老化を防ぐホルモン「DHEA」の分泌量を増やす5つの方法

 
若々しい人とそうでない人の大きな違いは、体内の「DHEAホルモン」のレベルの違いにあることが明らかになっています。いつまでも若々しくいたいのならば、高いDHEAレベルを維持することが不可欠なんですよ！　そんな若返りのホルモンであるDHEAを増やす生活習慣について、今回はご紹介致しましょう。

そもそもDHEAって何？

DHEA（デピドロエピアンドロステロン）は、副腎皮質という臓器から分泌されるホルモンのことを言います。このホルモンは、男性ホルモンであるテストステロン、女性ホルモンであるエストロゲン、そして成長ホルモンなど、身体の様々なホルモンの元となっている物質です。

これら3つのホルモンは、私達の身体が若々しくいるために欠かせません。特に女性ホルモンは、肌のキメ細かさや弾力に直結していますので、女性としては気を付けたいホルモンです。

DHEAが増えれば若返る!

DHEAによる若返りの効果は、アンチエイジング研究によって明らかにされています。DHEAを患者に投与したところ、肌の質の改善、記憶力の向上、細胞のダメージの回復、筋肉量の増加、性機能の向上などの若返り効果があることが明らかになりました。DHEAの減少は身体全体の老化と関係しているので、DHEAを増やせば身体が若返ってくれるのです。

DHEAのサプリには注意が必要

海外ではDHEAがサプリとして売っていますので、ネットで購入することができます。しかし摂りすぎると肝臓にダメージを与え、女性の場合は体毛が増えてしまうことがあります。自然な形で分泌量を増やせばこのようなことは起きません。

サプリに頼ってDHEAを増やすよりも、普段の生活習慣を改善して増やした方が安全ですし、お金もかかりません。以下では、DHEAを増やすためにできることを5つご紹介致しましょう。

DHEAを増やす方法

1. 運動

運動は、DHEAを増やすのにとても効果的な方法であることがわかっています。有酸素運動でも無酸素運動でも効果があることがわかっているので、日常生活に少しずつ運動を取り入れていきましょう。

有酸素運動ならばジョギングやサイクリング、スイミング、縄跳びなどを行うといいでしょう。無酸素運動ならばウェイトリフティングや腹筋、背筋などの筋肉トレーニングや、サッカーやテニス等のスポーツを行ってください。

運動を続けるコツは、張り切っていきなり頑張りすぎないことです。何を始めるにしても、一番きついと感じるのは最初の時期です。身体は普段慣れていないことをするととても疲れてしまいます。ジョギングをしたこともない人がいきなり30分走ったりするとバテバテになってしまい、結局きつくて三日坊主になるのです。なので、例えばジョギングならば初めの1週は10分、その次に15分という感じで、身体を慣らしていくような感じで少しずつ伸ばしていきましょう。

2. ヨガ

ストレスによって、DHEAの分泌量が少なくなってしまうことがわかっています。そのストレスマネージメントとして、ヨガや瞑想を行うと良いでしょう。

ヨガを行うにしても、わざわざヨガスタジオに通う必要はありません。ヨガの教本やDVDを買えば、お家でヨガをすることができます。15～20分だけでも効果はありますので、毎朝か毎晩、もしくは両方やると、心が落ち着いてストレス軽減効果が期待できます、

3. 瞑想

瞑想というと宗教チックなものだという印象が強いですが、ストレス軽減の効果は絶大です。グーグルやフォーブスなどの大企業が、社員のストレスマネージメントとして使用しているという事実もあるくらいですから、やって損はありません。やり方は簡単で、胡坐をかいて座って目を閉じ、5分ほど自分の呼吸に集中しましょう。色んな考えごとをしてしまいますが、それを止めることはせず、あくまで観察して下さい。毎日行っていれば、徐々に集中できるようになりますよ。

4. 良質な睡眠

良質な睡眠は、DHEAの分泌を増やすのに必須な生活習慣です。睡眠が欠如してしまうと、DHEAを分泌する副腎皮質が疲れてしまい、ちゃんとした機能を果たせなくなってしまうからです。

できる限り、睡眠は7～9時間は毎日とりましょう。そして、睡眠の質を良くするために、生活習慣の改善も必要です。寝る前の1～2時間は、テレビやスマホを見るのは避けましょう。明るい光を見てしまうと、眠気がなくなってしまう上に、眠りが浅くなってしまいます。

また、寝る直前に夜食を摂るのも避けて下さい。寝る前に食べてしまうと、内臓が食べ物の消化を行わなければいけなくなってしまうので、眠りが浅くなってしまいます。

ストレスも、睡眠を妨げる原因の一つです。寝る前にヨガや瞑想を行ったり、普段から運動をするようにして、ストレスマネージメントを行うと良いでしょう。また、笑うこともストレス軽減になるので、お笑い番組を見たり、友達とお話をするのも一つの手です。

5. 日光に当たる

日光に当たることで、DHEAの生成に必要なビタミンDを体内で作ることができます。なので、1日に1時間程度は外に出るようにしましょう。

お外に散歩やランニングに行ったり、お出かけに行く機会を増やしたり、外で日光浴をするなど、日に当たる時間を少しずつ増やしてみてください。

Tweet