自分でも矯正できる!巻き爪になる原因とその改善法・治療法
症状がひどくなると痛くて靴を履くこともできなくなってしまう巻き爪ですが、一体何が原因で巻爪になってしまうのでしょうか?
実は巻き爪最大の原因は、「爪の切り方」にあると言われています。爪を過度に短く切っていたり、爪の両サイドを深く切り込んでいたりすると伸びてきた爪がどんどん陥入していき、巻き爪になってしまうのです。
また足に合わない靴を履いている場合にも、巻き爪になることがあります。硬い革靴や先の尖ったヒールなどによって足の指が日常的に圧迫されていると、爪がどんどん陥入していき巻き爪になってしまうのです。
そして巻き爪の原因としてはこれらの他にも、爪水虫や爪の形が変形してしまうようなケガなども挙げられます。
巻き爪の治療法
では、巻き爪になってしまった場合、これを治療するにはどのような方法があるのでしょうか。実は巻き爪の治療法には、病院で治療する方法と自分で治療する方法の2種類があります。
病院で治療する場合
まずは病院で治療する場合についてです。
比較的症状が軽い場合には、内服薬や外用薬で炎症を抑えたうえで、巻き爪になってしまっている部分の爪を切除していきます。
「切除」というとなんだか怖いような気もしますが、爪が陥入している以上、内服薬等で一時的に炎症を抑えることができたとしても、またすぐに再発してしまいます。そのため巻き爪の症状を根本的に改善するためには、原因となっている部分を切除するしかないのです。
ちなみに切除をした後は1週間程度で元通りになり、見た目もかなり綺麗になります。
これに対して症状がかなり重い場合には、「フェノール法」と呼ばれる方法によって巻き爪になってしまっている部分の爪母を部分的に切除することもあります。この場合、切除した部分には二度と爪が生えなくなるため、処置後の爪は以前よりも少し幅が狭くなってしまいます。
また保険適用外にはなりますが、ワイヤーを爪に固定して爪の形を徐々に平らにしていくという治療法もあります。ただしこの方法では最低でも半年程度の治療期間が必要となり、また仮に爪が平らになったとしてもその状態をキープすることができなければ簡単に再発してしまいます。
自分で治療する方法
巻き爪は、軽度のものであれば自分で治療することも可能です。
まずはドラッグストア等で販売されている「巻き爪補正テープ」を購入します。このテープには巻き爪を補正するための「リフトアップボーン」が内蔵されているため、これを爪に貼っておくことによって陥入している爪を徐々に平らな状態にしていくことができるのです。
この方法は完治するまでに時間がかかってしまいますが、病院に行く必要がないため手軽に治療を始めることができます。
巻き爪の予防法
酷い場合には手術をして爪母の全切除をしなければならなくなることもある巻き爪、できることならば巻き爪になる前に予防したいところですよね。
では、巻き爪を予防するためにはどうすればいいのでしょうか。
巻き爪を予防するためにはまず、正しい爪の切り方を身につけることが大切です。
まず爪の長さについてですが、爪の先端と指の先端とが同じくらいの高さになるように整えましょう。短く切りすぎてしまうと、巻き爪になってしまいます。
また爪の角は切り込みすぎず、引っかからない程度に滑らかに整えるくらいで十分です。
そして巻き爪を予防するためには、自分の足に合った靴を履くことも大切です。足にかかる負担を軽減することによって、爪の陥入を防ぐことができるからです。
これから色々なフットネイルを楽しみたい季節がやってきますが、そのためには健康な爪を保っておかなければなりません。ネイルアートをしたいのに巻き爪であるために我慢するしかない、などということにならないよう、今のうちからしっかりとお手入れをしておきましょう。