サプリメントやドリンクでヒアルロン酸を正しく摂取する方法

 
1ｇで6リットルもの水分を抱えることができる、抜群の保水力を持つヒアルロン酸は、肌が本来持っている成分であり、アンチエイジングや保湿に欠かせない美容成分です。
そんなヒアルロン酸が配合されたスキンケアアイテムを使用している人は多いことと思いますが、化粧品以外にも、サプリメントやドリンクなどでもたくさんの商品が販売されているので、化粧品とも気軽に併用することが可能です。

 
スキンケアとの相乗効果でさらに高い保湿効果やアンチエイジング効果を期待することのできるヒアルロン酸入りのサプリメントやドリンクは、比較的安価なものも多く、コンビニやドラッグストアで簡単に入手することもできるので、より効果的で安全な方法で摂取すれば、その効果を最大限に活かすことができます。
そんなヒアルロン酸サプリメントやドリンクの、正しい摂取方法をご紹介したいと思います。

 

空腹時は避け、できるだけ食後に摂取する

風邪薬などを飲む時に、よく食後30分以内に飲むように指示がありますが、サプリメントやドリンクも同様で、食後30分以内に摂取することで、体への負担も少なく、最も効果的に体内にヒアルロン酸を取り入れることができます。
食後は食べ物が胃にあるので、胃の粘膜を痛めにくく、また、食べ物が体の中でどんどん消化吸収されていくことから、サプリメントの吸収率もアップすることが理由です。
また、飲み込む際は唾液などで、ささっと飲み込んでしまう人もいるようですが、できればコップ1杯の水で、薬を飲むのと同じ要領でしっかり胃まで送り届けましょう。
より効果を実感するためにも、緑茶やコーヒーより、水や白湯で飲むことがお勧めです。

コンビニなど手軽に入手できるヒアルロン酸配合のドリンクなどは、間食や朝食の代わりとして空腹時に飲む人も多いですが、ドリンクもサプリメント同様、できれば食事の後や、間食で何か食べ物を食べる時まで待ってから飲むとより効果的です。

 

吸収率がより高い低分子ヒアルロン酸配合のものを選ぶ

ヒアルロン酸は肌だけでなく、加齢やスポーツで傷めた膝の痛みなどにも効果のある成分です。
そのため、サプリメントで摂取し続ければ、肌の潤いがアップしてくるのは勿論のこと、膝などの痛みで悩んでいる人には、これらの症状改善にも効果を発揮します。

しかしヒアルロン酸は体内に摂取してもそのままでは吸収されず、一旦は肝臓で糖に分解されてから腸で吸収され、それぞれの場所に運ばれて再びヒアルロン酸として合成されることから、サプリメントのヒアルロン酸は分子が大きく、本来吸収するべき腸でもなかなか吸収されにくいのでは？と言われることもあります。
実際には大きい分子のヒアルロン酸サプリメントでも一定の効果はあるようですが、よりその美容効果を実感したい人には、近年数も増えてさらに吸収率の高い、低分子のヒアルロン酸配合のサプリメントやドリンクがお勧めです。

低分子ヒアルロン酸は、ナノサイズにヒアルロン酸を小さくしたナノヒアルロン酸という名前でも出回っています。
サプリメントやドリンクを選ぶ際の、一つの目安としてみましょう。

 

摂取量は厳守する

鳥の手羽先や豚肉、鮭やオクラ、納豆などにも多く含まれているヒアルロン酸ですが、熱に弱いため、加熱調理をしているうちにその量も減少してしまうという欠点があります。
しかしヒアルロン酸サプリメントやドリンクなら、必要な量のヒアルロン酸を手軽に摂取できるだけでなく、調理する手間もかからず素材も選ばないので、より確実に美容効果が実感しやすくお勧めです。

また、ヒアルロン酸は元々肌が本来持つ保湿成分なので、一日でも早くその効果を実感しようと、自己判断で用量よりもたくさんの量を摂取する人がいます。
確かに肌が本来持っている安全な成分ですが、どのような成分も取り過ぎは厳禁です。
特にヒアルロン酸は、大量に摂取すればする程、体内でヒアルロン酸を合成する力が弱まってしまうので、良かれと思って多く摂取することで、サプリメントやドリンクの効果を実感しにくくなるということも起こってしまいます。

より効果的に飲み続けるためにも、必ずサプリメントやドリンクに記載されている用量や本数を厳守しましょう。

 

コラーゲンとの相性が抜群

ビタミンCやビタミンEなど、様々な美容成分との相性も良いヒアルロン酸ですが、体内に摂取したヒアルロン酸がその効果を存分に発揮するためには、コラーゲンが必要です。
コラーゲンはヒアルロン酸と一緒に摂取することで、ヒアルロン酸を包み込み、その潤い効果をキープする役割を果たす成分です。

逆に体内のコラーゲンが不足していると、せっかくサプリメントやドリンクで摂取したヒアルロン酸が十分にその効果を発揮し辛くなってしまいます。
ヒアルロン酸配合のサプリメントやドリンクには、コラーゲンも一緒に配合されているものが多いですが、もし、ヒアルロン酸のみでコラーゲンが一緒に配合されていない場合は、コラーゲンのサプリメントと併用したり、コラーゲンを多く含む豚肉や鰻、手羽先や鳥皮、ゼリーなどを食事に取り入れ、一緒に摂取するもの効果的です。