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シアバターの効果と便利な使い方:保湿も紫外線対策もマッサージも♪




 
シアバターは、上質の保湿クリームとして日本でも広く使われるようになりました。でも、純粋なシアバターの使い方はまだまだ知らない人が多いのではないでしょうか? ほかの成分が添加されたクリームでなくても、天然のシアバターそのものだけで、十分美容に使えます。おすすめの使い方をご紹介しましょう。


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肌になじみやすい成分構成のシアバター

美容に使えるバターは、シアバターのほかにもいろいろありますが、シアバターには、ほかのバターにはない特性が備わっています。

主成分は、不飽和脂肪酸のオレイン酸とステアリン酸が約4割ずつを占めており、人間がもともと持っている肌の成分に近く、なじみやすいのが特徴です。ステアリン酸もオレイン酸も酸化しにくい脂肪酸で、さらに、シアバターの特性として、脂肪酸以外の微量の美容成分が豊富であることが挙げられます。トリテンペンアルコール、アラントイン、カロチノイド、トコフェノールなど。聞き慣れない名称もあるかもしれませんが、それぞれ、保湿性、自然治癒力、皮膚や粘膜の再生、抗酸化作用のビタミンEのはたらきがあり、相乗効果ですぐれた美容効果を発揮します。
保湿はもちろんですが、紫外線防止、酸化安定性が高く肌の老化防止が全般的な効能となります。

 

アフリカ諸国でのもともとの使い方は?

このようにすぐれた効能のあるシアバターは、もともとどのように使われていたのでしょうか?

シアバターは、西アフリカから中央アフリカの国々、セネガル、ギニア、マリ、ガーナ、ナイジェリア、エチオピアなど16カ国にまたがるサバンナ一帯に生息するシアの木の実から採取され、この地域は、シアベルトと呼ばれています。シアベルトに暮らす人々は、傷ややけどの治療薬、日焼け止め、かゆみ止めなど、万能薬として親しんできました。生まれたばかりの赤ちゃんに保湿剤として使う地域もあります。また、現地では食用としても用いられているそうです。

このように、シアベルトの人々にとってはとても身近なバターですが、乾燥に悩むヨーロッパの美容家の目にとまり、ヨーロッパの女性に天然の保湿剤として使われるようになりました。ヨーロッパに渡ってからは、チョコレートの原料としても使われているそうです。ココアバターと脂肪酸の構成が似ているので、混ぜてもなじみやすく、質を低下させません。チョコレートの生産がさかんな国々に輸出され、使われているそうですよ。

 

バターは固形で使いにくい?!

天然の美容バターに共通する特徴ですが、肌に白い固形を乗せると、指で押し広げるだけでオイルに変わって肌になじんでいきます。シアバターの融点は36度前後なので、人間の体温とほぼ同じ。ですから、肌に乗せただけで溶け始めるのですね。

オリーブオイルのようなねっとりした美容オイルよりもなじみやすく、それでいて、もともと固形なので、与えたい場所にピンポイントで塗れるのもメリットです。もともと固形、というのは案外頼もしくて、バリアを張って水分を閉じ込め、外からの刺激からも守ってくれるのが実感できます。

ただ、固形だと使いにくいと思われる人には、天然オイルと混ぜて使うのもオススメです。
オイルとブレンドすると、シアバターの伸びが良くなり、保湿剤としていっそう使いやすくなります。ハンドクリームや化粧下地としても、うすく伸ばして使えるので便利ですよ。

 

シアバターと天然オイルをブレンドする方法

ブレンドする天然オイルは、お好みで選んで下さい。
オリーブオイル、スイートアーモンドオイル、グレープシードオイル、セサミオイル、ココナッツオイル、ホホバオイルなどが良いでしょう。

分量は、シアバター8割、天然オイル2割くらいが適当ですが、ゆるめがお好みでしたらオイルを多めにすると良いでしょう。
作り方は、溶かして混ぜるだけで簡単です。

 
1. シアバターを湯せんで溶かします。

2. 天然オイルも別の容器で30度~40度程度に温めておきます。

3. シアバターとオイルを混ぜ合わせ、氷水を張ったボールに容器ごと入れて冷やします。

4. 冷やしながら竹串などで5分程度クルクルと混ぜ合わせます。

5. クリーム状になったら冷蔵庫で一晩寝かせて出来上がり!

 
オイルの代わりにハチミツを使っても、殺菌効果のあるクリームが出来上がります。
ハチミツを使うときには、混ぜる時間を長めにしたほうがうまくいきますよ。
まとめて作っておけば、家族でいろいろな用途で使えて重宝です。

 

シアバターで足裏マッサージ

シアバターの使い方でイチオシの方法が、足裏マッサージです。
シアバターには肌をやわらかくする効能があるので、角質で硬くなった足裏をほぐすのにピッタリです。シアバターはそのままでも良いですし、オイルをブレンドした自家製クリームでも使えます。

 

マッサージの前に足裏ストレッチ!

足裏に手のひらを当て、足の指の間に手の指をはさみ込みます。そのまま左回り、右回りと、ゆっくり動かしてストレッチをしましょう。指の関節がほぐれ、リラックスできます。

 

シアバターはたっぷり!

十分な量のシアバターを手に取り、くるぶしから下の足全体に塗り込んでいきます。くるぶし、足の甲、指先、足裏と、全体に行き渡るようにしましょう。シアバターをそのまま使う場合は、肌の温度で後からオイル状に溶けていくので、最初につけすぎないようにしたほうが良いでしょう。

 

足の甲をマッサージ

初めに、足の甲をマッサージします。両手の親指で足首から指先に向かって押し出すようにマッサージします。

 

足裏をマッサージ

足裏には全身のツボがあると言われています。かかと側から指に向かって押しながらマッサージします。片方ずつ、両手の親指でしっかり押していきましょう。

 
いかがでしたでしょうか。肌になじみやすいシアバターは、足に塗ってもすーっと溶け込み、ベタつきが残りません。すぐにはだしで歩いても滑らない、というのもメリットですね!

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