保湿・紫外線対策は十分？オールインワン保湿ジェルの正しい使い方

 
忙しい毎日を過ごしていると、スキンケアもできれば手短に済ませたいと思うものです。
そんな女性の声に応えられる商品が、保湿ジェルです。

「これ一つで水分補給と保湿が行えます」といった謳い文句が書かれている保湿ジェルは、その言葉通り、化粧水よりも粘度があり、保湿力もある、これ一つでスキンケアを済ますことができるとても便利なアイテムです。
しかも一昔前までは、まだ数千円はするものが主流だったのに、今では1,000円以内で購入できるプチプライスなものの種類も増えてきたので、手軽に試しやすく、続けやすくなったのも魅力です。

保湿ジェルは清潔に使用することを心がけて！

保湿ジェルの多くは、ジャータイプの容器や、シャンプーのようにプッシュして出すタイプのボトルに入っています。
プッシュして出すタイプは心配ありませんが、毎日指でつけるジャータイプの場合は、取扱いに注意が必要です。

基本的に特に使用期限の記載の無い化粧品は、常温で3年間品質が変化しないよう、防腐剤やビタミンなどを配合して雑菌の繁殖を防いでいます。
しかしジャータイプの化粧品は、頻繁にジャーの中に指を入れることから雑菌が混入しやすく、あまりに雑菌が繁殖すれば変質のおそれが無いとも言いきれません。
きちんと最後まで安全に保湿ジェルを使い切るためにも、使用する際の手は、必ず綺麗に洗ってからにしましょう。

また、顔につける場合も、顔をきちんと洗顔しておくことが鉄則です。
昨日のメイクの汚れや酸化した皮脂が乗ったままの顔に保湿ジェルを使っても、保湿ジェルの効果を活かすことはできません。
よく泡立てた洗顔料や肌に合ったメイク落としできちんと綺麗な素肌に戻してから、保湿ジェルを使用しましょう。

保湿ジェルだけで乾燥する時はどうしたらいい？

「これ一つで保湿までOKです」と謳ってあっても、使う人の肌質によっては、乾燥を感じる人もいるものです。
そんな場合は乾燥を感じる都度乾燥する部分に保湿ジェルを重ねてもいいですが、あまり頻繁に乾燥したり、明らかに保湿ジェルのみでは保湿力が足りない場合は、保湿ジェルの後に乳液やオイル、クリームなどの保湿のフタをプラスすることをお勧めします。

保湿ジェルの主な目的は水分補給と保湿です。
化粧水よりは保湿力があるので、水分の蒸発をある程度は防ぐことができますが、元々の保水力の低いインナードライの肌や、皮脂分泌が極端に少ない乾燥肌の場合には、保湿ジェルだけでは力不足になることもあります。
「これ一つでOK」の言葉を過信せず、自分の肌と相談しながら、適宜必要に応じてアイテムを足していきましょう。

UVケアは専門のアイテムを使用して

「これ一つでOK」と謳われている保湿ジェルの中には、紫外線をカットする効果のあるものもありますが、多くの商品は保湿目的で、紫外線をカットする効果が無いものが多いようです。
そのため、保湿ジェルでケアした後、紫外線から肌を守るUVケア商品を使うことは肌トラブルを防ぐという意味でもとても大切です。

特に汗ばむ季節などは、たとえ保湿ジェルの中に紫外線カット効果のある成分が入っていても、ジェルは汗で容易に落ちてしまいます。
上から日焼け止めやUVカット効果のあるベースメイクを重ねることで、肌にUVカット成分の層を作り、汗をかいてもUVカット成分が肌に残り、紫外線から肌を守ることができるよう心がけましょう。

活性酸素の原因となり、シミやシワだけでなく、ニキビやくすみの原因にもなる紫外線は、季節を問わずしっかりケアすることが大切です。
スキンケアの一手間は増えますが、保湿ジェルを使用した後も他のスキンケアアイテムを使用した時同様に、必ず紫外線対策をする習慣を身に付けましょう。

週に一度のスペシャルケアにも大活躍の保湿ジェル

週に一度、化粧水をコットンやフェースシートにたっぷり浸み込ませて5分貼り付けるローションパックをすると、より肌の潤いをアップさせることができお勧めですが、保湿ジェルを使うと、より手軽に潤いのスペシャルケアをすることができます。

方法としては、保湿ジェルは既に粘度のあるジェルの状態なので、よく洗顔した顔にジェルをいつもよりたっぷりのせ、鼻や口の部分に穴を空けたラップを被せて5分ほど待ちます。
毛穴がしっかり開いている入浴後などに行うと、潤い成分がより効果的に肌に浸透するのでお勧めです。
5分経ったらラップを剥がし、必要に応じてごく少量の乳液や保湿オイル、クリームなどを伸ばしておくと、さらに潤い効果をアップさせることができます。

化粧水よりも手軽で保湿力もある保湿ジェルは、毎日のスキンケアだけでなく、週に一度のスペシャルケアも簡単に行うことができる優れたアイテムです。
ぜひ自分に合ったものを選んで、毎日のスキンケアに正しく取り入れて、スキンケア時間を短縮していきましょう。

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