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どくだみ茶の正しい淹れ方と1日の目安量。飲み方の注意点はある?



どくだみ茶

古来より薬として親しまれてきたどくだみは、十薬と言われている通り、様々な健康や美容に嬉しい効果のある植物です。
そんなどくだみをお茶として摂取することができるどくだみ茶は、とても手軽でスーパーやドラッグストアなどでも入手しやすいことから、健康や美肌、ダイエットのためにも、是非毎日の生活に取り入れたい飲み物です。
どくだみ茶をより美味しく効果的に頂くための淹れ方と、一日に飲む量についてご説明していきたいと思います。

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どくだみ茶の美味しい淹れ方

どくだみ茶を茶葉から淹れる方法とティーバッグの淹れ方をご紹介します。

茶葉から淹れる方法

・材料
どくだみ茶10~15g
水500ml

◆淹れ方
1.やかんに水500mlとどくだみ茶を加えます。2.強火で沸騰させた後、弱火にして20分程煮出します。

3.茶葉をこして完成です。

この時長く煮出した方が、より成分が濃くなって効果がありそうに感じますが、30分以上などあまり長時間煮出すと体にとって良くない成分が抽出されてしまうので、必ず20分を目安に茶葉を取り出すことが大切なポイントです。

また、使用するやかんは、鉄や銅で作られたものは、どくだみ茶に含まれているタンニンという成分がやかんの成分と結合して変質してしまうので、耐熱ガラスやホーロー、ステンレス製がお勧めです。

ティーバッグから淹れる方法

・材料
どくだみ茶のティーバッグ
カップに適量の熱湯か水

◆淹れ方
1.どくだみ茶のティーバッグをカップに入れて、熱湯を注ぎます。2.数分蒸らして、ティーバッグを取り出したら出来上がりです。

ティーバッグで淹れる場合は、マグカップやティーカップで1杯ずつ飲む量を作ることができるので、一人暮らしの人や仕事中に温かいどくだみ茶を飲みたい人にお勧めです。

水出しできるティーバッグも販売されているので、冷たいどくだみ茶が好みの場合は、水出し用のものを選びましょう。
どくだみ茶の成分をより濃厚に抽出するために、ティーバッグをカップに入れっぱなしにする人がいますが、カップにティーバッグを入れたままにしておくと、どくだみ茶から抽出した成分がまた茶葉に戻ってしまうので、必ず蒸らしが済んだらティーバッグを取り出すようにしましょう。

 

どくだみ茶は一日にどれくらい飲んだらいいの?

どくだみ茶はデトックス効果に、ダイエット効果、血液サラサラ効果から美肌効果、花粉症を軽減する効果など、様々な嬉しい効果がいっぱいのお茶です。
毎日たっぷり飲んで、その効果を余すことなく取り入れていきたいというのが理想ですが、何事も過ぎたるは及ばざるが如し、十薬と言われる程様々な効能のあるどくだみ茶も、過剰に摂取することはあまりよくありません。
そこでどくだみ茶の適量と、摂取する際に注意が必要な場合をご説明していきます。

どくだみ茶の一日の摂取量

どくだみ茶を一日に飲む量としては、1リットルから2リットル程度は大丈夫と言われています。
通常、人が摂取する水分はだいたい1リットルから1.5リットル前後と言われていることからも、妊娠中でなく、腎臓などに疾患の無い人であれば、どくだみ茶を日常のお茶として毎日2リットルまで飲み続けることは可能です。

 

腎臓の機能が低下している人は要注意

腎臓に疾患があったり腎臓の機能が低下している人や、カリウムが配合された利尿剤を服用している人は、どくだみ茶の摂取に注意が必要です。
どくだみ茶には利尿作用のあるカリウムが豊富に含まれていますが、腎臓の機能が低下している人は、このカリウムを上手く体外に排出することができず、どくだみ茶を飲むことで高カリウム血症になってしまうおそれがあります。

高カリウム血症は手足の痺れや不整脈、吐き気などを伴う少々怖い病気です。
このことからも、腎機能が低下している人は、腎臓に疾患が無くても、どくだみ茶の摂取を避けた方が良いようです。
高齢になると老化現象として腎臓の機能が低下してくる人もいるので、腎臓の数値に変化のある高齢者の場合も、どくだみ茶を日常のお茶として大量に摂取するのは慎重に、決して自己判断せず、医師などに相談してから取り入れるようにしましょう。

 

妊娠中の人も注意が必要

デトックス効果があり、カリウムやカルシウム、ビタミンなども豊富に含まれているどくだみ茶はノンカフェインなことから、妊娠中に飲めば便通やむくみも改善され、不足しがちなカルシウムも補えて一石二鳥なお茶と思われがちですが実は妊娠中は摂取するのに注意が必要です。
その理由はどくだみ茶には子宮収縮作用があることが原因です。

妊娠中に子宮が収縮すると、早産や流産などのきっかけにもなりかねないと言われています。
どくだみ茶はどくだみそのものではなく、どくだみを煮出したものなので、妊娠中でもマグカップに1、2杯なら飲んでも大丈夫とされていますが、心配な場合は医師に相談してから摂取することがお勧めです。
とにかく妊娠中に、日常の水分補給としてどくだみ茶だけを大量に飲むのは避けた方がよさそうです。
逆に、出産後の授乳期には、どくだみ茶の摂取は問題無いので、産後のデリケートな体を労わるためにも、是非どくだみ茶を毎日の水分補給に取り入れていきましょう。

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