風邪、花粉症…つらい鼻づまりに効果的なツボ押し・呼吸法・ヨガ
風邪や花粉症、アレルギーで詰まってしまう鼻の通りを良くする方法をご紹介します。
ヨガを続けることは、花粉症の症状を和らげることに大きな効果を発揮します。体が活性化して免疫力が上がるからです。その他にも、ヨガのアーサナ(ポーズ)を行うことで、血行やリンパの流れが良くなり、呼吸が楽になったり、体の中の浄化作用が強まります。自律神経の働きがスムーズになることも、体調を整えるのに有効です。
ここでは花粉症の症状の中でも鼻の詰まりに焦点を当てて、対処するのに役立つツボや呼吸法、ポーズをご紹介します。
鼻の疾患に効果のあるツボ
1、 印堂(いんどう)
左右の眉毛のちょうど真ん中辺り。中指でゆっくりと指圧します。鼻の粘膜を強くするツボであり、慢性鼻炎の鼻詰まりを治すのに使われます。鼻の通りが良くなり頭がスッキリします。
2、 迎香(げいこう)
小鼻のふくらみの外側の窪んだところ。左右両方を人指し指か中指で押します。鼻詰まりの他、顔のむくみを取る効果もあります。
3、 太淵(たいえん)
手のひらを上に向け、手首の親指から下がった点。脈を感じるところです。力を入れすぎないように、3秒押して離す、を両手に繰り返します。肺に関連しているので、呼吸が楽になる効果が期待できます。
鼻の通りを良くする呼吸法
ウジャイ呼吸:肺の機能を強くする呼吸法
1、 楽な姿勢で座り、上半身の力を抜いてリラックスします。息を鼻から吸って口からハーっとかじがんだ手を温めるように吐きます。お腹を引き締めて行います。
2、 口を閉じ、今度は吐ききれなかった空気を鼻から吐き出します。この時、のどが少し閉まる感覚がわかるかと思います。
3、 のどを部分的に締めて鼻から息を吸う(この時、スーっと音を立てなから吸います)→胸に空気を満たして→鼻から息を吐き出す(この時にも音を立てながら行います。自分の立てる音に意識を集中しながら、鼻だけを使い、胸で呼吸することが重要です。鼻炎で悪くなっている空気の通りがスムーズになるでしょう。
花粉症に効果のあるヨガのポーズ
花粉症の症状をやわらげるには、リンパの流れを良くすること、胸を開くこと、肩甲骨をゆるめることなどが動きのポイントになります。
コブラのポーズ
1、 うつ伏せに寝て、両手を肩のわきに付けます。
2、 息を吸いながら上体を、背中の反る力だけで起こしていきます。
3、 さらに両手の力を加えて上体を反らしていきます。下半身は床につけたまま。目線は天井に向ける。そのまましばらく静止します。
4、 できる人は、両手を背中にまわして、両手でひとつのグーをつくってみましょう。
5、 ゆっくりと息を吐きながら全身をうつ伏せの状態に戻します。
胸が大きく開き、肩甲骨がほぐれ、足の付け根にも刺激が入り(リンパの流れが良くなる)、のど、首も伸びるので、呼吸器系全般によい影響を与えます。その他にも、便秘解消、心のこわばりを無くす、婦人病に効果があるなど、美容効果の高い、美しいプロポーションをつくるのに最適なポーズと言われています。
ヨガのポーズで身体を活性化
花粉症の症状が出ることで、気分が憂鬱になったり、頭がボーっとしたりするのはつらいことです。ゆっくりとした動きのヨガであれば、体がだるい時でもやってみようという気になれるのではないでしょうか。特に朝起きてすぐにヨガや呼吸法を行い、体を活性化してあげることが大事です。