間違った毛穴ケアがいちご鼻の原因？失敗しない洗顔料の選び方・使い方

 
いちご鼻の原因は、毛穴に詰まった角栓、というのはご存知ですよね。
ツルツルにしたいからと、まめに毛穴パックをしたり、暇さえあれば自分の爪などで角栓を引っこ抜いたりしていませんか？

 
確かに毛穴に詰まった角栓を取り除くと、手触りがツルツルになります。
でも、それは一時的なもの。
物理的な方法で角栓を取り除いても、元の毛穴はポッカリ穴が開いた状態。
開いた毛穴に再び皮脂汚れやメイク残しが溜まって行って、新たに角栓ができてしまいます。
無理な毛穴ケアは、逆に角栓を詰まりやすくさせてしまう……というわけなんです。

 

毛穴パックやシートでいちご鼻が悪化する？！

いちご鼻専用の毛穴ケア製品は、ドラッグストアでも豊富に取り扱われていますよね。
それだけ毛穴を気にしている人が多いということ。
中でも人気の、貼ってはがすだけで面白いほど角栓が取れる毛穴パックやシート。
誰でも一度は使ったことがあるのでは？
角栓が一度にごっそり取れるので、はまってしまいやみつきに……という経験がある人も、少なくないのでは。

でも、毛穴ケアのやり過ぎは結果的にさらに毛穴を開かせ、角質まではがれてしまいます。
肌のバリア機能まで壊してしまう、といったリスクも。
毛穴ケア製品はあくまでサブ的に用いるようにしましょう。

「じゃあ、いちご鼻を治す方法はないの？」

毛穴ケアをするよりも、普段のスキンケアでいちご鼻を改善する方法があります。
それは洗顔を変えること。
洗顔だけでいちご鼻を治せるの？と不安な方も多いでしょう。
ポツポツ毛穴に悩む人の中には、過剰な毛穴ケアで症状を悪化させている人が少なくありません。
むしろ何もしないほうが、皮脂の分泌を抑えバリア機能や保湿力がアップし効果的なんです。
洗顔だけでいちご鼻を治すことは可能、というわけなんですね。

 

いちご鼻を治す洗顔料選び

あまり知られていませんが、弱酸性の洗顔料では肌の汚れをしっかり落とすことはできません。
肌の汚れの成分である皮脂は酸性。酸性の汚れは、アルカリ性の石鹸で洗い落とすことができます。
肌と同じ弱酸性の洗顔料で洗った方が絶対にいい、というわけではありません。
「肌にやさしい」というキャッチコピーを鵜呑みにせず、石鹸本来の働きをしてくれる洗顔剤を選びましょう。

同時に界面活性剤は不使用のものを選ぶと、肌への負担もかかりません。
ご存知の通り、界面活性剤はタンパク質を溶かす働きがあり、食器用洗剤等に使われていますよね。
使い過ぎると肌のバリア機能を壊してしまう性質があります。
洗浄力の強いものは、皮脂の分泌をますます増やします。
とにかく毛穴をキレイにしたいからと、一所懸命洗っていても皮脂の分泌を増やす原因を作っているだけ。
顔を洗えば洗うほど、肌が脂ぎったり角質が固くなったり、毛穴が詰まる……という悪循環を生みます。

おススメの洗顔料は、泥（クレイ）や酵素を使った洗顔料。
うるおいはそのまま、毛穴の奥の汚れに吸着して角栓ができにくい肌に導いてくれますよ。
また、炭成分を配合した石鹸もツルツルの肌になります。

メイク落としの後にまた洗顔をしている方もいますが、洗顔のしすぎは肌を傷めてしまいます。
できればダブル洗顔不要タイプを選びましょう。

 

いちご鼻のための正しい洗顔方法

間違った洗顔でいちご鼻を悪化させていた……なんてことがないためにもキホンの洗顔を押さえておきましょう。
洗顔料はしっかり泡立てて、ゴルフボールくらいの大きさが目安です。
泡立てネットやスポンジを使うと便利ですよ。

洗う水の温度はぬるめのお湯か水で洗います。
冷水を使うと毛穴が引き締まるのでは？という声もありますが、冷水は皮脂などの汚れが落ちにくいんです。

洗う時はまずはTゾーンを最初に洗います。
よく頬から洗う人がいますが、頬は顔の中でも乾燥しやすい部分です。
Tゾーンは顔のパーツの中でも最も皮脂の量が多い所。
そのため、最初に洗うのが一番理に適っている、というわけなんです。

洗うときは、肌に直接手が触れないように、泡でクルクル回しながらやさしく丁寧に洗います。
ゴシゴシこすったりするのはNG。
なるべく指が肌に直接触れないようにするのがポイントです。
すすぎも同様に、水をパシャパシャかけるようにして泡を洗い流します。
肌に洗顔料が残らないように、すすぎは洗顔より丁寧に時間をかけましょう。
すすぎにシャワーを使う人がいますが、肌の乾燥の原因になるのでやめておきましょう。

 
肌の水分不足は、肌が脂っぽくなったりますます毛穴を詰まらせる原因になります。
洗顔後は、化粧水と乳液でしっかり保湿することも忘れないでくださいね。