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育てて楽しむレモンバーム:自宅のベランダでの栽培法は?



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レモンバームは、ハーブティーや精油でお馴染みのハーブで、古来より「長寿のハーブ」として重用されてきた歴史あるものです。

ドライハーブやブレンドティー、入浴剤、精油、フローラルウォーターなど、様々な商品が販売されているレモンバームですが、日本の気候でも栽培することができる上に、虫除け効果もあることから、自宅の庭や畑でレモンバームを栽培している人も多いことと思います。

しかし、素敵で広いハーブガーデンや畑がなくても、自宅のベランダでプランターや植木鉢で栽培することができれば、誰でももっと身近にレモンバームを生活に取り入れることができます。
ベランダの一角をハーブガーデンとして楽しむ、レモンバームの育て方についてご説明していきます。


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レモンバームはプランターや植木鉢でも栽培できる

広い庭に緑の美しい芝生と色とりどりの花、どこからともなく香る、ハーブの香り。そんな外国のドラマや映画みたいな素敵なハーブガーデンは憧れです。
しかし現実的に、日本の住宅でハーブを育てるとなると、特に都会では広々とした庭が無い場合が多いものです。

そんな場合もハーブの栽培を諦めず、ベランダでプランターや植木鉢を使用して、ハーブを栽培していきましょう。

レモンバームはハーブの中でも寒さに比較的強いので、日本の気候での栽培に適しています。
ベランダでプランターや植木鉢でも栽培できるので、ホームセンターなどで苗を買ってきて、早速植えてみましょう。

 

レモンバームの栽培の仕方

用意するもの:
プランターや植木鉢、ハーブ用か草花用の培養土、レモンバームの苗

苗は4月から9月にかけて多く販売されているので、この時期に栽培を始めるのがお勧めです。
月から5月に植えると、6月から7月にかけて花を咲かすので、ベランダで白くて可憐な小さな花を見ることもできますし、秋に植えれば、レモンバームの葉をたっぷり長い期間楽しむこともできます。

レモンバームの植え付け方

①まず、プランターや植木鉢に培養土を入れます。
②培養土の真ん中の土をよけて、レモンバームの苗を入れて植え付けます。

この時、プランターや植木鉢の水はけがあまり良くない場合は、培養土の下に鉢底土などを入れて水はけを良くしておくと育てやすくなります。

また、植え付けの2週間くらい前に培養土に石灰を混ぜておくと、レモンバームが育ちやすい環境を作ることができます。

日当たりは良い方がいい?

ベランダの日当たりは家によって様々ですが、レモンバームは日陰よりも日光が当たる環境を好むので、必ず日陰ではなく、太陽の光が届く場所に置きましょう。

直射日光が当たる場所よりも、半日蔭と言われるくらいの場所が栽培に適していると言われています。
軒下や洗濯物を干すとちょっと日光が和らぐ場所などに、置いてあげるのがお勧めです。

水やりの頻度は?

水やりは基本的には土の表面が乾いたら、たっぷりあげます。
特に夏の暑い時期は、すぐに水分が蒸発してしまうので、水やりを忘れないように気を付けましょう。

肥料はどんなものをあげればいいの?

肥料は市販の液体肥料を10日に一度くらい様子をみながらあげましょう。
レモンバームは肥料や水分が不足すると、変色して枯れてしまいます。
こまめに様子を見ながら、量を調節していきましょう。

防寒対策は必要なの?

基本的には寒さに強いと言われているレモンバームなので、マイナス5度程度までは屋外で耐えられると言われています。
しかし気温がマイナス5度以下になる場所の場合は、夜気温が下がりきる前に、室内に入れておくと安心です。

防虫対策はどうしたらいいの?

レモンバームは虫除けとして使用されるほど、基本的には害虫にも強く育てやすいハーブです。
しかし葉の裏側などにアブラムシやハダニが付くこともあり、放置していると養分を吸い取られて枯れてしまうことにもなりかねません。
葉の裏をチェックしてアブラムシやハダニなど、小さな虫が付いていたら、ガムテープでそっとくっつけて取り除いたり、古い歯ブラシで優しく駆除してあげるようにしましょう。

 

レモンバームの葉を収穫する方法

レモンバームの葉は、梅雨前の5月半ば頃に収穫するのが良いとされています。
理由は、花が咲くと葉が固くなってしまうことと、湿度の高い梅雨時に葉の風通しを良くしておくことで、病気を防ぐ効果があるからです。
ミントのように互い違いに葉の出てくる植物なので、新しい葉を残すようにして、その周囲の葉を収穫していきましょう。

収穫した葉はそのままよく洗って、お湯を注いでハーブティーとして飲んでもいいですし、サラダに散らしたり、お風呂に浮かべたりなど、様々な用途で使用することができます。

レモンバームは多年草なので、きちんと手入れをしておけば、翌年もそのまま新しい芽が芽吹き、何年も栽培することができます。
ただし、あまり繰り返し栽培していると、レモンバームの香りが薄くなってしまうので、数年に一度新しい苗に植え替えるのがお勧めです。

 
このようにレモンバームは、寒さにも強く、育てやすいハーブです。
ベランダにレモンバームを育てて、レモンバームを毎日の生活にたっぷり取り入れて楽しんでみましょう。

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