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SPF値の高い日焼け止めによっておこる健康被害。紫外線散乱剤のUVケアでも安心できません



日焼け止め

 

紫外線を浴びると肌に害があると言う事が分かってから、体に塗るための色々な商品に、日焼け止めが入っていることが多くなっています。

日焼け止めには指数というものがあります。
「SPF20 PA++」などというもので、市販の日焼け止めには必ず書いてあると思います。

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SPFとPA

SPFとはSun Protection Factorの略で、紫外線防御指数と言い、この指数が高ければ高いほど紫外線UV-Bから防御する効果があります。
PAとはProtection Grade of UVAの略で、UV-A防御指数と言い、+が増えるほど紫外線UV-Aの防止効果があります。

 
さて、この指数を見ると、SPFやPAの高い日焼け止めを塗っていれば、いつでも紫外線から身を守る事が出来ると思いますね。
実は、それが肌にとって危険な諸刃の剣となってしまう事があります。

 

 

紫外線吸収剤はリスクが高い

日焼け止めの成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。

紫外線吸収剤は、高SPFとして重宝されますが、アレルギーや湿疹などを起こしやすい旧指定成分のフェノール系化合物、フェノールに類似するベンゼン系化合物が多く使われており、発がん性もあると言われています。
その毒性から、一つの商品に対しての使用量が制限されています。
制限があるなら安心と思いがちですが、メイク時は、乳液、化粧下地、ファンデーション、パウダーなどを重ね塗りするので、これら全てに紫外線吸収剤が含まれると仮定すると、制限をはるかに超える危険性があります。
重ね塗りする場合、日焼け止めの成分を良く見て使いましょう。

 

 

紫外線散乱剤は白浮きしやすい

紫外線散乱剤とは、二酸化チタンや酸化亜鉛などの粒子状の顔料を使用して、ベールのようなものを肌に作り、紫外線を跳ね返す物です。
紫外線吸収剤より安全ですが、粒子状の物を使用するので、白浮きすることが難点です。
そのため大量に塗れず、SPFを高くする事は難しいと言われており、低SPFや子供用の日焼け止め商品に使われていました。

 

高SPFで透明度が高い製品も発売されています

ところが近年、これら粒子の分子をナノテクノロジーで超微粒子にすると、白から透明に変わるという特性がわかり、高SPFの商品として生産されるようになってきました。
白浮きしない、紫外線吸収剤不使用の高SPFの商品として人気が出ています。
しかし、ナノ成分の安全性もまだ分かっておらず、成分の表示義務もないため、ナノ成分が使われているのかさえも商品からは分からない状態です。

 
現時点では、高SPFの商品は安全かどうかが定かではありません。
紫外線の強い時期に、屋外に長時間いる時には高SPFの商品をスポット的に使い、普段の生活では紫外線錯乱剤の低SPF商品を使うのが良いでしょう。
せっかく紫外線からの害を防いでも、日焼け止めによって健康被害が出ては、日焼け止めの意味がありません。

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