インナードライ肌はどんどん進行する!肌の隠れ乾燥に気づく方法
一概に脂性肌と言っても、実は皮脂が過剰分泌される原因によって2つのタイプに分けることができます。
1つは、遺伝や思春期が原因で起こるホルモンバランスの乱れによっておこる本当の脂性肌です。
そしてもう一つは、過度の乾燥が原因で起こる擬似脂性肌、インナードライ肌(隠れ乾燥肌)です。
ある化粧品会社の調査によると、脂性肌に悩む女性の60%から70%はインナードライが原因で皮脂の過剰分泌が行われているというデータもあるほどインナードライが原因の脂性肌は多いのです。
しかしインナードライ肌と本当の脂性肌は主な症状が皮脂の過剰分泌であるため、自分でも気づいていない人がたくさんいるのです。
インナードライ肌って何?
インナードライ肌とは、文字通り肌の内側が乾燥している肌の状態です。
しかし、肌の内部が乾燥しているのに、どうして肌の表面は皮脂が増えてベタつきやテカりが気になるのでしょうか?
それは、肌は極度の乾燥を感じるといつもよりもたくさんの皮脂を分泌して、肌の表面に膜を作り潤いを取り戻そうとするからです。
そうすると、肌の内部は砂漠のようにカラカラに乾燥しているのに表面は皮脂でべたつく、といった状況が生まれます。
これが、インナードライ肌です。
しかし、インナードライ肌は表面的には皮脂が多く潤っているように感じるため、乾燥に気づかないまま間違ったスキンケアを続けている人もたくさんいます。
ではどうしたらインナードライ肌を自覚することはできるのでしょうか?
インナードライ肌を見抜く方法
インナードライ肌の特徴は、肌の水分量が低く乾燥状態にあるのに油分量は多くバランスが取れていないということです。
一番確実に判断できる方法は肌の水分量と油分量を測定することです。
水分量や油分量の測定は、デパートのコスメカウンターやエステ、専門の医院などで行うことができます。
しかし、なかなかデパートなどに足を運ぶ機会のないという方も多いでしょう。そんな場合には、洗顔直後の肌の状態をチェック。
洗顔した直後は肌のツッパリや乾燥を感じるのに、しばらくするとベタベタテカテカになるような場合は隠れ乾燥である可能性が高いです。
また、毛穴の状態に注目してみましょう。
肌の表面は潤っているはずなのに毛穴が目立ったり毛穴が縦に伸びている場合、肌の内部が乾燥している可能性があります。
脂性肌がなかなか改善しない……そんなあなたはインナードライ肌かもしれません。
自分の肌について見直してみましょう。