センブリ茶は何回煎じても飲める？正しい飲み方と副作用について

 
センブリ茶はその名の通り、千回煎じても強い苦味があることから、センブリ茶という名前がつけられたお茶です。
しかしそんなセンブリ茶は、とても苦いお茶だからこそ、優れた健康効果や美容効果が実感できる、とてもありがたいお茶でもあります。

 
特に胃腸があまり丈夫じゃない人にとっては、胃薬にも配合されているセンブリをお茶として摂取することで、胃腸の調子を高めて健康にする効果が実感できますし、薄毛に悩む人にとっても、育毛効果があることから、ぜひ毎日の生活に取り入れていきたいお茶だと言えます。

まるで薬のように様々な効果のあるセンブリ茶ですが、本当に何回煎じても効果を実感することができるのでしょうか。気になる副作用の有無を含めてご説明していきたいと思います。

 

センブリ茶は何回煎じても効果は同じ？

センブリ茶は一日に2～3回、食前や食間に飲むことが推奨されているお茶です。
しかも、ティーバッグや乾燥させたセンブリそのもの、粉末状のものや、普通のお茶のように刻んで入れやすい大きさの茶葉にしたものまで、様々な形状のものがありますが、どれも淹れ方には大差は無く、基本的には一度入れた茶葉で一日飲むことができるお茶です。

しかし他の普段馴染みの深い緑茶や麦茶、烏龍茶、紅茶などのお茶は、煎じる回数が増えれば増える程、味も薄くなっていきますし、それと同時に抽出される成分も減少してしまいます。
このことから、1杯目のセンブリ茶と比べて、2杯目、3杯目は、美容や健康に効果のある成分も減少してしまうのでは？と思われるかもしれませんが、センブリ茶に限って、この心配は不要です。

センブリ茶は千回煎じても苦味が変わらないことから「センブリ」と名付けられた通り、何度煎じても、独特の苦みも、お茶に含まれる様々な有効成分も薄れることはありません。
このため、2杯目、3杯目も1杯目と同じ効果が実感できるので、安心してセンブリ茶を飲み続けていくことができます。

その都度煎じるのが面倒だったり、時間が取れない場合は、一度に一日分のセンブリ茶を作って、携帯ポットなどに入れて持ち歩いてもいいですし、粉末状のセンブリ茶を携帯ポットに入れて、その都度お湯を足して楽しむのもお勧めです。

何度煎じても味も効果も変わらない、頼もしい健康茶であるセンブリ茶をぜひ今日から飲み始めてみましょう。

 

センブリ茶の副作用は？

健胃効果に、美肌効果、育毛の促進に、アンチエイジング効果など、女性だけでなく、男性にとっても嬉しい効果がいっぱいのセンブリ茶は、これらの効果がお茶を飲むだけで得られることから、愛飲している人も少なくないことと思います。

そんな体に良い効果がいっぱいのセンブリ茶ですが、医薬品扱いであったり、とても苦いことから、飲み続けることで起こる副作用の有無も気になるところです。
実際、センブリ茶自体には、毎日飲み続けても副作用はないとされています。

但し、早く効果を実感したいからと、一日に多量のセンブリ茶を摂取するのは避けた方が良いようです。
何故なら、胃腸の働きを良くする効果のあるセンブリ茶ですが、過剰に飲み過ぎるとお腹が緩くなることがあると言われているからです。
1日2～3回、必ず用法や用量を守って、摂取するように心がけましょう。

面白半分に過剰摂取するのは禁物

また、テレビの番組などで、罰ゲームでセンブリ茶を飲んだりすることがあることから、バラエティーショップなどでは、センブリ茶を配合した遊び用のお茶なども販売されています。
しかしセンブリ茶の原料のセンブリは、胃薬にも用いられる医薬品扱いのセンブリが主な原料で、本来センブリ茶は第三類医薬品や医薬部外品という、健康や美容への確かな効果があるものとして取り扱いされているお茶です。
このことからも、面白半分で多量に摂取したりするのも過剰摂取に繋がるおそれがあるので、控えるように注意しましょう。

センブリ茶をお勧めできない人

また、体力が衰弱した人や、冷え性の人、妊娠中の人も、センブリ茶を飲むのは避けた方が良いとされています。
特に妊娠中は、胃腸の調子がデリケートになりやすい上に、悪阻などで吐き気を催すことも多く、かと言ってお腹の赤ちゃんのことを考えると、なかなか胃薬を飲むのも躊躇してしまうところです。

センブリ茶はノンカフェインである上に、胃腸の働きを改善する効果や健胃効果もあるので、お茶で改善できるならば、と飲んでみたいところですが、妊娠中は避けた方が良いとされている以上、自己判断で飲むことはしないようにしましょう。
どうしても飲みたい場合は、かかりつけの医師に相談してからにすると安心です。

 

センブリ茶の飲用は用量・用法を守って

最も苦い生薬と言われるセンブリから作られたセンブリ茶は、その独特の苦い味にも関わらず、殆ど副作用も無い、とても体に優しいお茶です。
お茶だと思えば飲み辛いですが、美容や健康に効果のある薬湯だと思えばまた趣も違ってくるものです。
用量用法をしっかり守りながら、その優れた効果を実感していきましょう。