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陰陽五行とヨガ。東洋思想、陰陽五行を知ってヨガをさらに楽しく深めよう!



ヨガ

 

ヨガは「陰陽」という東洋思想を知るともっと面白くなります。
陰陽についてわかりやすく解説をします。

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人間は自然の一部という考え

東洋医学の根底には、「陰陽五行」という思想があります。その特徴は自然の一部分として人間は存在しているという考え方をすることです。自然界の一部であると同時に、人間の体の中も、自然がそのままあるとされます。自然界の要素が体の中に揃っており、細胞まで同じような仕組みで動いていると捉えるのです。

 

 

陰陽はバランスとも言えます

また、ヨガを勉強していると、「陰陽」という言葉がよく出てきます。陰陽思想とは、この世界は対立する二つの性質で構成されているという考え方です。
例えば、男と女、太陽と月、暑いと寒い、重いと軽い、湿っていると乾いている、などです。
この二つのうちどちらも世界をつくっている同等の要素であり、善悪といっても、善は良いもので、悪は悪いから必要のないもの、という意味付けはしません。陰陽は和合しているのが最高なのです。

 

 

陰陽とヨガはどう関係しているの?

この陰陽思想とヨガはどこに関連があるのでしょうか?
なぜヨガを行うのかを思い出してください。文明生活でバランスの崩れた心身を自然な状態に戻すことがヨガの大切な目的の一つです。
人間の健康な状態とは、常に心身が変化をしながら全体でバランスをとろうと活動を続けている状態です。
そして、そのバランスをとろうとすることは、自然世界と同じで、対立する要素が互いを補い合いながら行われているわけです。生命活動は調和維持の働きです。ここで、自然(人間)のバランス維持運動(陰陽思想)が結びつきます。
病気になり不調があれば、それは心身への悪い刺激ですから、治療するために良い刺激を与えます。(逆に、部分的な視野で患部をいじることは危険であるとされています)そうして体全体のバランスがとれるようにして、回復を促すのです。

 

ヨガがでもあえてふたつの反応を与えます

ヨガも二つの反対の刺激を与えることを、よく行います。息を強く吐いて(陰)、弱く吐きます(陽)。背骨に力を込め(陽)、筋肉の力を抜きます(陰)。そしてアーサナ(ポーズ)を行いながら、緊張(陽)と弛緩(陰)を意識的に繰り返すことで、心身を最高にくつろいだ状態にするのです。ヨガのレッスンを終えた後は自然治癒力が増していて、エネルギーがあふれるように体の中を流れています。
陰陽で構成されている世界が、陰陽の両方で完全であるように、ヨガの後はダイナミックに、細胞レベルから心身のバランス修復活動が行われているはずです。

私たちは、サヴァーサナ(屍のポーズ)になり、ただその流れに身をまかせれば良いのです。

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この記事は当ブログのライター「小笠原ちひろ」が書きました。

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