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全身浴と半身浴。疲労回復効果が高いのは?リラックスできるのは?



全身浴半身浴

夜遅くまで働いたくたくたの体を入浴で癒したい。そう思う人は多いことと思います。
実際、シャワーだけで済ます入浴と比べて、バスタブにしっかり浸かる入浴は、どのような入浴方法でもリラックス効果がありますし、血流を改善して緊張していた筋肉を浮力でほっこりほぐすこともできます。
しかしどうせお風呂に入るなら、一番疲れに効果のある入浴方法で入りたいものです。
熱めのお湯を短時間で楽しむ全身浴と、温めのお湯にじっくり浸かる半身浴、どちらがより疲れに効果があるのか、ご説明していきたいと思います。

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肩こりなどの筋肉の疲労を取るには全身浴が効果的

一日中パソコンを使うデスクワークや、立ちっ放しの仕事をしているような人は、仕事が終わる頃になると、肩や足、腰などの筋肉が固く凝ってしまいがちです。
これは一日中同じような姿勢で過ごしたために、全身の血流が滞りがちになってしまったことが原因です。

 
このような体の凝りなどの疲れには、全身浴が効果的です。
40度くらいの少し熱めのお湯に肩までしっかり浸かることで、一気に体の血流を改善することができる全身浴は、10分くらいで辛い肩こりを軽減することができると言われています。

 
また、発汗作用もあり、たくさん汗をかくこともできるので、体の中に溜まっていた疲労物質などの老廃物をスムーズに体外へと排出することもできます。
血流の改善以外にも、肩までしっかりお湯に浸かることで、水圧により筋肉の緊張を緩和し、リラックスさせる効果もある全身浴を利用して、一日頑張った筋肉をしっかり解してあげましょう。

 

 

リラックス効果を高めるためには全身浴より半身浴がお勧め

入浴をするタイミングは、就寝前の人が多いようです。
夏は寝る前に不快な汗をすっきり流すことができますし、冬は冷え切った体を温めてポカポカした心地よく眠れる状態にできるからです。
また、就寝前は体をなるべくリラックスさせることで、心地よい睡眠へと入ることができることから、入浴はそんなリラックスを得るためにも欠かせないものです。
体をリラックスさせてゆっくり睡眠を取ることは、心身の疲れを解消するためにとても大切です。
しかし就寝前に熱めのお風呂に入ってしまうと、自律神経の交感神経が優位になってしまうため、目が冴えてしまってなかなか寝付けなくなってしまいます。
そうならないためにも、体をリラックスさせるために必要な副交感神経を優位にするような入浴を心がけましょう。

 

副交感神経を優位にする半身浴のやり方

まず、お湯の温度は40度位までにし、少しぬるめのお風呂にすることが効果的です。
入浴時間もさっと入って出てしまうのは避けて、ゆったり余裕をもって30分くらいバスタブで過ごすことができると理想的です。全身浴で30分入浴すると、熱くなりすぎて体にも負担になってしまいますが、半身浴なら無理なく30分間入浴することが可能です。

 
寒くて半身浴が辛い季節は、入浴する前にお風呂の蓋を開けるなどしてしっかり温めた浴室で、ゆったり半身浴を楽しんでみましょう。
お気に入りの音楽や本、アロマオイル、ハーブティーなどを用意すると、さらにリラックスして過ごすことができます。
入浴後は白湯や温かいノンカフェインのお茶など、体を冷やさない飲み物で適宜水分補給すると、よりリラックスしてスムーズに睡眠に入ることができます。

 

 

全身浴と半身浴を組合せて一日の疲れを解消する

肩こりなど血流を一気に改善するだけでなく、有酸素運動と同じような効果まである全身浴と、ゆったりぬるめのお湯に入ることでリラックス効果や体をじっくり温める効果のある半身浴を組合せて、両方の良い所を取り入れて疲れを解消することもお勧めです。
心地よくリラックスして良い睡眠を取るためにも、最初は全身浴でしっかり体をほぐし、その後半身浴で徐々にリラックスしていきましょう。
入浴するタイミングは食後すぐは避けて食事をして30分以上経った頃に入るようにすると、胃腸への負担も少なくてすみます。
就寝する1時間くらい前に入浴すると、体が温まっているうちにスムーズに睡眠に入ることができると言われています。全身浴で10分間バスタブに浸かっていると、次第にお湯の温度も下がり、浴室も温まって半身浴に適した状態になっていきます。

 
全身浴で血流を改善して筋肉をしっかりほぐした後ゆっくり半身浴をすると、あっという間に30分間入浴することができますし、最後に半身浴を行うことで、副交感神経を優位にして、リラックスすることもできます。

 
一日の疲れは体だけでなく、知らず知らずの間に心にも溜まってしまっているものです。
凝り固まった体を解した後、しっかり半身浴でリラックスすることは、体だけでなく、心のデトックスを行うという面でもとても効果があります。
すっきりしたい場合は、お風呂に粗塩を入れてもいいですし、発汗作用を高めたい時は日本酒をコップ1杯入れてみるのもお勧めです。また、好みの入浴剤を入れることで、香りや色を楽しみながらよりリラックスすることも有意義なものです。
全身浴と半身浴を上手に組み合わせて、自分だけの疲れを取るバスタイムのレシピを見つけていきましょう。

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