気になる鼻の黒ずみの原因と正しいケアの仕方

 
鼻の黒ずみって、いったん気になりはじめるととことん気になりますよね。
鼻の黒ずみを解消するためには、洗顔をはじめとする正しいスキンケアを行うことがなによりも大切ですが、それにはまず、ご自身の鼻の黒ずみの原因がなんであるか知っておく必要があります。

 
ひと口に鼻の黒ずみといっても、それは数種類に分類されており、間違ったケアを行うことによりいつまでも症状が改善されなかったり、症状が悪化してしまったりすることがあります。

 

角栓の酸化

以前から角栓が気になっていたのにも関わらず、それを放置しておくと毛穴の中に滞留している角栓が酸化し、ポツポツとした毛穴の汚れが目立つようになってきます。
ます、クレンジングと洗顔を行ったあとのご自身の鼻の黒ずみを鏡でよく観察してみて下さい。
毛穴が開いていて、その中に黒い角栓がビツシリと詰まってはいないでしょうか？
これが当てはまるようであれば、それは明らかに角栓の酸化による鼻の黒ずみです。
ひとまず角栓を綺麗に除去しないことにははじまりませんので、次の方法を参考に、角栓の除去を行いましょう。

角栓は、70％がタンパク質、30％が皮脂で構成されており、皮脂は洗浄成分で洗い流すことができますが、タンパク質は洗浄成分で洗い流されるような生やさしいものではありません。
角栓のタンパク質を溶かして除去するのに有効な方法、それは、私たちの身近にあるものを利用する方法です。
それは、重曹洗顔。
重曹は家具などのお手入れで大活躍することで知られていますが、食品専用の重曹もありますね。鼻の角栓除去のために使用する重曹は、できれば精製度の高い食品用がベストですが、少々精製度の低いお掃除用のものでもOKです。
また、お掃除用の重曹が口に入っても少量であれば問題はありませんが、できる限り口の中へ入ってしまわないよう注意して下さい。

 

重曹洗顔

方法はとても簡単。洗顔後、気になる鼻の黒ずみ部分にぬるま湯で溶いた重曹を乗せてクルクルとマッサージを行います。あとは、ぬるま湯で流すだけ。
このマッサージは、お風呂上がりなど毛穴が開きやすい状態になったタイミングで行うことがベストです。

ただし、面白いからといって毎日マッサージすることだけは避けて下さい。
重曹はタンパク質の除去に高い効果を発揮するものではありますが、重曹でのケアを行い過ぎると乾燥肌を招く結果となり、皮脂分泌が多い鼻となってしまいます。
また、コメドプッシャーなどで押し出してしまうという方法もありますが、これはお肌を傷つけてしまう可能性がありますので、おススメすることはできません。

 

鼻の産毛

黒ずみとともに、鼻の頭や小鼻がざらついている感じなのであれば、それは鼻の産毛が原因で起こっている黒ずみであることが考えられます。
毛穴をよく観察してみて下さい。見落としてしまいそうな細かい産毛が毛穴から飛び出していませんか？
もしもこれが当てはまるのであれば、鼻の黒ずみの原因となっている産毛をなんとかしなくてはなりません。鼻の産毛を処理する方法にはカミソリやシェーバーで剃る方法、除毛クリームで産毛を溶かして除去する方法、ワックスで一気に引き抜く方法、鼻用パックの糊の力を利用して脱毛する方法などがあります。

では、どの方法がベストなのでしょうか？
正解は”どれもおススメすることができない”です。
たとえば、カミソリやシェーバー、除毛クリームなどは根本的な脱毛とは異なりますし、ワックスや毛穴パックではお肌へのダメージが大きくなります。

では、どうすればいいのでしょうか？
鼻の産毛の脱毛方法としておススメすることができるのは、医療脱毛で脱毛を行うことです。
ですが、医療脱毛と聞くとどうも高額なイメージが先行して、ひるんでしまう方もいらっしゃることでしょう。
鼻の産毛脱毛は狭い範囲を処理するものであり、脇や脚脱毛のような高額な費用を必要としません。
医療機関にもよりますが、初診料と施術でおよそ1万円が相場です。
ただし、医療期間によっては鼻の産毛脱毛を行っていないこともありますので、事前に医療期間に問い合わせを行い、取り扱っている施術を確認しておきましょう。

 

色素沈着

毛穴に角栓や産毛がなくざらつきがない場合には、色素沈着によるシミが原因となっていることが考えられます。
色素沈着が起こる原因には、紫外線の影響を受けたことによるもの、メイクの洗い流し残しが原因となっているものなどがありますので、もう一度洗顔方法の見直しを行うとともに、週1回程度のピーリングを行い、ビタミンC誘導体などの美白成分を高濃度で配合した化粧水でケアしてみましょう。
また、この場合では身体の内部からのケアも必要となりますので、ビタミンCをはじめとするビタミン類を積極的に摂取することを心がけましょう。

 

大変、全部当てはまる！　そのようなときには？

角栓、産毛、色素沈着の順番で、気長にケアを行うしかありません。特に角栓の改善には時間がかかりますのでイライラすることがあるのではないかと思いますが、焦ってもなにもいいことはありません。
この機会に鼻の黒ずみを解決したいとお考えなのであれば、じっくりと腰を据えてケアを行ってみてはいかがでしょうか。