> >

徹底比較!マカダミアナッツオイルとスイートアーモンドオイル



マカダミアナッツオイル
 
マカダミアナッツオイルとスイートアーモンドオイルは、どちらもおいしいナッツ由来のオイルで、幅広い年齢層の美容ケアに効果的です。でも、効能には少しずつ違いがあります。どんな違いがあるのか、成分と美容効果、使い方などを比較してみましょう。


スポンサードリンク



 

マカダミアナッツとスイートアーモンドオイル

マカダミアナッツオイルは、オーストラリア原産のヤマモガシ科の植物です。オーストラリアの原住民アボリジニの主食の1つだったそうです。オイルは、マカダミアナッツの種子(実)を低温圧搾して抽出しています。
マカダミアナッツは、さらっとしていて浸透力が高く、お肌をやわらかくする効果が高いので、アンチエイジングに最適の天然オイルです。スキンケアに使うと、ふわふわですべすべのお肌になります。ヘアケアに使うと硬い髪質の人でもやわらかくなる効果が期待できます。

スイートアーモンドは、中東原産のバラ科の植物で、現在では地中海沿岸やアメリカ西部などの温暖な地域で広く栽培されています。ナッツ類の中でももっとも生産量が多い種類です。
アーモンドの実の中の仁から抽出されます。低温圧搾法だと50%含まれる油分の35%程度しか抽出できないそうですが、栄養分が残るので、上質のオイルになります。
スイートアーモンドオイルは、保湿と美白効果の高いオイルです。もともと保湿効果が高いことで知られ、古代ギリシャから使われていましたが、最近の研究では、美白にも高い効果があることが分かってきました。適度な粘性があるのでマッサージをするのにちょうど良いしっとり感があり、赤ちゃんの保湿にも使える、効き目がマイルドなオイルです。

 

成分と美容効果の比較

まずは、成分と美容効果を比較してみましょう。

 
●マカダミアナッツオイル
オレイン酸60%
パルミトオレイン酸20%
ビタミンA、B、E

 
●スイートアーモンドオイル
オレイン酸66%
リノール酸22%
ビタミンA、B、E

 
どちらもオレイン酸の量は同じくらいで、ビタミンも同じような種類が含まれています。
オレイン酸に関しては、オリーブオイルが75%あるのに比べれば少ないものの、比較的高い含有量で高オレイン酸のオイルです。オレイン酸のはたらきで、皮脂を蒸発させにくく、高い保湿力があります。

ビタミンの配合に関しては、どちらもビタミンEが豊富です。どちらかというとスイートアーモンドオイルのほうが多いでしょう。アーモンドに含まれるビタミンEは、食用の植物の中でもっとも含まれる量が多く、オイルとしてもやはり多くなっています。
ビタミンEは、血行を促進し、細胞のターンオーバーをうながすので、お肌の再生に力を発揮します。また、酸化防止作用もあるので、お肌を若々しくよみがえらせます。

違う点は、2番目の脂肪酸です。
マカダミアナッツオイルのパルミトオレイン酸は、マカダミアナッツオイルに特徴的な脂肪酸です。パルミトオレイン酸は、若い年齢層のお肌に含まれているのですが、年齢とともに減少していきます。粒子が小さいので浸透性が高く、お肌に塗ってマッサージするとすぐにすーっと消えていきます。
そして、粒子が小さいので脳の血管まで入り込むことができます。脳の血管まで栄養分を運び、上部にしてくれます。動脈硬化や心筋梗塞も予防できます。

スイートアーモンドオイルのリノール酸は、体内で生成できず、定期的に摂取が必要な必須脂肪酸です。リノール酸は、お肌の奥まで浸透し、美白効果があります。
リノール酸はすぐれた脂肪酸ですが、酸化しやすい性質があります。その点、スイートアーモンドオイルよりもマカダミアナッツオイルのほうが酸化しにくく安定しており、長持ちします。

 

美容オイルとしての使い方

どちらも同じように使えますが、効果的な使い方には少し違いがあります。

 

マカダミアナッツオイルの効果的な使用方法

スキンケアではお肌がやわらかくなります。抗酸化作用が強いので、肌荒れやニキビにも効果がありますし、浸透性が高いので、化粧水に混ぜて使うと化粧水の成分がお肌の奥まで届きます。
ヘアケアに使うと髪がやわらかくなります。
ハンドケアなど全身のケアに使えます。
マッサージオイルとして人気があり、さらっとしていてよく伸びるので、子どもでも上手に使えます。家族全員で使っても良いですが、乾燥肌、年齢を重ねた成熟肌により効果を発揮します。

 

スイートアーモンドオイルの効果的な使用方法

赤ちゃんや子どものスキンケアに使えます。お風呂上がりの保湿や、乾燥の季節のカサカサにも効果があります。
大人のスキンケアとしては、日ごろの保湿剤、普段の紫外線対策に使うと良いでしょう。

 

アロママッサージにオススメ

どちらもアロママッサージにも使えます。天然オイルは、アロマでは「キャリアオイル」と呼ばれていて、キャリアオイルにアロマ(精油)を混ぜてマッサージオイルになります。
精油はほんの1滴から数滴で十分です。
手元に天然オイルを持っていると、お気に入りの精油を混ぜて簡単に手作りマッサージオイルが完成します。

 

オイル美容初心者にも使いやすいオイル

以上、2つのオイルを比較してみましたが、こうしてみると、マカダミアナッツオイルはアンチエイジングに、スイートアーモンドオイルはマッサージ全般にすぐれた効能があるようです。でも、どちらも効能が多く、これまでのケアにプラスして使いやすいオイルです。おなじみのナッツのオイルでしたら使うのにも抵抗感がないと思うので、これからオイル美容を始める人にもオススメです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

Comments are closed.