アロマレシピ集：便秘改善・予防＆お腹のガス溜まり解消のために

 
女性のお悩みで多いのが便秘やガスがお腹にたまるといった症状。なかなか人には言えませんよね。どうしてこのようなことが起こるかといえば、食生活やストレスが原因であることが多いです。便秘のタイプにもいくつかあるので一概にはいえないのですが、自律神経によって支配されている胃腸の働きが鈍っているので、自律神経のバランスを整えることが必要になってきます。

 
ガスがお腹にたまるというのは、無意識に飲み込んだ空気が原因ということも。腸内細菌のバランスが悪くてガスが発生することも多々あります。口呼吸のせいで、過度に空気が身体の中に入っているケースもあるので、自分の行動をしっかりチェックしていきましょう。その上でアロマを使えば、消化器系のトラブルも未然に防ぐことができます。

 

お腹のマッサージに使えるアロマレシピ

便秘の解消には、腸の運動を活発化させることが第一です。上手く内容物を運んでもらうために、消化を促す作用のあるアロマを活用していきましょう。お腹のトリートメントが最適です。おへそを中心に円を描くようにマッサージするだけでお通じがよくなる人もいるんですよ。おすすめのアロマレシピは、オレンジスイート×ゼラニウムやカモミールローマン×ネロリ、マージョラム・スイート×オレンジスイート等です。

カモミール・ローマンは、母親のような強さと優しさを感じる人が多いアロマです。気持ちが弱ってきている時に活用するのがオススメです。バスルームに数滴落として、ゆっくりとつかることで、精神面でも支えになってくれます。眠れないときのリラックスにも使え、ベースノートのアロマとブレンドして寝室にディフューザーで拡散させるのも使用方法として適しています。睡眠の時におすすめのブレンドはカモミール・ローマン×ペチバーです。ただ、香りが強いので使用量は少なめにしてください。柑橘系などの軽い香りとも相性が良いので、だいたい、比率としてはカモミール・ローマンは1滴に対し、柑橘系は3滴くらいがベストのブレンド配分です。

 

緊張感から便秘になりやすいときのアロマレシピ

また、緊張によるストレスが続いたり、便意を我慢して癖として便秘になっている人もいます。そうした時はリラックスできる精油で自律神経を整えるのがオススメです。就寝中でも邪魔にならないようなアロマを部屋に準備しておいてから寝るのも一つの手ですよ。芳香拡散器で香りを広げたり、ティッシュペーパーにつけて枕元に置いておくだけで効果が現れます。おすすめのアロマは、パチュリやオレンジスイート、ベルガモット等です。自分が心地よいと思えるものをチョイスしてみてください。

オレンジ・スイートは、万人に受ける香りで、結婚式の控室などにも使われることが増えました。人を明るくさせる効果があるので、おだやかに人と人とのコミュニケーションを助けてくれるためです。掃除にも使えるアロマで、主成分のリモネンには油汚れを落とす力もあります。それゆえ、重曹やクエン酸と一緒にハウスクリーニングに使う人も増えているアロマです。ただ香りが若干弱く、すぐに飛んでしまうのが難点です。従って、香りの強いアロマとブレンドするときは滴数を多めにするのがバランスを保つブレンドのポイントです。前向きな香りを引き出したかったら、ジンジャーやパチュリなどの少し変わったアロマとブレンドするのも普段と少し違う香りになるのでオススメです。

 

お腹のガス溜まりを解消するアロマレシピ

それと、お腹がガスで満たされているようなときは、とにかく本人も気になって仕方がない状態ですよね。駆風作用のあるアロマでゆったりとした気分を生み出すのも大切な作業です。腹部をしっかりトリートメントしてあげたり、カモミール・ジャーマンやフェンネルのハーブティーで食後にのんびりというのも効果がありますよ。オススメのアロマレシピは、フェンネル×ペパーミントやカルダモン×オレンジスイート、サンショウ×クロモジ等です。

ペパーミントは、抗菌作用もある優れたアロマです。虫さされにも有効で、清潔感を保つために向いています。頭痛がよく起きる時は、ペパーミント入りミツロウクリームを塗ると、痛みを軽減したり、来そうな時に塗っておけば頭痛予防にもなります。朝の目覚めにも効果的なので、シャワーを浴びる前に床に数滴落としておくと、蒸気がたちこめてその刺激で目が覚めやすくなります。香りは強いので、ほんの1,2滴でも効果があります。

 

ガスが溜まりやすいときに使いたいバスソルト用アロマ

もしかしたら、過度なストレスで空気を溜め込んでしまっているのかもしれません。そういう場合は、ストレスの解消が最優先です。食事時間が短いとそういったことが起こりますし、口呼吸などでも起こりえます。これらはストレスから自然とそうなってしまうわけです。意識的に深い呼吸をしていないときは鼻からも呼吸を意識してください。アロマ入りバスソルトで嫌なことは吹き飛ばしましょう。アロマブレンドとしては、ジュニパーベリー×ベルガモットやジンジャー×ユーカリラディアタ、カルダモン×メリッサが向いています。

メリッサは、心拍数や血圧を安定するのにも使えるアロマです。解熱作用もあるので風邪の引き始めに使うのも良いですし、花粉症などの鼻炎にも使える薬効のあるアロマとして注目されています。抗菌作用もあるので、ニキビや吹き出物、ヘルペスなどのケアにも活用できます。ただし、皮膚刺激があるので、パッチテストをしたり低濃度で使うことを心がけてください。濃度が低いと効能も得られないのではないか？と不安に思う人も多いのですが、わずかなアロマでも十分に効果は得られることは研究からも知られています。