だから仕方ないとか、40代になったら誰にでも起こりがちだと、諦めてはいないでしょうか?


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そんなデリケートな女性の体に、お勧めの成分がイソフラボンです。
大豆製品などに含まれていることで知られているイソフラボンと、女性ホルモンとの密接な関わりをご説明していきたいと思います。

 

女性ホルモンの影響

女性の体は繰り返される生理周期の中で、様々な女性ホルモンが増減しています。
例えば、生理後から排卵日までの体が軽く、ダイエットなどに適した時期には、エストロゲンという美の女性ホルモンが活発になり、排卵日から生理までの何となく体が重くむくみがちな時期は、プロゲステロンという守りの女性ホルモンが活発になります。

このエストロゲンとプロゲステロンは、どちらも女性の体にとっては大切なホルモンであり、年齢とともに徐々に分泌量が減少してしまうのが特徴です。
エストロゲンが減少すると、生理後から排卵日までの日数が短くなったり、痩せにくい体へと変わっていきますし、プロゲステロンが不安定になると、排卵日以降の高温期の体温にばらつきが出て妊娠が継続しにくくなります。

筆者も長年基礎体温を計っているのでよく分かりますが、アラサーの頃は高温期になるとぐんと上昇して生理までの二週間、キレイな直線に近いグラフを描いていたのに、アラフォーの今では、体温がなかなか上昇しない上に、ガタガタと上昇と下降を繰り返し、安定しないのを実感しています。

そしてそんなホルモンのアンバランスと一緒に、きっちり28日で機械のように狂いなく来ていた生理も、徐々に短くなったり、長くなったりと次の生理までの日数にばらつきが目立つようになってきました。

これは筆者だけでなく、同世代の多くの女性が同じような状態であることからも、見た目はいくら親世代の女性よりも若々しくても、体の中はさほど変わらないのだということを表しています。
このように、年齢とともにアンバランスになる女性ホルモンを整えるためにも、イソフラボンはぜひ取り入れていきたい成分です。

 

女性ホルモンと似た働きをするイソフラボン

イソフラボンと言うと、大豆製品を思い浮かべる人が多いことと思います。
実際、豆乳や納豆、豆腐などの大豆製品には、大豆イソフラボンや良質のタンパク質がたっぷり含まれているので、毎日の食生活に積極的に取り入れていきたい食品だと言えます。

ではなぜイソフラボンは女性の体に必要なのでしょうか?
その理由は、イソフラボンの構造にあります。

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た構造をしていることから、不足しがちなエストロゲンを補ったり、過剰に分泌してしまったエストロゲンを適度な状態に抑制する効果が期待できます。

エストロゲンは美の女性ホルモンとも言われている、ダイエットや美容にも大切なものですが、過度に分泌し続けると月経前症候群が酷くなったり、無排卵月経を引き起こすなど、妊娠を望んている人にとってもあまり良くない状態になってしまいます。
また、子宮筋腫や乳線の病気、乳がんの発症率も上がってしまうことから、たくさん分泌すればいいというものではないようです。

このことからも、毎日の食生活にイソフラボンを含む食品を摂取し続けることで、辛い月経前症候群や、怖い病気のリスクを、少しずつ緩和していくことが期待できます。

 

和食はイソフラボンの宝庫!

世界遺産にも認定された和食を毎回の食事で取っている人は、実際どれくらいいるのでしょうか?
眠くても食べやすいパンとコーヒーが朝食だったり、昼食がパスタや洋食のランチだったりする人は意外と多いことと思います。

しかし日本人が誰でも洋食を日常的に食べるようになったのはここ数十年の話で、それ以前はごはんに味噌汁を基本とした和食を食べるのが当たり前の食生活でした。
そんな和食は、実はイソフラボンがたくさん含まれている、まさにイソフラボンの宝庫とも言うべき食事なのです。

味噌汁を飲めば味噌や豆腐、油揚げを無理なく取ることができますし、納豆や煮豆だけでなく、醤油やおからも大豆製品です。
このようにかつての日本人は、知らず知らず食べていた和食から、必要な量の大豆イソフラボンをしっかり摂取して大切な体を守ってきました。
その量は欧米の女性が一日に食べる大豆製品の量を比較しても、約10倍以上と言われていることからも、いかに和食がイソフラボンを摂取するのに適した食事か知ることができます。

お洒落な名前の食事を楽しみつつ、豆乳を飲む生活も素敵ですが、女性ホルモンのバランスを整え、デリケートな女性の体を守っていくためには、昔ながらの味噌や豆腐など大豆製品をたっぷり使用した和食中心の食生活を、毎日意識して取り入れていくことをお勧めします。

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