ニキビを予防する洗顔方法・ニキビができたときの洗顔のやり方

 
ニキビ肌の方にとって、洗顔はとっても大切なステップです。
ニキビを防ぐ洗顔の仕方、ニキビができてしまった時の洗顔方法をご存知ですか？
間違った洗顔をしてしまえば、ニキビを増やしたり、化膿させて痕を残すことになってしまうことも。

 
そんな危険な状態を避けるべく、洗顔について見直してみましょう。
毎日行う洗顔には、自分なりのクセがついてしまうもの。
クセを正し、肌に優しい洗顔について学んでおきましょう。

 

ニキビが繰り返しできる原因は？

ニキビは肌についた汚れや雑菌から、ニキビの元となるアクネ菌が毛穴に繁殖して起こるものです。
ニキビを作らないためには余分な皮脂を取り去り、肌を清潔な状態にしておく必要があります。
清潔な肌を保つためには洗顔は不可欠です。
ですが、間違った洗顔によってニキビを増やしてしまうことは珍しくありません。
清潔に洗うために肌をゴシゴシこすっていませんか？
1日に何度も洗顔したり、熱いお湯で洗っている方は要注意です。
それらは肌を清潔にしているのではなく、肌の機能を弱めている洗顔法です。
肌のバリア機能が衰え、雑菌が繁殖しやすくなり、簡単にニキビができてしまいます。
清潔にすることと、過剰に洗顔することはイコールではありません。
ニキビを作らないためには、肌にとって優しい洗顔をすることが必要です。

 

ニキビ肌と洗顔

洗顔は朝と夜の1日2回で充分です。
何度も洗顔をすると、肌の角質が弱まり、良質な皮脂が取り去られてしまいます。
皮脂はニキビを発生させる原因になりますが、肌にとっては大切な役割もあります。
肌を潤わすことのできる良質な皮脂は、デリケートな肌を守るバリアにもなります。

皮脂をとりすぎると肌を乾燥させてしまうため、石鹸や洗顔フォームはなるべく低刺激なものを選びましょう。
強い洗浄力がなくとも、十分に泡立てることができれば大丈夫です。

 

正しい洗顔方法

洗顔前にはハンドソープなどで手を洗い、ぬるま湯で軽く顔を湿らします。
ぬるま湯は低めの温度にしておきましょう。
水では毛穴が開きにくいですし、お湯では肌に刺激が強すぎます。
冷たくもなく、少し心地いいと感じるぐらいの温度に調節してから、顔にかけるようにしてください。

次に泡立てネットで洗顔料を泡立てます。
濃密な泡が大量にできるまで、時間をかけて泡を作ってください。
その泡を顔にのせ、泡の弾力を利用して肌を洗います。
指や手でこすってしまうと角質がはがれ、炎症を起こしやすくなってしまいます。
ニキビを作らないためにも肌を守り、汚れのみを取り去る洗顔を心掛けましょう。

最後はぬるま湯で優しく洗い流します。
この時注意したいのは、すすぎを十分にしておくこと。
全体的に泡が落ちたことを確認してから、さらに10回ほど顔全体を優しくすすぎます。
すすぎ不足で残った洗顔料がニキビの元になることもあります。
また、髪の生え際やフェイスライン、あごの下は鏡でチェックしながら洗いましょう。
この部分にニキビのできやすい方は、洗顔時にすすぎが不十分なのかもしれません。
洗いにくい箇所こそ注意が必要です。

洗い終わったら清潔なタオルで水分を優しく取り去ります。
決して顔をタオルでこすらないこと、使い古しのタオルを使わないようにしましょう。
せっかく清潔に洗えても、汚いタオルを顔に当てては意味がありません。
洗顔後のデリケートな肌には、強い刺激となります。
タオルはこまめに取り換え、常に乾燥した清潔なもののみ使用しましょう。

改めて洗顔方法を見直すと、とても手間と時間がかかると感じた方もいるのではないでしょうか？
ついついサッと済ませてしまう洗顔こそ、一番時間をかけて欲しいところです。
優しく洗い続けることによって、ターンオーバーが正常化し、健やかな肌に生まれ変わらせることができます。
1日たった2回の洗顔、ニキビを防ぐ大切な時間として、丁寧に行いましょう。

 

ニキビができた肌の洗顔方法

ニキビができてしまった時、洗顔はどうすべきでしょうか？
できてしまったニキビは悪化させないことが重要です。
ニキビができてしまうと肌に刺激を与えたくないもの、洗顔すらもためらう方もいますが、それはNGです。
ニキビ予防同様、丁寧に洗えば大丈夫ですので、ニキビができてもキチンと洗顔しましょう。

ニキビに油分は禁物ですが、顔の油分をとりすぎれば、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
朝の洗顔時、肌の状態を確認してから、洗顔料を使うかどうかを決めるようにしてください。
ヌルヌルとした皮脂を感じれば洗顔料を、乾燥しているならば素洗いのみにしておきます。
夜は洗顔料を使用し、肌の余分な皮脂を取り去ってから就寝するようにします。

白ニキビや黒ニキビであれば、洗顔料を使用してもOKです。
使用する洗顔料は、パーム油配合の固形石鹸などが適しています。
ニキビが炎症を起こしているときは、指も洗顔料も極力ニキビに当たらないように洗います。
タオルで水分を取り、ニキビには薬を塗布しておけば安心です。

 
洗顔を見直すだけでニキビが減った、炎症を起こしにくくなったという方もいます。
どんな薬よりも、洗顔による対策がニキビには有効かもしれません。
ぜひ洗顔を見直し、ニキビに強い肌を育てましょう。