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冷え性さんの水分のとり方:体を温める飲み物・飲み方



半身浴
 
人は一日に約2リットルもの水分を摂取していると言われています。
しかし、この2リットル、何を飲むかによっては、体を冷やすことにも、体を温めることにも繋がります。

とにかく体が冷える冬は、温かいものを飲む人が多いですが、ただ温度が高いものなら何でも体を温めるかというと、そうでもありません。
また、夏など暑い季節は、寒い冬よりもたくさんの水分が必要ですし、冬のように熱々の飲み物をちびちび飲んでいたのでは水分補給が追い付かない時もあるものです。

そんな季節の違いも踏まえて、飲み物で体を温める方法をご紹介したいと思います。


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基本的に一年中冷えた飲み物は飲まない

何もしなくても汗が流れるような暑い夏は、冷蔵庫で冷やした飲み物がとても美味しい季節です。
しかし飲み物で体を温めるためには、冷蔵庫で冷やした飲み物を冷たいまま飲むのは厳禁です。
理由は、冷蔵庫で冷やした飲み物は、胃腸などの内臓を冷やすので、食欲不振や夏バテになりやすくなったり、免疫力が落ちるからです。

夏に美味しい麦茶も体を冷やすお茶ですが、汗で失いがちなミネラルが補給できるので、暑い季節には適した飲み物です。飲む場合は冷蔵庫から出した冷たいものは避け、常温のものを飲むように心がけましょう。

また、麦茶以外の飲み物を飲む場合も、基本的には常温よりも低い温度のものを飲まないことが、飲み物で体を冷やさないポイントです。
暑い季節には、ちょっぴり物足りないと感じるかもしれませんが、体を温めて美容や健康効果を実感するためにも、常温か温かいお茶や飲み物を飲む習慣を始めましょう。

 

体を温める飲み物と冷やす飲み物

コンビニやスーパー、カフェに行くと、季節を問わず、温かいものから冷たいものまで様々な種類の飲み物が販売されています。
しかし飲み物で体を温めるためには、温かい物を選ぶことも大切ですが、さらに体を温める飲み物を取り入れていくことが必要です。

体を温める飲み物

白湯、紅茶、ほうじ茶、玄米茶、黒豆茶、どくだみ茶、ルイボスティー、カモミールティー、葛湯、生姜湯、甘酒、赤ワイン、日本酒など

白湯は1日に900mL程を何回かに分けてゆっくり摂取すると、体を温める効果だけでなく、デトックス効果も実感できると言われています。

また、紅茶や黒豆茶、ルイボスティーには豊富なポリフェノールが含まれているので、アンチエイジング効果も実感することができます。
どくだみ茶やカモミールティー、葛湯は、胃を元気にする効果もあるので、胃腸の調子がいまいちな時にもお勧めの飲み物です。

飲む点滴と言われる程栄養豊富な甘酒も、体を温めます。お腹に溜まるのでダイエット中の間食にもお勧めの飲み物です。生姜などを入れて、たっぷり頂きましょう。

どれもとても身近で入手しやすいものばかりなので、毎日の生活に温かい温度のものを取り入れて、体を温めていきましょう。

体を冷やす飲み物

コーヒー、緑茶、麦茶、水、牛乳、豆乳、清涼飲料水、ビール、焼酎など

コンビニやカフェ、自動販売機でもお馴染みのコーヒーは、体を温めるイメージがありますが、実は体を冷やす飲み物です。
熱々のホットコーヒーは飲んだ瞬間は体が温まりますが、結果的には体を冷やすことになるので、飲みすぎに注意しましょう。

また、日本人の生活に欠かせない緑茶や麦茶も体を冷やす飲み物です。ノンカフェインの麦茶は夏場のミネラル補給には最適ですが、必ず常温で摂取するようにすることと、緑茶もコーヒー同様、適量を楽しんで飲みすぎに気を付けることが大切です。

美容や健康に効果的で栄養豊富な牛乳や豆乳は、毎日飲んでいる人も多い飲み物ですが体を冷やすので、飲む際にはホットにして、体を温める効果のあるシナモンや甜菜糖を入れて飲むことをお勧めします。

甘いジュースや炭酸飲料などの清涼飲料水は、冷たいだけでなく、大量の白砂糖や甘味料が入っていることから、最も体を冷やす飲み物です。飲み物で体を温めるためには、摂取を控えることが賢明です。

 

体を温める飲み物を摂取するお勧めのタイミング

体を温める飲み物を温かい温度で頂くタイミングは、基本的には自分が飲みたい時で十分効果が実感できますが、より飲み物で体を温めるための最適のタイミングがあります。

朝起きてすぐ

朝起きてすぐは、体温も低く、内臓も働き始めたばかりです。
温かくて体を温める飲み物をゆっくり飲んで、体を優しく目覚めさせていきましょう。
胃腸も温まると働きが良くなるので、朝食が美味しく食べられたり、便通もスムーズになるので一石二鳥です。

仕事の合間など疲れたとき

仕事などでほっと一息つきたい夕方に温かい飲み物を取ると、体がほっこり安らぎますし、リフレッシュすることもできます。
紅茶なら眠気を冷ます作用もあるので、ぜひ気分転換に飲んでみましょう。

就寝前

入浴後の就寝前に体を温める飲み物をゆっくり飲むと、体が内側から温まり、ゆっくり安定した眠りに就くことができます。
その際は覚醒作用のあるカフェインが多い紅茶などは避けて、ノンカフェインの黒豆茶やカフェインが少な目のほうじ茶、玄米茶などがお勧めです。

 

温め効果をさらにアップするトッピング

体を温める飲み物に、さらに生姜やシナモン、甜菜糖など、体を温める効果のある食品をトッピングすると、その効果がアップします。

紅茶や葛湯、甘酒なら、これらのトッピングで美味しくいただくことができますし、より芯から体を温めるので、体調がいまひとつなときや、寒い季節にもお勧めです。

 
このように飲み物を選ぶだけでも、体を温める働きは十分に実感することができます。
日頃から体を温める飲み物を意識して選び、体の中からしっかり温めて、その健康と美容への効果を実感していきましょう。

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