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麦茶とはと麦茶:似ているようで全然違う!その効果と選び方



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麦茶とよく似たお茶に、はと麦茶があります。
どちらも同じようなお茶コーナーにティーバッグが売られていることが多いことから、同じ麦茶の仲間といったイメージを持っている人も少なくないことと思います。

また、価格を比較すると、麦茶よりもはと麦茶の方が若干高いことから、どちらを買うか考えて、同じようなものだし、普通の麦茶でいいかな、と麦茶を選んでいる人も多いのではないでしょうか。


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そんな一見同じような麦茶とはと麦茶ですが、しかし実際には原料から効果効能に至るまで、何から何まで別のお茶です。
知ることで賢くお茶を活用できる、気になる麦茶とはと麦茶の違いについてご説明していきたいと思います。

 

麦茶とはと麦茶はまず原料から違う

麦茶の原料が大麦なのに対して、はと麦茶の原料ははと麦です。
大麦もはと麦もどちらもイネ科の植物ですが、大麦が5月から6月に収穫されるのに対して、はと麦は9月から10月と秋に収穫されます。

形状も麦茶の大麦と比べて、はと麦の方が若干粒が大きいのも特徴です。
このことからも、麦茶とはと麦茶は名前は似ていますが、原料から全く違うお茶ということになります。

飲んだ時の口当たりも、比較的クセがなく、香ばしくてさっぱりしていて飲みやすい麦茶に対して、はと麦茶は麦茶とよく似ているけれど、どことなく麦の風味が際立つ、ちょっぴり違った雰囲気の味を持つお茶です。

また入れた時のお茶の色も、比較的濃い茶色をしている麦茶に対して、はと麦茶はしっかり煮出しても薄い黄色をしています。
このため、同じ時間抽出しても、はと麦茶は上手に抽出されていないのでは、と思われるかもしれませんが、元々の色の違いで、薄い色でもはと麦の栄養成分はしっかり抽出されているので、気にせず飲んでいきましょう。

麦茶とはと麦茶は、同じ売り場の隣同士に並んでいることも多いことから、一見とても似ていて同じようなものと思われがちです。しかし実際は、入れる前のお茶自体の見た目、入れた際のお茶の色、香りどれをとっても全く違うお茶です。
麦茶かはと麦茶どちらかを選ぶ際は、これらの違いを踏まえた上で、好みのお茶を見つけていきましょう。

 

麦茶とはと麦茶では栄養成分も飲み方も違う

麦茶はむくみ予防に欠かせないカリウムや、カルシウムなどのミネラルを含んでいるお茶ですが、はと麦茶は、カルシウムなどのミネラル以外にも、ビタミンB群やビタミンEを含んでいることが特徴です。

はと麦茶に含まれているこれらビタミンやミネラルの量は、お茶飲料の中でもトップクラスと言われているほどとても多いことから、飲み方も麦茶のように日常の水分補給としてたくさん飲むことはせず、1日にコップ2~3杯までを飲むようにします。

これは、はと麦がヨクイニンという名前で、漢方薬の成分として使用されていることにもよります。
ヨクイニンはイボ取りや肌あれを改善する消炎効果がある生薬です。
いわゆる薬の成分が含まれているはと麦茶に対して麦茶に含まれている成分も、アルキルピラジンという血液サラサラ効果のある成分や、Pクマル酸と言った優れた抗酸化作用を持つ成分など、とても体に良いものばかりですが、生薬として使用されているものは含まれていません。

このように麦茶とはと麦茶は含有している成分も大きく異なるため、飲み方も同じではないということになります。

また、麦茶は妊娠中の人から子どもまで、誰でも体調や年齢に関係なく飲むことができますが、はと麦茶は子宮収縮作用があることから、妊娠中は飲んではいけないお茶とされています。

麦茶の隣に販売されていることからも、同じくノンカフェインのはと麦茶も麦茶同様、たっぷり飲んでも大丈夫かも、と思われがちですが、妊娠中ではない人でもカップに1日2~3杯まで、妊娠中ならはと麦茶は避けて麦茶を選ぶようにしましょう。

 

麦茶とはと麦茶の効能の違い

原料の麦の種類から、含まれている栄養成分など、様々な違いのある麦茶とはと麦茶ですが、配合されている成分が異なるからこそ、その効能も違うものがあります。

例えば、麦茶の効能と言えば、アルキルピラジンによる血液サラサラ効果や、Pクマル酸によるアンチエイジング効果、体に負担の少ない穏やかな利尿作用や、胃の粘膜を守る効果などがありますが、はと麦茶には、血液をサラサラにする効果や、アンチエイジング効果、利尿作用もあるものの、それ以外にもシミなどを防ぐ効果や、ニキビを予防する効果も実感できます。

また、肌の新陳代謝をアップさせて、ターンオーバーのサイクルを整える効果もあることから、はと麦茶は麦茶よりもより美肌効果の高いお茶として知られています。

まとめると、麦茶はたっぷり水分補給をしながら、全身の血流を改善したり、抗酸化作用によって、体の内側から美肌や健康を目指していく穏やかな作用のお茶なのに対して、はと麦茶は健康や美容目的として一日に2~3杯を飲む、比較的作用の分かりやすいお茶ということになります。

麦茶とはと麦茶、どちらも健康や美容に優れた効果を発揮するお茶です。日常的に飲み続けるならより作用の穏やかな麦茶を、美肌効果やアンチエイジングなど、具体的な効果を狙って飲むならはと麦茶と言ったように、それぞれ良いところをしっかり認識して、上手に活用していきましょう。

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