飲み過ぎ注意！麦茶の3つの副作用と、その対策・正しい飲み方

 
香ばしい香りが何ともほっとする麦茶は、子どもから大人まで、世代や体調を問わず、あらゆる人の水分補給に適しているお茶です。
しかも他のお茶と違って一日に2リットル飲んでも大丈夫。血流をサラサラにする効果や、むくみを予防する効果、アンチエイジング効果など、様々な効果を実感することができるのも嬉しいところです。

そんな体にとって良いことがいっぱいの麦茶ですが、いくら美容や健康に効果のあるお茶と言っても、飲み過ぎると思わぬ副作用が出る場合があります。
麦茶を飲み過ぎることで起こる副作用について、ご説明していきたいと思います。

1.麦茶は体を冷やす

麦茶は夏に飲まれることが多いことからも、基本的には体を冷やすお茶です。
冷やした麦茶はとても美味しく、暑い季節に汗だくの体をクールダウンするために喉に一気に流し込むと、すっきりしてとても気持ちが良いですし、何杯飲んでも飽きないのも魅力です。

だからと言って、いつも冷蔵庫から出したばかりの冷たい麦茶を飲んでいると、体が冷えすぎて体温が下がってしまったり、胃腸が冷えて消化能力が低下し、夏バテや胃の不調など、体調を崩す原因になってしまいます。

また、体は冷えると、胃腸の調子が悪くなるだけでなく、麦茶の持つ血流をサラサラにする効果も、しっかり実感できなくなってしまいます。
特に女性にとって冷えは万病のもとで、体を冷やすことによって、血流が悪くなると、ホルモンバランスが乱れる原因にもなり、生理痛や月経前症候群などの症状を重くすることにもなりかねません。

対策：ホットでもおいしい麦茶

麦茶にはせっかく血流をサラサラにする効果があるのに、冷たいまま飲んだためにその効果を逆効果にしてしまってはとても勿体ないことです。
麦茶の効果を無駄なく活かすためにも、冷たい麦茶は、どうしても暑い日に1杯だけ飲むようにして、普段は季節を問わず、常温か温かい麦茶を飲む習慣を始めていきましょう。

やかんに煮出した麦茶を常温に冷まして、夏の暑い日に少しずつ飲むのも意外と美味しいですし、温かい麦茶なら、その香ばしい風味をコーヒーの代用として楽しみながらいただくこともできます。

濃く入れた温かい麦茶に、ミルクを入れて飲むと、コーヒーのカフェインが苦手な人でも飲める、カフェオレのような風味の麦茶オレとして飲むことができます。シナモンや甜菜糖をトッピングすると、体を温める効果もさらに高まり、飲み応えも増すのでお勧めです。

2.胃の働きが弱まる

麦茶は喉越しがよく香ばしい風味も美味しいことから、一度に500mLのペットボトル1本など、大量の麦茶を飲む人も多いものです。

しかし一度にたくさんの麦茶を飲むことは、胃液を薄めて胃の消化力を落とすだけでなく、体の中に水分がしっかり吸収されず、せっかく補給した水分を尿として排出してしまうことにもなります。

対策：麦茶は少しずつ飲む

麦茶の効果を活かすためには、1回に飲む量は200mLくらいにすることがお勧めです。
200mLを一気に飲むのは避けて、時間をかけて少しずつ飲んでいくことが大切で、ゆっくり飲むことによって、より麦茶の効果を無駄なく取り入れることができます。

温かい麦茶を用意すれば、自ずと一気飲みできなくなるので、少しずつ飲まざるを得なくなります。
麦茶の効果を活かすためにも、少しずつ、ゆっくり適量を飲む習慣を意識して続けていきましょう。

むくみの原因になる

麦茶はコーヒーや緑茶と違って、緩やかな利尿作用があるお茶なことから、飲むことで水分補給をしながら、体に滞りがちな余分な水分を尿として排出する効果も実感できる、優れた飲み物です。

しかし、これは常識の範囲内で摂取した場合のことで、あまりにもたくさんの麦茶を飲み過ぎてしまうと、逆に体の中に水分が蓄積されてしまい、むくみの原因になってしまいます。
これは麦茶に限らず、水でも同じことが言えますが、如何に体に良い効果がいっぱいの飲み物とは言っても、極端に過剰摂取すると、逆に体の負担となってしまうことがあるので注意が必要です。

対策：麦茶は1日に2Lまでにする

麦茶の一日の摂取量の目安は2リットルまでと言われています。
麦茶に限らず人間は一日に1.5リットルから2リットルの水分を摂取すれば十分だと言われていることからも、麦茶の様々な効果を早く実感したくて、2リットル以上の麦茶を大量に摂取することは絶対に避けましょう。

 
このように、一見どれだけ飲んでも大丈夫に思える麦茶も、あまりに大量に飲み続けたり、冷たいものばかり飲んでいると、冷えやむくみなど、思わぬ副作用が起こるおそれがあります。

特に体の冷えやすい女性にとっては、冷えは美容にも健康にも大敵です。
麦茶の美容や健康効果をしっかり実感していくためにも、1回の量は200mLくらいにし、一日に2リットルまでの量を目安に、飲み過ぎることなく、麦茶を楽しんでいきましょう。

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